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Yamareco

記録ID: 118793
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

裏妙義(御岳主稜コース〜丁須の頭〜鍵沢コース)

2011年06月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
Neighbor その他1人
GPS
04:45
距離
5.2km
登り
729m
下り
511m

コースタイム

麻苧吊橋駐車場(08:20) - 産泰山(09:30) - 御岳(10:10) - 丁須の頭(11:10-12:20) - 登山口(13:45)
天候 曇、霧雨
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR横川駅から徒歩圏内。駐車場10〜15台、トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
時期、天気的な要因ばかり

・濡れていて滑りやすい鎖場多数
・御岳主稜線コースは道幅が狭く露があると相当濡れる
・御岳主稜線コース、鍵沢コースともヒルだらけ
・熊注意

御岳主稜線コースは鎖場多く、天気が良ければ気持ちよさそうなコース。鍵沢コースの方は単調に感じた。

感想

 昨秋に表妙義を一緒に縦走した方と約束していた、裏妙義の丁須の頭へ。表は何度も歩いたけど、裏は初めて。

 数週間前から予定していて雨なら中止の予定だったが、前日の天気予報ではそれほど悪くはないし、とりあえず向かってみた。しかし関越道を走るうちから早くも雨。麻苧の吊橋横の駐車場につく頃には霧雨になり、出発時には止んだ。とはいえ終始ガスの中で時々弱い雨がパラついていた。駐車場は他に車が一台のみ。

 この時期の裏妙義はヒルが多いと聞いてはいたが、自分はこれまでほかの場所で蛭害に会ったことがなかったので、あまり気にせず用意をして、八時半前にスタート。吊り橋の手前に麻苧の滝の案内看板。そして川のまわりあちこちにあるマネキン。これがちょっと不気味。

 滝の遊歩道に入ると、水の量は多くないが、岩や道の泥は梅雨時期のため雨でかなりぬかるんでいた。途中七福神の石像を見ながら進み、不動明王像付近の麻苧の滝の先から御岳コース登山道に入ると、最初から鎖場。岩壁のトラバースは濡れていていかにも滑りそうだった。

 序盤はその後もしばらく鎖場が数カ所連続して続き、高度を上げると樹林帯の稜線に出る。しばらく鎖場もなく不明瞭なこともないが、時々大したことのない巻き道(やらちょっとしたショートカット)があったりして紛らわしかった。

 産泰山手前で途中立ち止まって下を見ると、足元やパンツの上、腿のあたりにヒルが付いていた。よく見るとあちこちに付いている。結局二人で数十匹も付いていた。以後気になってしまい、少し歩くとヒルがついていないか見るようになって少しペースが落ちてしまった。

 産泰山を過ぎて御岳に近くなる頃にはヒルもあまりいなくなった。かわりに道が狭く、笹に付いた露で全身びしょ濡れ。このルートの先行者もいないようで蜘蛛の巣も多かった。気温は高くなかったものの湿気で相当汗もかき、開けた場所に出るとシャツを絞ったりしながら登る。晴れていれば展望良く歩いていて気持ちの良さそうな道。

 稜線上にはところどころ急な登り下りがあるが、往路の場合鎖場は、ほぼ登りのみ。稜線上の開けた岩場はそれほど濡れていなくて、少し下る場所などは濡れた泥や木の根でかなり歩きづらかった。

 ガスで何も見えないが、人の声がしてきて丁須の頭に近いことがわり、間もなく国民宿舎からの道をあわせた場所から右に折れて丁須岩の岩峰下を左から回り込んでいく。すぐ先から五人ほどの年配のパーティーが下りてきた。鍵沢から上がってきたようで、やはりヒルがかなりいたと言っていた。

 丁須の頭の岩峰下を半時計回りに回り込んでいくと、鎖場が数回出てきて、登っていくと丁須岩に出た。周りは真っ白で誰もいない。時折霧雨を頬に感じたが丁須岩自体は乾いていた。瘤状のしっかりした掴みやすい場所がたくさんあるので丁須岩自体は登りやすい。ただ丁須岩上から下がる鎖の末端部分から登ろうとすると、最初に体を岩壁に乗り出すような形になるのがちょっといやな感じ。鎖で登る場合は体が振られそうに感じる。自分は鎖を使わず登るが、その場所から登り始めて最初体を壁に出すより、却ってさらにその二、三メートル下から登った方がすんなり登れるように感じた。(一度登って降りた後に取り付いてみた)

 丁須岩上は狭くて三人分くらいのスペース。岩の上ではすれ違いもしにくい。後からは人が来そうな気配もないので、狭い岩の上で二人で昼食。虫がたくさんいて食事には向かない雰囲気の中、カップヌードルと握り飯、コーヒーにチャイ。食べて真っ白な写真を撮り、岩を下りてからまた岩に取り付いてみたりしながら一時間強。ガスは晴れず、すぐとなりの岩峰もうっすらとしか見えないくらいだったので、鍵沢コースに復路をとる。

 鍵沢コースの下りはじめはずっと鎖付きでぬかるんだズルズルの斜面が続く。手袋をしていなかったので手を泥だらけにしながら下り、沢沿いに高度を下げる。沢沿いの石は苔で滑りやすそうだけど、御岳コースよりも道は広々で歩きやすい。沢沿いに下りてから鎖場はない。

 開けているので露で濡れるような場所もなく快適ではあったが、単調なコースで退屈に感じた。登山口少し手前で足元をチェックしたら、靴と裾にヒルがたくさん付いていた。しばらく取り除いていたものの面倒になり、とりあえず登山口まで急ぐ。下山後登山口で座り込み、駆除。靴を脱ぐと中は“だらけ”だった。靴下の隙間からくるぶしの辺りを二箇所やられた。駆除にはマキロンが効いたみたい。


 もうこの時期には二度と行かない。でも秋ごろにはまた絶対行きたい。

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コメント

悲惨!!
苦行のような山行ですね

トラウマになりそうなヒルの数

真っ白な写真を撮る

ああ無情な・・・。

次は絶対晴れますよ
2011/6/27 23:28
> Shin1さん
 これも経験ということで。いい経験ではないですね。次は晴れ予報の日に歩いてみます!
2011/6/29 18:25
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