有明山神社奥社祭で登る有明山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,366m
- 下り
- 863m
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中房への県道は朝4時前から人が立って車を規制していました。 無料駐車場(安曇野の里、穂高駐車場、山のたこ平)から、定期バスかタクシーを利用しましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
3つあるルートのうちの表参道は、西穂・奥穂・北穂縦走並みのハードさ。 延々と続く急登、梯子、鎖、ロープ。 高所恐怖症のある人、体力に自信のない人は行ってはいけないルート。 |
その他周辺情報 | 裏参道の登山口は中房温泉郷にあり、国民宿舎「有明荘」では、日帰り入浴ができます。 http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/nagano/220075.html |
写真
感想
有明山は、登山道がないと思って自分で行くのはあきらめていました。
過去には、東沢乗越から目指したことがあったのですが、1時間行ったところであきらめました。
でも、登山道はちゃんとあったのですね。
(あの、往復2時間の無駄な努力は一体…)
それも3ルート。表参道(行者道)、裏参道、松川村ルート。
その中でも一番時間がかかり、険しいと言う表参道から登り、裏参道へ下ると言う、
有明山神社奥社祭に参加させていただき、念願の登頂を果たすことができました。
奥社祭は有明山神社の一番大切な神事との事です。
毎年参加者を応募しているのですが、それに通るかどうか…
返事が6/27。
参加費5,000円を振り込みました。
なので、お金は持たずに登りました。
2:50起床、3:15出発、途中コンビニで朝食を買って、
4:00社務所前で受付
着替えを預け、スポーツ飲料1本とタオル1本、鈴やお札をいただきます。
4:22神社出発
神事の後、60人ほどのが6班に分かれ、氏子さん達の軽トラに分乗して出発、
まだ暗い中、林道をぐいぐいと登り、細い林道を数珠つなぎになっていくのは壮観でした。
4:39登山口発
登山隊長に続き、1班から登り始めます。私は2班。
ヘッドライトをつけている人も。
でも、もう十分に明るい。
私は視野が狭くなるので、ヘッドライトは早めに消します。
5:09最初の休憩
水筒0.5リットル、ボトル1リットル計1.5リットル持ってきたと思った水、
その倍でした…バカ?
もらったスポーツ飲料0.5リットルもあるしで、ボトルの水を捨て始めると、
「持ってってやるから捨てるな」と声が。
有り難く、お預けしました。
6:02休憩
妙見の滝
ここより400mで黒川の真ん中に巨石。この右側を登って行くのが最初の難所。
7/19の市民タイムス記事、左上の写真がそれ。
白河の滝が見えてきたところで、カメラを失くしたことに気づき、
来た道を引き返す。
遅れていた2班の人達のところまで戻ったところで、班長に「後から来る人に連絡してやる」と言われ、一縷の望みを託して戻る。
7:11白河の滝
岩陰には碑。像の火炎の彫りが見事だなあと。
ここで2班の女性1人が引き返すことに。班長が付き添う。
ここからの登りが2番目の難所。とにかく急で果てしなく長い。
8:10休憩
「中途帰還者引率」(ちゃんとそういう係の人が2人、最後尾に)に引き継いだ班長が追いついてくる。
その体力は一体…?
9:05休憩
2班の班長よりバナナを1本ずついただく。
班長さん、そんなもんまで担いでその体力の余裕は一体どこから…?
リタイアした女性が4班と一緒に登って来ると連絡あり。
10:00休憩
カメラは失くすは、道はきついわで、山行記録を残す余裕がない…
北アルプスで初めてムシトリスミレを見る!
氏子さんが日本庭園と謳う尾根に、風格のある木々。
10:55有明山北岳到着
鳥居の向こうにシャクナゲが群咲く
11時前に到着するのは珍しいとのこと。
鳥居にも社にも紙垂をつける。
中房から登ってきた神奈川県のご夫婦と行き会う。
中岳へ向かう途中では、常念から燕の眺めの良いところも。
11:13有明山中岳
ここより、希望者で南岳を目指す。
水だけ持ってアルバイト。
11:27有明山南岳
途中、松川村の社もあった。
ここでも紙垂をつける。
11:45中岳に戻る
昼食、神事。
神事始まったところへ4〜6班も追いついて来る。
宮司さんが下原スイカ(地元名産!)を担ぎ上げていた。
お供え後、参加者に振る舞われる!!
合戦小屋ではいつも誘惑に負けてかぶりついておりました、高いけど。
12:36中岳発
12:48北岳
ここから裏参道、中房に向かって下る。
2班の消防団員さん、「俺は高いところは苦手なんだ、山に登る人の気がしれない」と呟き出す。登山は中学校の燕岳登山以来だとか…
心中、お察し申し上げます。
でも、帰るには下るしかない。
「登って帰れるってないかな」
「登るとロープウェイがあって、それで降りられるとか?」
「そうそう」
13:30休憩
14:27休憩
時折雨がぱらついていたが、3時前後に雨が多くなり、上だけカッパを着る。
15:28駐車場
名簿にて点呼。缶ビールまたは缶ジュースを1本配られる。
有明荘に着くまでに飲み干す。
15:32有明荘到着
班毎に置かれた着替えを受け取り、風呂へ直行。
露天風呂も大きく快適でした。
無料のお茶を飲んでいるときに、16:30最初のバス出発と2班の班長さんが触れてまわる。
後15分じゃん。
慌てて荷物をまとめる。
荷物は別の車に乗せ、人だけバスに乗る。
16:41バス出発
林道の入口を確認しておかないと、ああ、でも過ぎちゃったかなあ、と思うところへ、ここが入口だよな、と声が。
え、ここだったっけ、と目に焼き付ける。
駐車場を聞くと、4台くらい? と言われる。
そうかあ、林道入口では停められないか…リーフであの林道を登れるのか?
急登には強くても悪路に弱い。
でも、カメラを探しに行かなくては…
これが、18日の悲劇に繋がる。。。
有明山神社到着
筋肉痛で階段をまっすぐ上がれない。
荷物車は2番目のバスの後に来るとのこと。
18:00直会
社務所2階にて、直会。
その前に、宮司さんのお赦しがあって、先発組は始めておりました。
乾杯は何度やってもいいものです。
宮司さんから消防団員さんへ感謝の言葉があり、これからも参加いただきたいとのこと。思わず、同じ班の消防団員さんの顔を見てしまいました。
県外からの応募者も多く、北は北海道から南は沖縄まで。
今年も、近くに県外からの参加者がいました。
梅雨明け前後と言うこともあって、例年天気には恵まれず、晴れたことはほとんどないそうです。雨で中止になったことも何度か。
中止になった場合は、そのまま有明山神社で神事と言うことでしたが、
中止になった場合でも、宮司さんをはじめ10人くらいで別の日に登って神事を行うのだとか。。。すごい!
宴たけなわではありましたが、用事があったので先に失礼させていただきました。
家に帰ると、7時になっても有明山が見えていました。
あの山頂に行ったのか、感慨深いものがありました。
5/24付け市民タイムスの記事には、
「登山経験と体力のある75歳までの人が対象で、先着60人」とありましたが、
穂高か槍の登山経験と変更した方がいいんではないだろうか?
槍の方が楽だと思うけど。
行程が長いので、1時間ごとの休憩、割と早めのペースでした。
体力がないのでついていけるか不安でしたが、鎖やロープ、梯子では人より早く動けるので、何とか追いついてました。
しかし、面白いルートでした。
とにかく、2本ある滝が素晴らしい!
その間にある名もない滝もいい。
巨岩の横を登るのも面白いし、巨岩の間を通り抜ける「石門」も楽しい。
重なり合う巨岩、ひっくり返った巨木の根、風雪に耐える木々の風格。
たまらないです。
今回の山行のすべてを氏子さん達が支えていると思うと、頭が下がります。
自分とこの神社は楽なものです。
カメラを失くしてまともな山行記録ができなかったので、
(ムシトリスミレ、光ゴケ、滝、岩門、グラデーションのコケ、稜線の木々、花々、里の景色…)
来年もまた応募したいと思います。
後日記
火曜日、カメラを探しに表参道へ向かいましたが…
間違えて入った林道で身動きとれなくなってJAFを呼び、
這う這うの体で退散しました。
再挑戦しよと思っていた金曜日、事故死したキツネを葬り気力を使い果たしました。
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