甲斐駒to大無間(早川尾根-フロントトレイル-安倍奥-深南部)
- GPS
- 152:00
- 距離
- 186km
- 登り
- 16,481m
- 下り
- 16,695m
コースタイム
- 山行
- 13:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:30
- 山行
- 12:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:30
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:30
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:00
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:30
- 山行
- 18:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 18:20
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:30
なんか各地点の時間記録できないので各日の開始終了だけ
天候 | ほぼ晴れ 夕方雨 16日は台風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰:寸又峡からバスを乗り継いで金谷駅までその後は在来線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇尾白登山口-夜叉神峠 一般登山道 〇夜叉神峠-池の茶屋小屋 危険箇所マシマシ二度と行かない 〇池の茶屋小屋-早川町役場 ほぼ一般登山道 〇早川町役場-山伏小屋 ほぼ一般登山道 〇山伏小屋-白樺荘 殺生尾根が少し怖い 〇白樺荘-光岳 一般登山道(普通に怖い) 〇光岳-寸又峡 所々バリ 怖いとこ多め 気持ちいい道も多め ◎水場 七丈小屋(有料) 早川尾根小屋 南小室小屋 源氏山登山口手前 中適坊(七面山表参道) 晴雲坊(七面山表参道) 山伏小屋 小笹平 ウソッコ沢小屋手前 横窪沢小屋 茶臼小屋 静高平(枯れてた) 光小屋 アザミ沢ノコル |
その他周辺情報 | 帰りはやっぱり求夢荘 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
南アで未踏の箇所を繋げて歩きました
(黒戸尾根・早川尾根・南アルプスフロントトレイル・山伏県境-殺生尾根・横窪沢コース・光-大無間-朝日)
終えてみて思ったのは標高低い(2000未満)多くて盆に歩くもんじゃなかったて感じです
樹林帯9割くらいの感覚なので日差しや雨風にはそこそこ抵抗できます
このルートを通しで歩くには時間が取れて3000m級に雪がないこの時期しかないので歩きましたが秋くらいが良い気がしますね
ちなみに燃費が悪すぎるので今回の初期pwは25kg(bw5kg、食料15kg、水5L)
水は序盤は2Lで足りたむり
◎1日目 尾白登山口-早川尾根小屋
丹沢の地震で中央線が大遅延かまして結局終電で辿り着いた長坂駅
途中電車が動かなくなりまくりでモチベがどんどん下がる下がる
よく耐えたよ自分
駅から登山口方面に歩いていると近くに住んでる知り合いから連絡があり登山口まで車で送ってくれるということで甘えました大感謝
登山口に着いてからは4時間くらい仮眠してましためちゃくちゃ蚊に刺された
アルペン号らしきバスの音と大量の登山者の気配で起床目覚め悪すぎ
飯食って黒戸尾根を登り始める
全然急登でもないし雰囲気良さげだし楽しく登りました
1部垂直ハシゴと鎖場は高所恐怖症からしたら殺意ワクワクさん
甲斐駒から仙水峠に下って早川尾根小屋方面へ
栗沢山とアサヨ峰ははじめまして
少し岩岩してて歩きずらい所もあったし下りちょい怖なとこもあったけど人も多くなく楽しく歩けました
早川尾根小屋ではとりまビールキメてからタープ設営2時間かかりすぎやろだって1年ぶりくらいのタープ泊だし張り方忘れてたしいろいろ試してたら迷いまくって(ry
有人小屋の安心感に包まれて眠りに着きました
◎2日目 早川尾根小屋-池の茶屋小屋
2時くらいにスタート
白鳳峠-広河原峠が荒れていると人から聞いてたけど全く普通の道でした
高嶺までの登りで岩場もあるけどまあ普通?
鳳凰三山も過去に歩いたことあるので(てか初めての南アコースで登山のきっかけでもあるのでエモエモのエモ)普通に通過
夜叉神小屋でラーメンとコーラ小休止
さあいよいよ南アルプスフロントトレイルです
セクション1はどぎついポイントだらけ(高所恐怖症の感想)
樺平あたりが気持ちいい道で団子沢山まではなんとか平穏
ドノコヤ峠前後が痩せ尾根とザレトラバース地獄でえぐい
メンタル維持に全力
ロープつければ道だと思ってる奴は全員シバキ回したい
とりあえずクソです二度と歩きません
櫛形山の遊歩道付近は雰囲気最高でした
池の茶屋小屋で泊まりましたすこぶる快適丸
◎3日目 池の茶屋小屋-早川町
スタート数kmは林道歩き
所々にちゃんと道標あるから偉い
源氏山登山口の手前の沢で水補給したけどジャブジャブでした浄水は知らん
この先はずっとかなりいい道です
テープも多くて道迷いも心配ないと思います
危険箇所もほとんどなかった嘘ですどこか忘れたけど倉尾山以降がロープとかあった気がします
まあ道しっかり追えば結構雰囲気最高なとこですオヌヌメ
早川町に降りるためにどんどん標高下がって1000m切ったくらいからえぐい暑くて温度計33℃なんそれ
途中に沢があったのてそこで服洗って体も洗って全快ありがとう
早川町の薬袋集落を抜けて役場を横切って旅館街の方へ
今日はここの旅館どこかで泊まろうと思ったけど全滅当たり前やろ甘くない
仕方なくレストランで酒飲んで飯食って満腹
何とか見つけたとこで寝ました
いや寝てません
だって18時過ぎても33℃やぞ頭おかしいって
仕方なくパンイチで寝転がったけど蚊に刺されまくってほんと100箇所はやられましたね寝れる訳もなく
星を数えてたら次の日になってました地獄
あ、オリンピックバスケ男子決勝はおもろかったですおめでとうアメリカ
◎4日目 早川町-山伏小屋
ほぼ寝れず起きた?
やけに喉が渇くので近くの自販機で水を3本買ってすぐになくなる
なんか変だけどとりあえず七面山の表参道方面に向かって舗装路を歩く
七面山の北参道を歩く予定だったけどこの日は山伏小屋まで水場がなくてスタートから担ぎあげてもいいけど足りなさそうだったので数箇所水場がある表参道で登りました
1700mくらい上げます
なんか脱水症状だったらしくえぐいくらいペースが上がらんくてここで死ぬのかなって気が飛びそうでした
必死に水がぶ飲みして飯食ってあとはまあ気合いで
なんとか脱水症状が落ち着いたのは頂上付近
命って大事
途中の宿坊?の水場がなかったら確実にここで終わってました
五体投地
てな感じで七面山まで登りきって富士山眺めながらチキラー啜って全快
八紘嶺までの道へ進みます
ここら辺は倒木が酷くエクストリームなとこも多いですがピンテ無限にあるので余裕です
てかピンテ多すぎてせっかくのルーファイの楽しさがなくなってる気がする
なんやかんやバカ暑いけど八紘嶺に着
安倍奥全山以来の安倍奥
相変わらずいい雰囲気でした
当時とは逆走する形で山伏まであるいたけどこのあたりこんなに怖いルート多かったですか?
全山の達成感で美化されてるけど普通にチンさむロード多くてやでした
山伏の山頂はやっぱり最高です
電波入ったので天気見てみたら熱帯低気圧が台風7号に進化を遂げてました
進路的にギリ耐えそうだけどメンタルにはグサグサ刺さって翌日でリタイアしようかと頭をよぎりまくってました
とりあえず様子見(先延ばし)ってことにして小屋に向かいました
小屋は相変わらずの真っ暗だけどやっぱり綺麗なままの素晴らしい佇まい
飯食って寝落ちしてたらいつの間にか人がいてビビりました
多分年上(失礼)のお姉様でした
案の定南アの民でした
新田から登ってきたようで夕立に思っきりやられた様子
転付峠まで南嶺を縦走されたようです
てことは青薙崩れを突破されたようですがクライミングもやるし左岸林道も普通に行かれるヤバ人でしたエグい
◎5日目 山伏小屋-白樺荘
3時に出発
なんやかんやお姉様と歩く方向同じだったのでご一緒することに
山伏県境から小笹平までの道はかなりポイント高めでした
ずっと笹の気持ちいい道
ルーファイもほぼ要らないしずっとニヤニヤしてました
小河内山の手前でお姉様とは別れましたが下山後連絡が取れてお互い無事だったので良かった
特に問題もなく小笹平に着弾
やっぱ平系は最高ですね
クソなタイミングでガスが立ち込めてきましたがギリ青空も見えてこれはこれで雰囲気出てて良かったです
水場で水飲んで殺生尾根に取り掛かります
最初はどこ歩きゃええねんで感じでしたけどなんとか踏み跡を見つけてしばらくトラバース
そこから狙いの尾根を見つけて一気に下りました
まあ普通に急斜面で怖かったです
尾根探し含めてルーファイ少し必要だと思うのでGPSあるといいかもですね
尾根を下りきったらしばらく沢沿いで水遊びしてました
まあ台風のこともあるしこの日で終わる気満々だったこともあり滝行なんかして完全にオフモード
とはいえバスの時間もあるからと林道を足早に駆け抜けて白樺荘を目指します
10km地味に長い林道ですが同時開催のTJARの選手方々は比較できないくらい長いロード歩きをされてる事を想像して頑張りました
白樺荘に着いたらすぐ温泉に飛び込んで風呂上がりの1杯と蕎麦と岩魚と白米優勝
静岡駅へのバスの時間まで少しのところでよく分からん気まぐれでやっぱり最後まで歩くことにしましたよくわからん
バスを見送って追加で酒飲んでダラダラして
本当はこの日のうちにウソッコ沢小屋まで行く計画でしたが諸々考えて結局休憩室で仮眠することにしました
てかこの仮眠システム神すぎましたなにこれありがたすぎるやろ
◎6日目 白樺荘-大根沢山
普通に4時間しか寝れませんでしたが23時30分にスタートです
飯食いながら吊橋まで10kmロードも暗闇なので大声で歌ってたら少しは楽しかったです
畑薙と沼平には盆だし車びっしり
何回か横通ってるけど初めての畑薙大吊橋
揺れすぎやろ怖すぎ
明るければ河原からのショートカットルートを使いたかったですが無念
ヤレヤレ峠までの道は普通にトラバース怖くて泣いてました
ウソッコ沢小屋までの道も半壊の階段とかあって普通に泣いてました
ウソッコ沢小屋は扉なんか開かなかったし雰囲気怖かったので素通り
一気に横窪沢小屋まで登って少し休憩して茶臼小屋まで駆け上りました
ここらへんの道も雰囲気良くて楽しかったです
茶臼小屋は一度泊まってるので謎に安心しました
TJARの中継地点なので各選手の位置が記されたボードを見たら先頭の土井さんが聖平を出たとこらしい
待って応援しようとも思ったけどこっちの計画も先が読めなかったので諦めて光岳に向かいました無念すぎる見たかった僕が速すぎた(あほ)
特にイベントもなく易老岳を越えて静高平へ
事前に知ってたけど静高平の水場が完全に枯れきっててこっちのメンタルも枯れきりました
仕方なく光小屋の水場で補給
小屋でカレーメシを食って光岳へ
やっぱいいピーク
分岐まで戻っていよいよ今回ラストの深南部へ突撃
百俣沢ノ頭までは這松の本州南限エリアや原生林保全地域の雰囲気を楽しみながら歩きましたまじで良かった
そこから信濃俣までは道は普通めだけど地味に遠い
信濃俣はなんとも言えないけどいいピークでした
途中でザックに差してたクソ長日傘を枝にひっかけて斜面に落としてしまい取ろうともがいてたら大無間方面からのULぽい人が対面から歩いてきて恥ずかしい
お互い時間に余裕がなくすぐ別れたけど普通に交流したかった
痩せ尾根を越えてシビアな岩場下りをして大根沢山の取り付きへ
大根沢山の北側斜面えぐいでしょ土壁を無理やり登る感じ下りだと普通に尻込みしそう想像もしたくない
もう無我夢中で登りきって山頂
今回初めてハンモック泊です
この日は18時間超の行動だったので飯食いながらモックに揺られ寝てました
クッカー持ったまま中身零さずに4時間寝てたのは偉い
眠い目擦って片付けして再び寝たのが0時過ぎ
◎7日目 大根沢山-寸又峡
予報通りの爆風が吹き荒れる中起床
台風が元気に暴れ散らかしてました
この先はずっとバリな感じなので暗闇の中行動するのは遭難必死ではと思いましたが気の迷いで行動開始したのが3時半
何度か普通に迷いましたが明るくなりかけのタイミングで無事アザミ沢のコルに着
ここで最後の水補給普通にジャブジャブ出てて安心です
無限のアップダウンを繰り返して三方嶺まで登り返し
ここらへんまで来ると笹原広がる気持ちいい尾根
今回のメインイベント大無間へ向かいます
流石に歩く人が多いらしく?踏み跡が普通にあったので難なく山頂に着弾
にしてもここらへんの道は抜群に雰囲気が良くて堪らなかったです
台風のせいか爆風吹き荒れて霧雨が滴るのもまた良かったですドンピシャ
こりゃ人気の山だよ
あっさりメインイベントが終わり三方嶺まで戻ってきました
この頃には台風も通過して行ったのか風も落ち着いてました
むしろここからほぼ無風で暑すぎて普通にブチギレてました
三方窪っていうとこの通過が難儀でした
踏み跡?獣道?はあるんですがどれもそのまま辿るとどっか行っちゃいます
なので無理やり笹原を下って無理やり反対の尾根に乗っかるしかなくまあバリでした
倒木祭りなので足元に気をつけましょうまじでコケるよ僕はコケてないですよ
鹿の土俵場あたりはまた笹原で気持ちいい道
営林小屋が急に現れてノスタルジーをビンビンに感じました
千頭ダム下降点の分岐までは特に問題ないです
下降点から朝日岳までの尾根歩きが少々厄介でした
何気なく出てくる痩せ尾根ほんと許せない
一箇所だけ今回トップオブトップの笹の道があってそこは最高でした
朝日岳までのラストの登りは基本痩せ尾根でした
痩せ尾根なんて気にならないくらい草木の密度が高すぎて歩きずらかったです
何回ザックが引っかかったことか
ストレスマシマシなままあれよあれよと朝日岳
ラストピークで寸又三山も無事コンプ
あとは寸又峡に下りるだけ
そう下りるだけ
でもこの最後の下りがクソ道でした
普通にザレてるしそもそも荒れてるし痩せ尾根もあるし傾斜割とキツいし高所恐怖症をラストでいたぶってきましたむり
左岸林道もどきを経由してなんとか下山
愛に溢れた(観光客でごったがえした)寸又峡の看板でゴールです
とりあえず無事完遂できて良かった
予約してた求夢荘に飛び込んで温泉に浸かって飯食って無限に寝ました最高
おわりです
このハイキングを終えて、南アである程度メイン張るルートは歩ききった気がします(自惚れ)
まああと1つ長い尾根?山地?を残しているので、そこは涼しい時期に時間が取れれば歩きたいです(ほぼバリ?)
まだまだ未踏のマイナー尾根やら沢やら無限にあり諸先輩方には遠く及ばないですが、あくまでハイキングを嗜む一旅人として、無理のない範囲で南アをディグっていければと思います
安倍奥も内側は全く手をつけていないですし、深南部も鶏冠山あたりとシャウヅ山方面など届いていない場所があります
一般道でもだと地蔵尾根、易老渡、千枚ルートとかも残ってますし挙げ出すと全然歩いてないですねすみません
とりあえずまだまだ遊び甲斐しかない南ア
ゆるくシバいて行けたらと思います
コメント
この記録に関連する登山ルート
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甲斐駒〜鳳凰と6・7日目は省いて、フロントトレイルは興味ありです。いつか行ってみたいと思います。
白樺荘って名前変わったんですね。
おつありです!
フロントトレイルは秋頃が涼しくて気持ちいいと思います!
期間限定で名前変わってるみたいです
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