雲取山
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- GPS
- 28:48
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,156m
- 下り
- 2,163m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:36
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:04
二日目 6:30雲取山荘-10:30鴨沢
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥多摩温泉“もえぎの湯” |
写真
感想
アルバムを整理していて、学生時代の妻の雲取山荘前での記念写真を見つけた。
別に山が好きという訳でもなかった妻が何故雲取山に登ったのか、その理由は詳
しく聞いていなかったが、それを見ているうちに無性に登りたくなった。
それまでは、登山といっても高尾山、丹沢、富士山くらいしか登っていなかった
が、雲取山が東京都最高峰だというくらいの知識しかなく、いったいどこから登
るのか、そこから調べなければならなかった。
本棚を探すと、山と高原地図「奥秩父」('78)が出てきた。妻が使ったものだろう。
これによると、秩父の三峰からロープウェイで行くのがメインルートらしい。
ところが、ネットで調べてみるとロープウェイは運休となっていて、下から歩く
のは結構きつそうだ。
それ以外のルートを探してみると、奥多摩湖からも行けるらしいことがわかった。
そうなるとアプローチは電車+バスか、車になるが、駅から遠いし、バス便も不便。
奥多摩湖くらいなら車で行ってもそんなに遠くないので車に決定。
ところが、駐車スペースを調べてみると、せいぜい10台くらいしか停められない。
これだと、前泊が必要だが、寝袋とマットがあるし、何とかなるくらいの軽い気
持ちで山行を決めた。
8月12日、深夜の青梅街道をひたすら奥多摩湖へ。途中、何度も不安になりながら
も何とか鴨沢へ。シートを倒して、車中泊体制に。ところが、暑くてしょうがな
いので、サンルーフを少し開けて寝るが、今度は蚊の襲撃に悩まされる。
ほとんど眠れず、翌朝、5時起床。朝食を食べて準備、登山開始。
半月前に雨の富士山で遭難しかけて以来の山行だったが、今回は雨の心配なし。
樹林帯は日陰もあって助かったが、小雲取山あたりは日陰もなく、強烈な夏の日
差しに照らされてバテバテ。
お昼、ようやく雲取山頂。写真を撮り、すぐに雲取山荘を目指す。
12:30雲取山荘着。時間が早過ぎたので、ビールを飲んで、チェックイン受付まで
時間つぶし。妻の写真とは大違いのきれいな小屋に改築されていた。
新井新太郎さんがおられれば、妻の写真のことを話そうと思っていたが、あいに
く最近は山には来られないとのこと。確かにそれなりのお年のはず。
代わりというわけではないが、「雲取山に生きる」を購入。妻の大学のことも書
かれていた。
夕食後、小屋前で星空を眺める。天の川がはっきりと見える。同室の人と梅酒を
飲んで就寝。翌日は、下山するだけだったので朝寝坊を決め込む。起きると同室
の人たちは出発するところで、見送って朝食。
翌日は雲取山を巻いて下山。苔むした樹林の道を一人で歩いていると、ふと、こ
の森は妻や私よりもはるかに昔からここにあって、妻や私が世を去っても以前と
変わらずここにあるのだなというようなことを感じた。
下山は調子よく飛ばして、少し寄り道して10:30鴨沢着。
もえぎの湯、混んでいたが、大きい湯だったので良し。
これを機会に百名山巡礼してみよう。
(2011/9/6記)
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