東河内から新田


- GPS
- 28:42
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 3,032m
- 下り
- 3,205m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 7:16
- 山行
- 13:14
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 13:36
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
3月、GWと計画していて行けなかった小河内岳から井川雨畑林道への尾根を歩こうと、昨年3月に残雪で下山を諦めた東河内から青笹山への尾根とセットで計画したが、、、
1日目
いつものように静岡で前泊して、新静岡から横沢への始発バスに乗る。珍しく学生で満車近くで座れないかと焦ったが何とか座ることが出来て良かった。学生や他の方も免許センターで下りてその先はいつものように貸し切り状態だった。横沢に着くとすでに井川の自主運行バスが来ていて、見覚えのある運転手さん(nさん)が地元の方?と談笑していた。さすがにこちらも顔を覚えられていて、Twitterをフォローしていると言うと、興味深い趣味の畑のお話を田代で運転手さんが換わるまでずっと聞かせていただいた。アマゴの里への分岐で途中下車させてもらい、隆泉橋を渡り東河内へと向かう。鹿の子池への分岐を越えて、まだ歩いた事のない林道の先に進む。途中、三の沢山への取り付きなどを確認しながらさらに奥へ進み、切通の箇所から少し進んだ工事現場との分岐の伐採木が積んである横から尾根に取りついた。林道はさらに先に延びていたが、小笹平へ行くときの楽しみに取っておこう。東河内からは右手にも左手にも奥にもまだまだ楽しめるところが沢山あり困ってしまう。いつもの様に取り付きからの急登を我慢しながら高度を上げていく、途中、GWの時に板取山付近の静大の演習林で見かけた小ぶりな蚊帳のようなものをこちらの筑波大の演習林でも見かけた。天気が良く1515mの手前の伐採地では西日が強く暑かった。予定では1824mまでだったがこの辺りからテント適地を探しながら先に進む。途中テントが張れそうな箇所が何か所か有ったが、いまいちだったので、1824m手前の最後の平坦地まで来てしまった。ここも張ろうと思えば張れたが、低木により少し薄暗く絶好の場所というわけでなかったので、1824mへの最後の登りに取り掛かった。fujiyoshiさんのレコに有ったコルへのトラバース道を探したが判らず、1824mへ直登する事にしたが、ここまでで一番の急登で木を掴まりながら体を押し上げて高度を上げていき、斜度が緩んできたところで1824mに到着した。思った通りテント適地が広がっていて、イワカガミの花も沢山咲いていて、ここまで頑張った甲斐が有ったが、暗くなる直前だったので景色を楽しむ余裕はなかった。
2日目
今日は、小河内山から雨畑へ向けて林道に降りる予定だが、時間と足の調子と相談して山伏へ向かうことも考えながら出発する。コルについてもトラバース道がどこだかはっきりは判らなかった。テントを張るには1824mの方が断然よかったのでトラバース道を来なくて結果的に良かった。コルからひと登りしたとこからは、別天地、小笹平が良く見えた。この後、尾根がところどころ細くなり慎重に進む。昨年の3月に青笹山から下ろと思ったが、残雪によりトラバース出来ずに諦めた岩場を乗り越えて、見覚えのある笹の細尾根を進み尾根が広くなると直ぐに展望地に到着した。今日も天気が良く、展望地からは青薙山が大きく見え、その上に南アルプス南部の山が頭を出し、その右手に上河内からの伊谷山、上千枚への尾根も良く見えた。さらに右手に目をやると、毛無山から無岳への尾根の向こうに信濃俣、椹沢山の双耳峰、夏に歩く予定の西俣山から信濃俣河内への下降尾根の上部を確認する事が出来た。景色を楽しんでから、空身で青笹山へ向かった。青笹山付近は複雑な地形となっているが、登りはどこを歩いても山頂に向かっているので適当に登って行き、いいペースで山頂に到着した。これで四方向から青笹山に登ったことになり、もう青笹山が目的でここに来ることはないかな?下りはまだ歩いていない右手側の尾根から下りたが少しだけコースを外して、最後に左手に少し修正してコースに戻った。展望地に戻り再び景色をゆっくり満喫しながら、今日のこの先の予定を再考した。予定よりも1時間ほど押していたので、小河内でお昼を回っていたら、林道への下降は諦めて山伏に向かうことにして、とりあえず三ノ沢山へ向かう。途中の青枯山は毎度の事ながらいまいちどこが山頂なのか良く判らず通り過ぎる。三ノ沢山の案内図は何が書いてあるのかわからない状態に戻っていた。三ノ沢山からは右手に寄りすぎてしまい
尾根を外してしまい、左手に少し上り返して尾根に復帰する。この後、水無峠山の標識があるところを目指して、ヌタ場には下りずに右手の尾根沿いに進んでいったが、標識に気が付かない内に通り過ぎてしまい、最高地点も後方になってしまい、少し戻ってから左手に移動して、最高地点をゲットする。小河内景を越えたところで左手でガサガサと音がしたが、鹿の鳴き声が聞こえなかったので、立ち止まって様子を見ていると小熊が2頭、登山道を横切って右手に走っていったので、親熊が出てこないかびくびくしていたが、幸いにして親熊は現れなかった。曲から先、下降点を探しながら歩いたが、景の手前位しか降りれそうな箇所はなかったので下降ポイントはまず間違いないと思われたが、とっくに正午を回っていたので迷わず大笹峠に向かうことにした。大笹峠に到着してまだ日没まで時間が有ったので、山伏まで行こうと思えば行けたが、明日朝から下りとなるよりは、登りで足をほぐしてからの方がいいだろうと思いテントを張ってから、ラジオで白鵬、日馬富士の熱戦を聞きながら、雨畑林道の様子を確認しに行ったが、歩き又は自転車で通る分には落石が怖いが何とかなりそうな事が判った。食事を終えて暗くなって寝落ちしそうな時に、軽トラが来て子熊が出た時以上にビビってしまった。
3日目
今日は下山後の新田の黄金の湯を楽しみに出発する。ウォーニングアップのひと登りを終えると山伏に到着する。3年前の白峰縦走以来、2回目の山伏からは、聖、赤石など南ア南部の山々、笊、布引以南の白峰南嶺の山々がいい天気のおかげで良く見えた。山伏からは一般コースを3時間のコースタイムだが、GWの沢口山からの下山時間を考えると5時間はかかるだろうが、時間に余裕はあるのでゆっくり下山を始める。蓬峠までの急下降を終えてひと安心した。今日は平日なので、今回の山行では人に会うことなく下山かと思っていたが、水場の手前と水場で単独行の方とすれ違った。その先も沢沿いに下山していき、水場が何か所か有り助かった。下山口に到着するまでにさらに2人の単独行の方とすれ違った。ようやく下山口に到着した時にはコースタイムの倍かかっていた。
黄金の湯の駐車場には車が1台しか停まっていなく、嫌な予感がしたが、3月のヴィラ雨畑に続いて定休日だった。幸いバスの時間までは1時間ほど有ったので、トイレで着替えをしてさっぱりする事が出来た。静岡までの間に確か温泉施設を見た覚えが有り、時間も有ったので途中下車してそちらで温泉に入ることにしてスマホで検索すると、籠上に「おふろcafe bijinyu」というところが有ることが判りホットする。妙見下のバス停で下りて少し戻り、無事温泉に入ることが出来た。平日にも関わらず混みあっていて繁盛していたので、ラウンジなどには寄らずに温泉だけ門喫した。バス停にいくと丁度バスが来ていいタイミングだった。静岡でいつものとんかつ屋でとんかつを食べて東海道線でのんびりと帰宅した。
今回も小河内山への尾根を歩くことが出来なかったが、青笹山はこれで完全制覇?となったので良かった。次回はもう一度だけ長い林道を歩いて雨畑林道から取りついて小河内山を目指そう。
コメント
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kumahikoさん こんにちは! またまた静かなテン泊縦走を満喫ですね
井川雨畑林道は、私達も以前から興味があり、いつか東側からも青笹山稜線を目指したいと考えています
夏休みは信濃俣方面ですか?そこからまたどんな素敵な山旅を計画されているのでしょうか…レコ楽しみにしています(*^^*)
haiziさん こんばんわ
コメントありがとうございます。
前日まで雨だったのに3日間良く晴れて最高の展望を楽しむことが出来ました。
稲又トンネルを越えたところまでは一般車でも入れるので、 青笹山ピストンは現状でも可能ですね。その先は3月に歩いた地点と今回大笹峠から見た感じでは、自己責任になりますが、自転車ならば問題なく通れそうな事が判ったので、一般車がいない分かえって安全かもしれませんので、次回は自転車で計画しようかと思っています。
haiziさん達が行かれている三ノ沢山への尾根をはじめ東河内側もまだまだ歩き足らないので本当に困ってしまいます。
kumahikoさん、こんにちは!
先日、私のレコに近々そちら方面に・・・とコメントがあって、その後登山メモで東河内地図・三ノ沢源頭の写真がUPされていましたのでどちらに下るか興味持っていました(笑)
青笹山手前のガレからいい眺めですよね。また行きたくなりました。
天気に恵まれ良い山旅でしたね。足のほうは大丈夫だったのでしょうか?
信濃俣・・・夏に実は構想にあります(笑)。
アッ、温泉はざんねんでしたね・・・。
答え「頭隠して尻隠さず」
fujiyoshiさん こんばんは!
計画では、小河内岳から井川雨畑林道に直接下りる予定でしたが、足の調子と時間と相談して、一番楽な新田に降り事にしました。もう一日あれば笹山方面に行っていたかもしれませんが、贅沢な話ですね。
青笹山手前のガレからの眺めは、笊や、三方嶺、不動岳からの眺めに匹敵する良い眺めですね。
夏の計画は足の調子次第ですね。GWの時よりはダメージは少ないようですが、ガンガン山に行った方がいいのか、休養しながら様子を見た方がいいのか良く判らない状態です。
黄金の湯は前から入ってみたかったので残念でしたが、バスで静岡に出る途中のおふろcafe bijinyuに初めて立ち寄ってから帰宅しました。
クイズの答えは正解です(簡単でしたね?)
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