ムーンライト信州で鉢伏山〜北ア大展望と雪山の失敗〜

2017年03月25日(土) [日帰り]

• GPS: 14:15
• 距離: 34.7km
• 登り: 2,069m
• 下り: 1,315m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:29
• 休憩: 0:45
• 合計: 14:14

距離 34.7km 登り 2,081m 下り 1,315m

4:17 塩尻駅
8:52 8:58 高ボッチ山
10:35 11:11 鉢伏山
13:23 13:24 二ツ山
17:25 17:27 三峰山
18:19 和田峠、農の駅駐車場
18:31 ゴール地点

【往路】
立川駅00:29発　塩尻駅04:11着

アクセス

利用交通機関：

電車

ムーンライト信州号

写真

3/25 0:30

立川駅！とうとうやって参りました、人生初のムーンライト信州！今日は長野県、鉢伏山に行きます！楽しみ〜(≧▽≦)

3/25 0:31

入線からテンションあがるー！

3/25 0:41

車内は寝られるか不安でしたが、バッチリ3時間くらいは寝られたと思う！もともと電車やバスの中で寝るのが苦手でしたが、最近割と寝れる。慣れかな？

3/25 4:18

ほとんど誰も降りない塩尻駅に到着ー！さて、ここから10km近く下道を歩きます。

3/25 4:59

塩尻市街地の夜景。サラリーパーソン時代の同僚が住んでいるので時間があれば会いに行きたいな（山の帰りはいつもバタバタしていて時間が無い…）。

3/25 5:09

やや明るくなってきた

3/25 5:20

薄明かりの中から雪山が！やや雲がありますが、この後晴れてくれるでしょうか

3/25 5:29

わおわお！常念山脈がとても良い感じ！これなら上に行った時にバッチリ見れそうだよ。急ぐぞー！

3/25 5:59

曇らないで待っててよ！

3/25 6:02

アスティかたおかに到着。ここまで1時間半ちょっと。ここから登山道です。

3/25 6:23

あまり使われていなそうな登山道でした。分岐も多く、途中ロストしたところも。

3/25 6:36

一応時々看板もありますが

3/25 6:37

こんな感じで荒れています

3/25 6:47

雪がサラサラタイプで滑るので、今日は早くからチェーンスパイクを装着しました

3/25 6:50

えええ、まだ0.2kmしか進んでいないの…

3/25 7:23

基本的に分かりやすい道です

3/25 7:36

ここらへんの踏み抜きは15cmくらい

3/25 7:45

牧場に出たー！

3/25 7:48

あれが鉢伏山ね

3/25 7:51

わー！きゃー！

3/25 7:51

北アルプスどーん！至福ですわ…今日はこれを見に来たんですよー！

3/25 7:51

経ヶ岳の奥に木曽駒ヶ岳

3/25 7:51

御嶽山ははモヤっている

3/25 7:52

鉢盛山

3/25 7:52

乗鞍岳

3/25 7:52

穂高岳

3/25 7:52

穂高、槍ヶ岳、常念岳！

3/25 7:52

槍ヶ岳アップ！こんなバッチリ見れるなんて！サイコー過ぎます

3/25 7:54

穂高岳アップ！去年ここを縦走したんですよね。また行きたい！

3/25 7:53

遠くてややモヤっていますが、後立山方面もしっかり見えました。鹿島槍ヶ岳の双耳峰が目立ちますね！白馬三山も。夏のムーンライトは絶対あっち方面行く！

3/25 8:08

広い牧場から下界を見下ろし、奥に対峙する北アルプス。写真で見ていましたが、やっぱり生の感動は違いますね

3/25 8:10

鉢伏山からも景色良さそうだ！

3/25 8:12

絶景独り占め

3/25 8:29

山頂に近付いて参りました

3/25 8:29

だだっ広い

3/25 8:37

モヤってはいるものの甲斐駒ヶ岳など、南アルプス方面も見えた

3/25 8:37

うっすら富士山。分かります？

3/25 8:37

甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ケ岳。やっぱり太陽のある東はいまいちですね

3/25 8:37

八ヶ岳。毎年行っているので、今年はムーンライト信州を使って、富士見駅→阿弥陀南稜→大同心→天狗岳→茅野駅というルートにチャレンジしようかと思っています。

3/25 8:40

高ボッチに到着。うお、諏訪湖！花火大会ここから見ても良いですね！

3/25 8:41

編笠山、権現岳と諏訪湖

3/25 8:52

高ボッチ山頂に到着ですー！まだ9時というのが素晴らしい。

3/25 8:52

八ヶ岳全景をバックに

3/25 8:52

鉢伏山をバックに

3/25 8:52

こう見ると諏訪湖って大きいな

3/25 8:52

霧ヶ峰も見えた！

3/25 8:53

でも何と言ってもこの北アルプスでしょ！

3/25 9:03

逆立ち

3/25 9:07

夏だと車で来れるみたいですが、この雪景色を味わいたかったので、わざわざ歩いてきた甲斐がありました

3/25 9:16

さて、次は鉢伏山。山頂まで6km！？むぁじぃ！？

3/25 9:17

ところが途中から除雪されておりました。ラッキー！鉢伏山山頂でお話した方の推測によると、先日起こった墜落事故の関係で、通れるようにしたのではないかとのこと。

3/25 10:00

アスファルトをひたすら攻めてもうすぐ鉢伏山。最後は周り込むので目の前にあるのにやたら時間がかかる。そして今日は足取りが軽い。これなら最後まで行けるかな？

3/25 10:12

誰もいない

3/25 10:38

ここでお一人と遭遇。今日人と会ったのは鉢伏山のみで僅か2名。地元が松本とのことで超絶羨ましい。こんなところに気軽に来れるなんて。

3/25 11:05

無事に鉢伏山に到着ですー！塩尻駅から6時間ちょっとでした！それにしても絶景。今日はここでおしまいでも良い気分になるほど永遠に見ていられます。

〜登った百名山の数〜
日本百名山　　(33/100)
日本二百名山　(18/100)
日本三百名山　(18/100)
関東百名山　　(54/100)
甲信越百名山　(36/100)

3/25 10:44

最高地点はこちらのようです

3/25 10:28

さて、ここから先は長い長い縦走ルート。踏み跡は全く無い。

3/25 11:31

ひーひー！踏み抜くから体力奪われてなかなか進みません。かなり進んでいると思ったら、三峰山まで8kmもあるなんて！あー、さすがに美ヶ原は無理やな…

3/25 11:39

三峰山があんなに遠い…

3/25 11:59

最初のほうは多いところで50cmくらい踏み抜く程度でしたが、しばらく行くとアップダウンが激しくなり、吹き溜まりも増えてご覧のように積雪100cmを超えるところも。脇近くまで埋まって動けなくこともしばしば…

3/25 12:26

GPSをご覧いただければ分かりますが、途中ロストしてしまいました。晴れていて方向がおかしいことに気が付きましたが、絶対雪っていたら分からない

3/25 12:39

ようやく二ツ山が見えてきた。きっと無雪期だとあっさりと来れてしまうのだろうな…標準CT比の2倍、普段の3倍は時間かかっていそう…

3/25 13:19

時間の余裕は無いですが、ルートからやや外れて山頂へ

3/25 13:23

二ツ山に到着だ！鉢伏山から二時間半近くもかかった！これはやべーぞ。今日は三峰山でおしまいだな

3/25 13:23

山頂付近はなだらか。癒されます

3/25 13:32

蓼科山が少し近付いたみたいね

3/25 13:42

さて、この先が本当にヤバかったです。ヤバ過ぎて必死だったので写真がありません。斜度60度くらいの斜面をトラバースするところが連続。滑る滑る。谷に真っ逆さまになりそうに。さすがまずいので夏道ルートを逸れて尾根沿いを進むことに。そしたら今度は斜度75度くらいの場所や、ヒドイところは90度近い崖で完全にツリークライミング状態。うはー！

3/25 13:59

完全に失敗ですよね。山頂付近の写真や降雪状況だけ確認して、なだらかな山域で危険も少ないと勝手に思い込んでいました。情報も人気も少ないマイナールートの雪山稜線縦走、初級者が行っちゃダメな組み合わせですた…あぁ、マジで山の師匠が欲しい…

3/25 14:55

ところどころ目印ありますが、無いところも多い。GPSを常にチェックします。

3/25 15:04

二ツ山を振り替えって。1時間半も経つのにこんなに景色が遠くなっていないなんて初めてだ！

3/25 15:04

ちょうどコルのあたり。このまま沢沿いを下ってみたいななんて絶対にやってはいけないことが脳裏に浮かびます。もちろんあかんです。

3/25 15:09

しっかりと三峰山まで行った後にあそこまで戻るのだ

3/25 15:19

ようやく三峰山が見えてきました。既に15時回っている…終電ギリギリかもしれないな、これは。

3/25 15:20

ビーナスラインは夏のドライブコースとして最高ですよね。免許取って一番に出掛けたところ。

3/25 15:48

痩せ尾根も結構あります。雪庇になっていないか分からないところも多いので慎重に。ところどころトラロープが見えたので、まぁ無雪期でも難易度簡単ではないところのようですね。

3/25 16:06

写真では分かりにくいですが、こんな斜面を延々と登り降りします。木があるのが救い。木から木に線をたどって少しずつ高度を上げます。

3/25 16:07

あと1.2km！もう少しだ！！！既に16時回っているけど…

3/25 17:05

最後の登り返しエグいな（笑）

3/25 17:21

夕暮れが迫ります。日没までには車道に出れそうです。

3/25 17:21

行けるかなと淡い期待を抱いていた美ヶ原。まぁ無雪期なら余裕だったのでしょうけれど、雪道は到底無理でした。また改めて行くからねー！

3/25 17:22

下りは和田峠方面に向かいます

3/25 17:23

三峰山にようやく到着！！！こんな達成感を味わうのは久々だわ！！！

3/25 17:23

辿ってきた鉢伏山方面。いつも「遠くまで来たもんだなー」と思うのですが、今日は「全然距離進めなかったなー」という感想です

3/25 17:24

で、ここから3時間くらいあそこまで走らなければ（笑）

3/25 17:25

八ヶ岳がアーベンロート！

3/25 17:43

アップ！ややガスっていますが美しいです

3/25 17:47

デットポイントが来ていますが、終電まで時間の余裕は無いのでダッシュ！車道を走るのはいつも通りのことですし、走り続ければ間に合う時間ではあるのですが、さすがに今日は精神的に疲れたので、あわよくばヒッチハイクしたいなー

3/25 18:17

冬季閉鎖中の区域から出ます

3/25 18:28

中山道に合流。そしたら後ろから来た車がいきなり止まって、おじさんが「乗っていくかい？」とのこと！ひゃー有難すぎる！！！というわけで歩きはここでおしまい。岡谷駅まで連れて行っていただきました。んでこの乗せてくださった方がとてもすごい方で、配送先の山形から下道でご自宅のある愛知の岡崎に帰る途中だとか！他にも色々と下道で全国疾走していて運転をこよなく愛する方でした。素晴らしい方に出会えて最高です。

3/25 19:57

岡谷駅に到着！一時はどうなるかと思いましたが、無事に帰ってこれて本当に良かった。次の日、高校生が雪崩で遭難死したニュースが入ってきてガクブル。雪山は恐ろしいですね。

車に乗せて頂いたおかげで時間にかなり余裕ができましたので、駅近くでラーメンを頂きました。さすがにB級グルメや郷土料理のお店はもうどこもやっていません。あー、今日は全身運動だったのでラーメンがいつも以上に美味しい。

3/25 19:59

それでは帰ります。東京から2890円でこの景色を堪能できるなんて最高ですよね。なお、来週は茨城北部の山に友人と行く予定でしたが、ナントその友人が車で事故ってしまったとのこと。無事で何より…とりあえず来週も単独行になりそうです。どこ行こうかな。雪じゃないところに行きたいな（笑）

撮影機器：

COOLPIX S6900 NIKON

iPhone 6 Plus Apple

コメント

Alkaline

ムーンライト信州
初、ムーンライト信州お疲れ様でした。
途中シビアな場所があったみたいですが無事帰還なによりです。
東京や埼玉の雪と違いサラサラ雪の急斜面トラバースって怖いですよね。積もり方によっては表層雪崩の危険もあるし学ばねばならないことがたくさんあります。
自分も師匠がいないので独学ですがステップアップを誤ると大変なことになるから匙加減が難しいですよね。
わたしは前回の山行での反省でツェルトを購入しました。無意味に家で広げて被ってみたりしています（笑）。

Genkid

Re: ムーンライト信州
師匠がいないと、ステップアップの匙加減、本当に難しいですよね…ただ、先日の那須の雪崩事故で感じたのですが、ベテランと言えど知識が偏っていることもあるし、無茶するタイプの人もいますから、師匠がいれば安全というわけではなく、やはりセカンドオピニオン等も必要だなと感じました。
登山ショップの雪山講習会等に参加するという方法もあるんでしょうけれど、知識もスキルもまばらに身についてしまっているせいで集団学習には向いていないから、やはり個人指導してくださる方がいると良いですよねぇ…

ツェルトGETですか！夏山でも幅が広がりそうですね（笑）

トモエ

おつかれさまです！
松本の裏山　鉢伏山から三峰山といいお山ですが冬は大変ですよね…。

読んでいて「このままどうやって帰路につけるのか？」
と読み進めてたら最後に素敵なおじさまに岡谷まで乗せてもらえたとのこと。　
読んでホッとしました。
大冒険でしたね！とても楽しい記録でした。ありがとうございます。

Genkid

Re: おつかれさまです！
ありがとうございます！
鉢伏山から三峰山、景色も良い箇所も多くて本当に素晴らしいコースですね！確かに三峰山に近付くほど大変な箇所もありましたが、全体を通してとても楽しかったです！
三峰山から時速8km程度で下諏訪駅まで走れば終電に間に合う計算だったので、いつものようにそのまま車道を走り続けることもできたのですが、多大なご厚意に甘えてしまいました。福島通過の際にもヒッチハイカーを乗せたらしく、素敵な方に巡り合えたなと思っています。