四阿屋山 なかなかワイルドなつつじ新道
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 490m
- 下り
- 480m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
つつじ新道は、所々で両側が切れ落ちている痩せ尾根ですが、鎖で整備されていて特に問題はありません 一箇所だけ、山居・福寿草園との分岐手前にある5〜7mほどのほぼ垂直の鎖場は、腕力主体の核心部です |
写真
感想
昨年の5月に両神山に登った後に立ち寄った両神温泉薬師の湯で、まだ登ったことがないのに四阿屋山のバッジを購入しておきました。
3〜4時間程度で登ることができるようなので、今年のお正月休みに計画していましたが、諸々の理由で断念していました。この週末にたまたまこちら方面に用事があったので、その間隙を縫って登ることにしました。第130回山行記念でもあります。
道の駅両神温泉薬師の湯に到着したのが13:30。コースタイムが短く、日が長い季節とはいえ、この時間からのスタートはよろしくありません。早速準備をして出発です。
道の駅のすぐ隣にある法養寺薬師堂と両神神社に立ち寄り、鳥居山コースの登山口を目指します。舗装路をしばらく歩くと、向い側に花菖蒲園があり、そこそこの観光客で賑わっていました。開園時間が16:30までのため、下山後には閉園しているかもしれません。先に立ち寄ることにして、紫色の菖蒲のお花に癒されました。
のんびりしていられないので、先に進みます。四阿屋山は、界隈に百名山の両神山があるため、どうしても地味な山であると認識していました。しかし、道は驚くほど明瞭で、登り基調のアップダウンを繰り返しながらどんどん進むことができました。
鉄塔がある場所が開けていて、左には武甲山、右には両神山と二子山が見えました。ここから見えた二子山はもの凄く尖がっていました。近々挑戦してみようと思っていましたが、果たして無事に生還できるのかどうか少し不安になりました。
その後、相沢方面からの道と合流すると、階段が出現。階段を終えると急登となり、登り終えたところに両神神社の奥社がありました。左側へ進むと、「この先の登山道は岩場で危険」との注意書きがありました。どの程度危険なのだろうか?
ここから直登することができるようですが、ロープが張ってあり、左の方から巻くように進みます。登りに入ると、鎖と階段で整備されていたので、鎖を掴む必要はありませんでした。
つつじ新道と合流し、右へ進んで山頂を目指します。先頭と後尾にハーネスとたくさんのカラビナを装着したガイドさんによる12名の団体さんが下ってきたので、通過待ち。先頭のガイドさんに「どこから登ってきましたか?」と尋ねられたので「鳥居山コースです」と返すと、「そうですか…」とあまり関心がなさそうな返答でした。
少し登って、山頂に到着。こじんまりとしていて、ここにあれだけの人数がいたら狭かっただろうな…などど感じました。両神山と先週歩いた破風山、雁坂嶺を眺めることができました。裏側から話し声が聞こえたので少し下ってみるとベンチがあり、ここで3人の方が食事をされていました。周りは木に囲まれて何も見えませんが、山頂は狭いので、ここで休憩するのもアリだと思いました。
さて、下山です。薬師堂コースを予定していましたが、鳥居山コースの登りが1:10だったので、薬師堂コースの下りは1:00を切るかな。少し物足りないな。そんな感じでつつじ新道との分岐まで下ると、先ほどは気が付きませんでしたが、「初級者通行止」という注意書きに反応してしまいました。
自分のレベルがイマイチよくわからないのですが、初級は抜けたかな?と判断し、山と高原地図では破線となっているものの、進んでみることにしました。
痩せ尾根の通過と急下りが続き、赤錆だらけの鎖が設置されている場所に出ました。基本的には鎖を掴まなくても下ることはできましたが、とにかく長いことと、場所によっては転倒したら危険な箇所があったので、必要に応じて鎖を掴みました。この程度なら問題ない、初級〜中級程度かな?そのように考えながら下り続けました。
ほぼ平坦な道になったので、もう鎖は終わりかな?と思った矢先、ほぼ垂直の下りが出現しました。高さは5〜7m程度でしょうか。高度感はないものの、スタンスが乏しというか、見えないというか、腕力主体と思える鎖場です。
表妙義の鎖場を思い出して、筋力を酷使しないように下り終えました。本当に「初級者通行禁止」レベルなの?と思いながら竹藪を下ると、山居との分岐点に到着。ここにはまさかの「鎖場・難所 上級者コース」との注意書きが!これを上の方にも張っておかないと、私のように勘違いする人がいるはず。 山頂の真下でお会いした団体さんは、ガイドさんが重装備だったから、ここを登ってきたのだろうな。
あとはパサパサに乾燥して滑りやすい九十九折りの急坂を下り、大堤バス停に到着。道の駅までテクテク歩いてゴールとなりました。
荷物を整理して、まだ少しだけ時間があったので、再度花菖蒲園を見物。すぐに開園時間を過ぎても「これから散水するから、その間は大丈夫だよ」との係の方のお心遣いで、ゆっくりと見物することができました。ありがとうございました。
コースタイムが短い四阿屋山。つつじ新道を選択しなければ、お手軽なアスレチックのようで面白い山だと思いました。今回は時間がありませんでしたが、節分草や福寿草とやらを見てみたいので、その時期にのんびりと登ってみたいと思います。
表妙義に興味をお持ちの方は、つつじ新道のほぼ垂直な鎖場を経験してみてはいかがでしょうか。表妙義では、これの何倍もの長さの鎖場が何回も続くので、つつじ新道の鎖場が怖いと感じるなら、表妙義は絶対に控えるべきでしょう。
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