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記録ID: 110473
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ハイキング
箱根・湯河原

巣雲山

2009年03月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:09
距離
11.6km
登り
634m
下り
639m

コースタイム

宇佐美駅 09:25
阿原田峠 10:35
巣雲山  11:00-11:20
巣雲台  11:55
宇佐美駅 12:35
天候 晴れていたが、周囲の高い山には雲が居座って、展望は物足りなかった。
過去天気図(気象庁) 2009年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
(行き)
JR伊東線 宇佐美駅
(帰り)
JR伊東線 宇佐美駅
コース状況/
危険箇所等
巣雲山には「阿原田コース」と「峰コース」の2つの登山道があって、周回ルートを組むことが可能です。
このうち「阿原田コース」の市街地を抜ける区間は退屈そうなので、その区間はウォーキングコースの「みかんの花咲く丘コース」を歩いています。

今回は大した根拠もなく、「阿原田コース」を登りに、「峰コース」を下りに選んでみましたが、結果的には逆回りのほうが気持ち良く歩けそうでした。
一番の理由は、下りに使った「峰コース」の大半を舗装道路歩きが占めていた上に、短い山道の一部にジメジメして滑りやすい急な箇所があり、おまけに展望のない道だったから。
「峰コース」は登りで歩くほうが、滑りやすい箇所を安全に通過しやすいでしょうし、展望がないことから海に背を向けて歩いても何も損することがないのです。

他方の「阿原田コース」+「みかんの花咲く丘コース」については、登りでも下りでも同じように気持ち良く歩けそうです。
特に「みかんの花咲く丘コース」は、いつも見えている海を下山時に正面にして歩く方が、その雄大な眺めをより堪能できるのではないでしょうか。
結論として、「峰コース」で登り、下りは途中まで「阿原田コース」を歩いた上で、最後は「みかんの花咲く丘コース」に入るというのが、最も楽しめる回り方ではないかと思っています。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。

感想

宇佐美駅の北側の踏切を渡った後で、「みかんの花咲く丘コース」は杉本公園の近くから一旦北に向かうことになっています。
が、杉本公園の周囲を一周しても、それらしい案内がなくて少々戸惑いました。でも北に向かう道が1本しかなさそうなので、そこを入ってみたところ、どうやらそれで正解だったようです。

その道は、みかん畑の中を進むコンクリート舗装の農道で、比較的急な登りでどんどん高度を上げていきます。
しばらく登ってからは、振り返ればいつでも、眼下に広がる宇佐美の街並みと、その先の大海原、という景色を楽しめるようになります。右のほうには少し霞んで伊豆大島も見えていました。

そんな道は延々と続いて、「阿原田コース」と合流した後も、さらにみかん畑の中を歩き続けていきます。
しばらくして舗装道路の終点に出て、登山道の標識を見るのですが、その先もなかなか山道にはならず、かなり長い距離にわたって砂利道が続きました。
ところどころで古い山道の痕跡が現れるところをみると、かつての登山道を串刺しにするようにして新たな林道が建設され、登山道が荒廃してしまったようです。

ついにその砂利道も終わる地点まで来ると、そこは森林が伐採されて広く開けており、海側の展望が見事でした。伐採した樹木を利用したらしいベンチも数多く置かれていて、途中で休憩していくには絶好のポイントとなっていました。

ようやく山道に入ると、最初に木段の登りが続いた後は、平坦に近い道がかなり長く歩いていきます。植林された杉林の中で、見通しも全くなくて、楽に歩けますが面白味には欠ける区間でした。
再び木段などが現れて登り始めると、上のほうから車やバイクのエンジン音が近づいてきて、やがて阿原田峠に到着します。目の前にあるのは自動車専用道路の伊豆スカイラインで、歩行者は立入禁止でした。

その後は伊豆スカイラインに沿って進むようになるため、バイクなどの爆音が常につきまとって落ち着かない山道となりました。
緩やかなコブを1つ越えて、周囲がススキなどの草原に変われば、もうそこは広い頂上の一角です。やがて展望台が見えてきて、草原の中の道を展望台に向かって進むと、標識や三角点のある頂上に到着しました。

展望台に登ると360度の展望が見渡せて、眼下に広がる雄大な眺めは壮観です。
しかし今日は雲の多い1日で、富士山はほとんど影も形もなく、その方角には近くの沼津アルプスや愛鷹連峰が見えている程度。南側の山々もかなりの部分は見えていたものの、天城山の核心部はやはり雲の中という、少々残念な眺めでした。

また、頂上に滞在していた20分ほどの間、見かけたのは軽装で荷物すら持っていない若者2人だけでした。たぶん車で伊豆スカイラインを訪れていたのでしょう。
この日は頂上ばかりか、登山道でも全くハイカーの姿を見ることなく、休日なのに本当に静かな山歩きを楽しめました。

下山は「峰コース」に入ります。少し下って、伊豆スカイラインの脇に出た所を左に折れると、比較的急な下りが始まりました。このため車の走行音は急速に遠ざかって、すぐに静かな雰囲気が戻ります。
その一方で道の状態はあまり良くありませんでした。元々石ゴロで歩きにくい道が、水の通り道ともなっており、ここ何日間かの雨の影響で実際に小川のようになっている箇所もあります。
このため注意深く歩いていきますが、さほど長く続かないうちに傾斜が収まって、歩きやすい道になったと思ったら、あっけなく舗装道路に出てしまいました。山道を歩いた距離はいくらもなかった気がしています。

舗装道路で巣雲台や天乙平の別荘地を抜けていくと、やがて道路の両側にはみかんなどの果樹園がいっぱいに広がるようになります。ただし往路と違うところは、海を見渡せる箇所がほとんどないこと。
でもすれ違う地元の人たちがことごとく、挨拶を交わしてくれたり言葉をかけてくれたりするのが、とても気持ちの良い道でした。
そんなのどかな雰囲気を楽しんで下っていくと、やがて市街地に入ってしまって、あとはもう地図を見ながら駅へ向かうだけでした。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2009_01_03/mt2009_01_03.html#20090307

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