田沢湖・熊ノ台 奇跡の出会い
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- GPS
- 05:56
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 699m
- 下り
- 702m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:56
出発時間:05:25 駐車地
到達時間:07:14 三角点到達
出発時間:10:14 三角点出発
到着時間:11:07 駐車地
全行程:342分
2017.05.13
出発時間:04:39 駐車地
到達時間:06:53 三角点到達
出発時間:07:42 三角点出発
到着時間:09:00 駐車地
全行程:261分
備考:
天候 | 4/30 曇りのち晴れ 5/13 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
熊ノ台無線中継所以降は道なし。 |
写真
感想
4月30日は熊ノ台無線中継所から山頂まで残雪を利用することができたが、山頂は、まだ2mほどの積雪で、三角点標石を発見することができなかった。
山頂で雪穴掘りに疲れて休憩していると、下から鈴の音が聞こえてきた。こんなマイナーな山に登る人がいるのだと感心しながら到着を待っていると、なんと ヤマレコユーザーのKamadamさんであった。固い握手をしてから暫し談笑。秋田駒方面に向かい十丈の滝ルートで周回してくるとのことであった。
5月13日は、だいぶ消雪して藪漕ぎを強いられた。無線中継所裏からチシマザサの激藪の歓迎を受ける。悪天候と藪に気が萎える。しかも、GPSの反応が非常に悪くて使い物にならない。目印のテープを置きながら進むことにした。
あまりの激藪のため、P914手前からは鉈で藪を刈り開けながら進んだ。1回目の登頂では、P914の南東側をトラバースしたが、この藪では無理と判断してP914に進んで尾根を忠実に辿ることにした。
P914から東に進路を変えようと足元を見ると、何かの標石が埋まっているのに気が付いた。標石の苔を払うと農商務省山林局の「主三角点」であった。
さらに、P914から下った鞍部の北側から残雪があり、ここからはあまり藪を漕がずに進むことができた。稜線が近づくと、残雪がさらに多くなって 完全に藪漕ぎから解放されたが、三角点が未だに雪に覆われていないか心配になった。
稜線は2週間前からすれば融雪が進んだが、まだ多くの残雪で覆われていた。周囲は低気圧の接近で、天気は下り坂。ガスと強風で視界はゼロであった。
山頂中央部は依然として消雪しておらず、三角点の標石も露出していなかった。私が2週間前に掘った穴の部分だけが消雪していた。まだ0.6m〜1mほどの雪が残っていた。
また、旧版の1/25000地形図に記載されていた歩道(踏み跡)が一部出ていたが、藪に覆われて完全に廃道となっていた。
周囲の地形とGPSの座標を考慮して、私が掘った穴の少し東側から消雪した穴に向かって掘り続けた。これ以上 季節が進めば完全な藪漕ぎとなるので、何としても本日中の決着を付けたかった。
残雪の上層部が固くて心が折れそうになったが、幸いなことに1mほど掘り進めると標石を発見することができた。この熊ノ台周辺は、藪も濃く気象条件も厳しい場所であることを思いしらされた。
★4/30 熊ノ台 ストリートビュー(パノラマ) 眺望良し
https://goo.gl/maps/cR12BS6DDa22
★5/13 熊ノ台 ストリートビュー(パノラマ) 三角点あり
https://goo.gl/maps/ZNWqLHeibcQ2
コメント
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先日でも山頂部はまだ1mぐらいの雪がありましたか。
4月末に掘った穴から1mほどの所とのこと、前回は惜しかった・・訳ですが、むしろ積雪2m強で穴を掘って、ほぼ正確な所を探し当てる嗅覚に、改めて驚きます。
今回はやはり藪漕ぎもありましたね。お疲れ様でした。
ところで写真25番ですが、右の電波塔の立っている山は上地森なのですか?
私はそのP1,026が下地森と思っていましたが、大きな間違いということになります。その場合はレコを訂正しないと・・
ずうっと私の姿を追っていただいてありがとうございます。恐縮です。
こんなに写真が載るのはたぶん初めてです
25番の写真の件は私が間違っていました。P1,026が下地森で正解です。
さすがに山頂の雪が多かったのには驚きました。もちろん、3回目の登頂は考えられなかったです。タケノコ採りの人は喜びそうな場所ですが、無雪期の登山では遠慮したい場所です。
三角点探しはGPSの座標も大事ですが、誤差分は周辺の地形を判断します。
三角点は基本的に”土”に埋まっており、また測量用に櫓を建てたので、標石の周辺は地形が平坦になっている場所が多いです。
また、雪がある場合は そこだけ雪が尖っていたり、標石の方が温かいので空洞になっていたりします。要するに、何らかの人工的な特徴があるのが特徴です。
あの時、Kamadamさんと別れてから少し雪を掘ったのですが、kamadamさんが赤面山の西斜面をどうやって攻めるのか気になって、しばらく追ってしまいました。
それにしても、奇跡と楽しい時間をありがとうございました
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