奥利根・利根川本谷(下降)〜越後沢中俣、右俣大滝登攀
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- GPS
- 104:00
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 3,149m
- 下り
- 3,137m
コースタイム
/22 発(?)利根川源頭(635)ハト平(1040)裏越後沢出合泊(1430)
/23 発(715)滝ヶ倉沢(845-945)牧ヶ倉沢(1030-1100)剣ヶ倉沢(1310)越後沢出合(1330)
/24 発(610)右俣出合(645)左俣出合(740-50)大滝下(815-30)大滝上(1300-30)中間尾根(1445-1500)右俣出合(1730)帰幕(1800)【中俣「まぼろしの大滝」登攀】
/25 発(630)右俣出合(700)大滝取付(900)大滝上(1240-1300)中間尾根(1550)稜線(1600)本谷山(1715)中尾のツルネ(1740-55)登山口(2010)ゲート(2100)【「八百間の大滝」登攀、下山】
アクセス |
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写真
感想
内地に戻った初年度に、いきなりここまで来てしまった。かつて憧れの越後沢、中俣・右俣大滝へ。
奥利根って何処よ?位に地理感もない、難度も高いというがナルっさんとの山行なので何とかなろう。
地図で見るこの地形は実に興味を惹く。冬季北西風による多量の吹き溜まりが、この谷始め奥利根と呼ばれるこの地域を特徴付けている。これら大滝の成因と関係有ろうか。
さして力もない時分に「フォールナンバー」で熱く読んだ特別な場所へ行くのだ。
日記を読み返せば、成瀬氏宅で合流した際に取材でお越しの岳人編集部の服部文祥氏と初めての対面が有った。翌朝別れてこれまた初めての越後へ。
アプローチは十字峡夏道(大いにバテた)から利根川源頭に出て、霧に煙る「利根川水源碑」から三角雪田へと下降を開始した。原生さや岩質が日高山脈を想起さす。名渓とされる利根川本谷も下降に採ったせいか、いや計画を自家薬籠中にしていなかったためであろう今一つ記憶に残ってはいない。「ヒトマタギ」は辛うじて覚えがある。成程、残雪は日高山脈よりも遥かに多い。いや大雪山より多いかもしれない。
歴史滲みた雰囲気ある越後沢出合ブナ台地の好幕場をベースに、登攀初日は中俣「まぼろしの大滝」を軽装で登って中間尾根を下降する。その中間尾根から俯瞰する両大滝は実に壮観である。
明けて翌最終日、下段埋もれた右俣「八百間の大滝」を登り、越後沢山は諦めて藪漕いで本谷山を目指しての、激闘下山だったと記憶する。恥ずかしながら登ってみてやっと、本山行の価値を知るに至った。
登攀自体は難しい部分はなかった。それよりも、意外にも奥深い世界で地理的興味を登って解消する事が成せたことに深い満足を得た。振り返れば得難い、五日間に渡る充実の旅だった。
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