小太郎山〜笛の音色に包まれてのテン泊ピストン〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,735m
- 下り
- 1,728m
コースタイム
天候 | 1日目(9/2):晴れ 2日目(9/3):晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
9時過ぎに到着で第4駐車場へ誘導されました。 そこから乗合タクシーで広河原まで(片道1200円) 復路も乗合タクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して危険な個所はありません。 【小太郎尾根分岐→小太郎山】 一部背丈の高い這松をかき分けて進む個所はありました。 方向を示す矢印がありましたが所々色が薄く見逃してしまい、ガレ場を下ってルートロスしました。 基本は稜線歩きで一度だけ樹林を通るルートです |
写真
感想
1泊で小太郎山まで。
久しぶりに何もない休日がとれたのでゆったりしにテントを担いで白根御池小屋へ。4年前も同じようにここを拠点に北岳への周回コースを歩きましたが、今回は北岳を眺めに小太郎山へ行ってきました。
久しぶりの山歩きでしかもテン泊装備は1年以上ぶり。歩けど歩けどなかなか白根御池には着かず、やっと小屋が見えた時は汗びっしょりで1日目ですっかり疲れてしまいました。
テント場使用料は一人500円
テントもまばらで空きスペースもたくさんあったので池の脇の少し高くなったところにテントを張りました。ここからは池に映る景色も見れるし、北岳の頭も見ることができるとても良い場所で、陽が沈むころまでのんびりとした時間を過ごしました。
(下山後に4年前のレコを見返していたらまったく同じ場所・同じ方向にテントを張っていて、思わず笑ってしまいました(笑))
この日の夜は小屋主催の「Oike de コンサート」というのがあって、運よく森の中で笛の音色を聴けるという貴重な体験をすることができました。今年で5回目を迎える恒例のイベントだそうです。
寒い夜だったので小屋の人たちが毛布を配ってくれて、それに包まりながらもぞもぞとしていたらイベントスタート。
山崎泰之さんというまだお若い演奏者(作曲家)さんが、篠笛や外国の笛などで様々な曲を吹いて聴かせてくれました。オリジナルの曲や日本の有名な曲などなど。
「愛燦燦」(美空ひばり・小椋佳)を篠笛で演奏してくれたのですが、配られた歌詞を見ながら聴いていたら不思議と体の中から暖かいものが沸き上がってくるようでした。
ラストは「千の風になって」。夜空に光る星々を見上げながら深い森の中でこの曲を聴く(しかも笛!)という貴重な時間を過ごすことができました。
最初は寒かったけれど、最後には体が暖かくなったような不思議な感覚でした。
音楽は人の身体まで温める力があるのだと、寒空のもと毛布に包まりながら体感できました。恐るべし音楽のチカラです!
翌日は小太郎山へ。
薄暗い5時頃に出発。草すべりの急坂に苦戦しつつどうにか小太郎尾根の分岐へ。ここからいっきに下って多少のアップダウンを繰り返し小太郎山まで。進行方向には甲斐駒ケ岳、左に仙丈、右は鳳凰、振り向けば北岳、というすばらしロケーションの中稜線歩きを楽しめました。
下界から北岳の姿を見るのはなかなか難しいですが、この小太郎山からはどっしりとした姿を見ることができました。
久しぶりの山歩きで靴擦れはするは、膝は痛くなるはで肉体的にはきつい山歩きでしたが、偶然にも笛の音のコンサートにも出会え、北岳の雄姿も見ることができ、実り多き山歩きができました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する