寒河江葉山 残雪豊富な稜線を歩く(畑から周回)


- GPS
- 05:13
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 972m
- 下り
- 973m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:15
■葉山は昨年の4/3に登っているが、実は今年はもっと早い時期に狙っていた。実行するに当たって「林道が畑までいつ開通するか」が鍵だった。3/20に下見に行った時は除雪はされているようだったが、畑の5kmほど手前から通行止めだった。3/26は船形山を目指すも敗退し、4/2は仕事で山には行けなかった。4/9は天候不良で湯殿山下見となり、「もう今年は葉山はないかな・・・」と思っていたのだが・・・
天候 | 晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■駐車場までは除雪されていますが、その先はまだ雪で通行できません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■林道で小規模な全層雪崩が発生していました。 ■雪庇はありますが、まだ大きなクラックは生じていません。 ■稜線上は雪が豊富に残っていて、藪漕ぎもないので歩きやすい。 |
写真
感想
この日は先週下見した湯殿山に登るつもりで家を出たのだが、ぶ厚い雲がかかり月山方面は全く見えなかった。そのうち晴れてくるかな・・・と思いつつ、何気なしに見た葉山の稜線に釘付けになった。朝日を浴びた残雪の稜線が白い輝きを放ち実に魅力的だった。「よし、今日は葉山だ!」地形図は用意してないが去年と同じルートなら迷うことはなかろう。
駐車場にはすでに1台停まっていて単独行が登山の準備中だった。自分も車を停め準備をしているとすぐにもう1台。こっちはスキーヤーだった。単独行の男性も同じ周回をとるようだったが、どっち周りで行くか悩んでいるようだった。あいさつをして先に出発。除雪最終地点から先はワカンを着けた。昨年もっと早い時期ですでにこの先も雪がなかったことを考えると、今年はずいぶん雪が多い。と言うか昨年が少な過ぎたのだろう。目的の尾根まで来ると今回は雪がつながっていたので昨年よりも手前で、直接尾根に取り付いた。ここで先の単独行の男性が後に続いていることに気付いた。
尾根に乗ればあとは順調に高度を上げていく。雪は柔らかく蹴り込めるし、踏み抜きもありそうなので最初から最後までワカンで通した。稜線に出ると強風の洗礼を受けた。風に煽られながらP1358~小僧森~大僧森~葉山本山~奥の院まで、途中後続の単独行と2~3言葉を交わしつつ一気に歩いた。風が吹き荒れ、休める場所がなかったということもあるが、この単独行のペースに押された感もあった。
奥の院で風を避けて休憩。単独行と山の話をしながら早い昼食を摂った。話をするうちにこの方は、昨年4月に古寺~鳥原経由で小朝日に上がった際に、小朝日のピークで出会ったmanimaniさんだと判明した。駐車場で見た時からどこかで見たことがあると思っていたのだ。30分ほど休憩するうちにすっかり体が冷えてしまったので、一緒に下山することにした。
登りで疲れた脚に本山~大僧森~小僧森のアップダウンは堪えたが、尊仏平を経由して葉山市民荘までほぼノンストップ。長名水で喉を潤し駐車場に戻った。時刻はまだ12時だった。出発して5時間ちょっと。昨年ほぼ同じルートで7時間弱かかったことを考えるとかなりのハイペースだ。これも健脚のmanimaniさん効果かな。またどこかの山での再開を期して駐車場を後にした。
白い稜線に魅せられ衝動的に登った残雪の葉山。周囲は雲が多く眺望は得られなかったが、自宅から手軽に行ける場所にこんなイイ山があることに感謝。いつかこの魅力的な馬蹄形の稜線を通して歩いてみたいものだ。(TONO)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人