霧島山と高千穂峰(えびの高原〜韓国岳〜高千穂峰〜高千穂河原)
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- GPS
- 08:05
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,595m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
登山口の駐車スペースは無料、トイレなし。路肩を目一杯使えば20台ほど止められそう。 その先の不動池の手前にも5〜10台ほどの駐車スペースあり。無料、トイレなし。 高千穂河原からえびの高原へのバスは午前中しかないので注意、要確認です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とりたたて危険な箇所はないが、韓国岳、新燃岳、高千穂峰には大きな爆裂火口があり、それを覗き込もうと火口壁に近付き過ぎて滑落しないように注意。 水場なし。トイレはえびの高原駐車場と高千穂河原にあり。 温泉… 白鳥温泉「上湯」300円。西郷隆盛がかつて3ヶ月滞在した温泉。泉質は酸性泉で、確認できなかったが若干濁り湯だそうです。やはり料金が魅力。なお建物裏の山道を5分ほど歩けば地獄と呼ばれる源泉口が見られます。 |
写真
感想
前日の開聞岳登山後、桜島SAで車中泊。
3時頃起き出し、一路えびの高原へ。
えびの高原の駐車場は有料なのでトイレだけ拝借して、その先の登山口駐車スペースへ向かいます。
風が強い中、まずは韓国岳へ登りにかかる。
山頂までは合目ごとに道標が立っていて、道もザレたりガレたりはしているが良く整備されています。
そんな道を労せず登って、あっけなく韓国岳山頂へ到着。
やや霞んでいるが眺望は最高です。
満々と水をたたえる火口湖のような大浪池、これから向かう新燃岳や高千穂峰、そして何といっても大きく口を開いた爆裂火口が圧巻だ!
ここから獅子戸岳へは、てっきり稜線で繋がっていると思っていましたが、実際は一旦鞍部へ下って登り返して行きます。
結構急な道を暫く下って行くと低木に覆われた鞍部へ下り立ち、ガレ場を登り返して獅子戸岳へ。
これから向かう新燃岳が山頂部の大きな口を開けて待ち構えています。
あの火口にはどんな景観が広がっているのかワクワクする。
獅子戸岳からまた一旦鞍部へ下ります。
鞍部には携帯トイレ使用のためのテントがあるようです。(この日は確認できませんでしたが…)
一登りして辿り着いた新燃岳はまさに圧巻でした!
広い山頂を取り囲む火口壁、眼下にはエメラルドグリーンの火口湖、その周りからは所々で噴煙も上がっている。
この山はまだまだ活発に活動しているんですね。
そんな絶景を右眼下に見ながら、火口縁を歩いて行きます。
前方には高千穂峰も望め、気持ちの良い稜線漫歩。
火口縁を半周ほどしてから、木道を辿って中岳へ。
中岳から見る高千穂峰は天に突き上げる山頂部が神々しい雰囲気だ。
中岳からは階段状に整備された道を下って行きます。
ここまですれ違う人は少なかったのに、中岳からの下山中にはいきなり人が多くなりました。
下り立った高千穂河原は想像以上に賑わっていて驚いた。
高千穂峰へはここから登って行くのだが、イマイチ体調が悪い。
大きく息を吸い込むと、むせて咳き込むようになる。
暫く様子を見たが変わらないし、かといって高千穂峰を登らないのはもったいないので歩き出しました。
それにしても驚いたのは、高千穂峰に登る人が老若男女問わず非常に多いことです。
特に御鉢でお会いしたお婆さんには思わず声を掛けてしまい、聞けば御歳80才で毎年登られているとのことで、感動すら覚えてしまった。
御鉢まではザレガレの急登で、なかなかキツイ。
この辺りから小雨が振ってきたのでイヤだなっと思ったが、それ程長くは降らずに助かった。
御鉢まで登ると、これまた眼下に爆裂火口が圧巻です。
御鉢からは馬の背と呼ばれるなだらかな火口縁を歩いて行き、背門丘と呼ばれる鞍部へ。
背門丘は天孫降臨の地だそうで、遥か昔には霧島岑神社が建っていたそうです。
ここからザレ場の急登に苦労しながらも遂に高千穂峰に到着しましたが、相変わらず息苦しいままだ。
山頂には有名な天の逆鉾が突き刺さり、日の丸の旗もたなびいて普通の山頂とは違う独特の雰囲気がありました。
結局体調が戻らない中、まだまだ引っ切り無しに登って来る人たちとすれ違いながら下山。
高千穂河原に着いても問題発生。
調べていたバスの時刻とバス停の時刻が全然違います。
観光案内所で聞いてみても、えびの高原行きは午前中しかないとのこと。
歩くには遠すぎる。幸いタクシー乗り場があったので運賃を聞いてみると3500円ぐらいと言う。
高いなぁ〜と暫く考えていると、ザックを背負った人たちがタクシーに乗り込もうとしています。
思わず行き先を聞くと、えびの高原までと言うので同乗をお願いしました。
ただよく見てみると向こうは4人います。もう一杯じゃん!
泣く泣く見送りますが、この分ならえびの高原まで乗る人はまた来るのではないかと待っていると、案の定やって来ました。
今度は3人でしたが子供2人を連れた男性だったので、さすがに4人で割り勘はできないな〜とは思いましたが、事情を話して同乗することになりました。
結局、男性の方が多少多めに払って頂いたのでラッキーでした。
その後温泉に入っても体調はスッキリしなかったが、とりあえず明日の朝に様子を見てみることにし、傾山・祖母山の登山口へと車を走らせた。
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