芦別岳(旧道〜山頂〜新道)
- GPS
- 10:07
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,977m
- 下り
- 2,056m
コースタイム
4:42 旧道ゲート
6:27 ユウフレ分岐
7:29 夫婦岩分岐
8:02 夫婦岩が左に開ける
8:23 尾根に出る
8:51 (コースマップ 山頂まで3H)芦別岳が見える
9:20 藪の中をかき分ける
10:05 1579m ピーク
11:21 芦別岳 山頂
11:45 芦別岳 山頂 発
15:00 新道入口着
天候 | 曇り時々晴れのち一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山部駅前にセイコーマートとセブンイレブンあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
旧道の尾根〜1453 ポイントまで笹藪多い。 足下の状態とピンクマーカーを見極める必要がある。 朝露で下半身はびしょぬれになるのでスパッツ、レインパンツを事前に 装着すること。 笹藪をかき分けたためかダニに刺されました。 2回も病院行きに。 局部麻酔して皮膚ごと切除になります。 |
写真
感想
旧道は長く、人気も少なくリスクが高いというのは判っていても、芦別岳のシンボリックな容姿を見たくて旧道から入山。
コースはしっかりテープマーキングされているので間違う可能性は少ないはず。
ただし、基本情報に記載したとおり夫婦岩分岐から笹藪が多く、前方を見てコースと呼べる道がなくなることもあります。 この場合も足下はしっかり踏まれているので足下を見極めながら慎重に進む必要があります。
旧道コースは12〜13時間の長丁場のため、前日移動でキャンプ場入り。
きれいなキャンプ場ですが、公営ということもあり無料で施設利用ができます。
行動食など山部のセイコーマート(北海道のコンビニ代表)で調達。 ここでは、おにぎりが保温されたまま売っています。 ボリュームも味も満点。 そのほか、パック詰めされた総菜物とビールをゲットし夕食としました。
朝は、4:30に出発するため4:00前に起床。 雲の隙間から朝日が差し込むさわやかな朝ですが、天気は悪くなる予想。
準備をしていると新道から芦別岳に本日登山される方に出会う「それでは頂上で会いましょう」と声を掛けられたがコースタイムが全く違うので到底出会うとは思っていない。
予定通り、4:30頃にキャンプ場を出発 最初にゲートの脇を抜けてしばらくは林道歩が終わり登山ポストがある。 ここで記帳。 案の定、今日はまだ誰も入山していない様子。 リストを見てもこの時期にあっても1日1組程度とほとんど登られていません。
夫婦分岐までは、沢沿いの道を進みます。 最初の高巻きが一番高く巻いていてその後は2、3回程度巻く 沢沿いには踏み後がわずかにある程度で本当に原始の姿のままではと思わせる雰囲気。 その後も渡渉することはなく踏み後とマーキングに注意して進んだ
いい加減飽きてきた頃、轟音とともに三段滝が現れるとユウフレ分岐となった。
この後も地図上にはないが沢沿いを進む。
所々崩れているところはああるがピンクのマーキングテープと岩のマークを目印に進むとやがて沢から離れ夫婦岩分岐に着いた。 夫婦岩分岐といっても見通せず道もなく分岐といってもピント来ない。
やっと登山道らしくなりしばらく進むと夫婦岩が大きく見えてくる。
さらに進むと展望がよくなり尾根沿いにでたことを実感できた。 ここまでほとんど休まず来たので小休止 鳥のさえずりが心地よい
この後は開けた尾根歩きと思いきや、笹藪が生い茂、朝露もあって下半身ずぶぬれ、さらに運悪く先日購入したばかりのマームトのブーツの中まで水が浸透(後日 クレーム修理依頼)靴の中は最悪の状態。
先ほどまでの鳥のさえずりもなくしんと静まり返って笹藪の中、熊の心配もあるので、手をたたきながら歩く。 途中でレインパンツとスパッツをはく
急斜面を上り詰めると左前方に待ち望んだ芦別岳が尖って見えてきた。
この後も藪が所々あって(1579ポイントまで)後で大変な目に
さらに大きく芦別岳が迫りキンポウゲが映える。 左右切れ落ち脆くなった岩場を抜け急斜面を登り切ると緩やかな平原に出る。 この時期1700m程度の芦別岳には雪渓が残る。 頂上まではあと一登りの所でマーキングがなく踏み後を注意深く進むと芦別岳の頂上に出た。
新道から上って着た登山者と出会う(もちろん本日初めて) 視界は全くなく昼食を済ますと益々怪しくなった天候は雨に変わる。
天候の回復も見込めないので、レインジャケットを着て下山。
ここまで7時間の登り(コースタイムは9時間20分)全く問題なく行動出来た左足膝に違和感を覚える。
何とか騙し騙し鶯谷に到着。 何と朝出会って声をかけられれた彼に出くわした。
まさか会うなんて考えていなかったのでこっちはびっくり! 相手はやっぱり会いましたねという具合。 いつもなら意気投合するのだが、膝が痛くてしばらく動けず。
いつも履いているCWXのタイツが出る時に見つからず本日は装着していないのが祟ったのか? このままでは足をかばって怪我をしかねないので杖になりそうなのを探す。 こういった時にはなかなか見つからないもの、何とか適当なものを見繕って3時間程度で下山。
無事に帰って来れて何より。実家に帰ってシャワーを浴びビールを一杯
さーてこれからが大変。 何と左腰に米粒大のダニが食いついているのではないか!! すでに19:00を回って一般病院はやっていない。
かといってこんなやつと一晩過ごすわけには行かない。
ネットで調べ 「酢をかけると離れた」(犬の場合)とか、焼酎に浸すと良いとか書いて云っているがとんでもない。全くしつこくいくらやっても離れる気配はない。
結局、救急外来でダニ除去の治療と相成った。
治療方法は、ダニの頭部を残さず除去するために、イソジンで周囲を消毒後、局部麻酔、ポンチの様な器具でダ二とともに皮膚の一部ごと切除するというもの。
局部麻酔の注射が痛かった!
治療が無事終わり、痛み止めと抗生剤(ダニのばい菌を殺す)を処方。 おかげで膝の痛みも緩和
ダニは懲り懲りと思いきや、2日後の入浴中に右脇腹にダニが食いついているのを発見!!! あっぐ 帰京のフェリーの中、今夜はダニと過ごすしかない。
東京に帰り早速病院に、休日のためまたもや休日外来。
今度は専用の器具がなく、メスでの切除。
2度もダニ治療と相成りました。 皆様おきを付けを
コメント
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ご無沙汰しております
ダニでとんでもない目に合われたようですがその後経過は如何でしょうか?
また機会があればどこかご一緒させてください
いやーダニには本当懲り懲り 明日朝病院に行きます
現在は、治療の後が痛痒いです。
また是非ご一緒しましょう。 泊まりで尾瀬あたりも良いかも
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