鍬崎山へ あわすのスキー場より
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- GPS
- 08:09
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,808m
- 下り
- 1,798m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スキー場駐車場利用(出発、下山到着を考えるとベスト) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない 下山、大品山手前からの粟巣野への下山道は笹に覆われ分かり難いところもあるが、ほとんど問題ない。 |
その他周辺情報 | 粟巣野温泉 ホテル森の風(日帰り入浴700円) |
写真
感想
2017年(平成29年)9月25日(月)
鍬崎山へ あわすのスキー場より
「埋蔵金 掘り当てたり 鍬使い」
立山の麓、粟巣野にあるあわすのスキー場より
まずは、瀬戸蔵山目指して登り始めた。
登山口のある粟巣野スキー場の広い駐車場には私の車だけ。
スキー場を登り、リフト降り場に案内板が表示されていた。
百粒蝓⇔郷世梁譴鬚瓩阿蠅覆らの登りになる。
整備された遊歩道を進むと百粒蠅領れを目にする。
その岩の上を滑らかに流れる沢を眺めながら
さらに進むと龍神の滝の表示が現われる。
さてどこに滝があるかと周りを見渡すと
少し離れた崖に縦に一筋のきれいな滝を見ることができた。
登山道からは離れているので迫力は感じられなかったが、
落差40m、龍に例えられるにふさわしい滝だった。
その先に杉の大木が次から次へと現れた。
奇妙な形、迫力ある幹のうねりを見せていた。
龍神のご神木なる大杉は
正に竜の形をして横へくねくねと這っているようだった。
最初から結構楽しませてくれる登山道だった。
さてここからが本格的な登りになり
整備された木の階段を使いどんどんと高度を上げた。
1.3kmで500m登ると表示にもあった。
正に急登で階段の一段一段の高さがあり足にこたえる登りだった。
最後の最後まで階段が続き瀬戸蔵山へと登った。
山頂は立山方面が切り開かれ展望が良かった。
まず目の前には奥大日岳・大日岳が大きな稜線を広げていた。
そして立山のいくつかの峰も黒い山塊となり目に飛び込んできた。
一番の感動は、先日登ったばかりの毛勝山を確認できたことだ。
そして鍬崎山の三角錐の頂も樹木の間から見られた。
まだはるか遠くに感じる距離があった。
これからの稜線歩きがちょっと不安になる。
瀬戸蔵山から大品山へは比較的起伏の少ない上り下りを繰り返し
思っていたより早く到着することができた。
この大品山からの展望は同じ山々ではあったが、
日の差す角度が良いのか毛勝山などの山肌が
のっぺりした一色から起伏ある多色に変化していた。
大品山を少し進むと広い平地が現われトイレも整備されていた。
そして少し近づきた美しい三角形の鍬崎山を見ることができた。
この鍬崎山の埋蔵金伝説が書かれた案内板があり、
佐々成政が隠したという財宝、
その埋蔵金を目指す人がまだいるというので私も参戦した。
鍬を持ち、いや今はポールだが鍬崎山という財宝を目指し
さらに気持ちを高めながら稜線をひたすら歩んだ。
目の前に、進めば山頂という財宝が待っている。
ここからが鍬崎山のメインとなった。
一気に下り、また高度を上げていく
いくつかの独標をクリアしながら山頂へと近づいて行った。
疲れも出てきたが登る稜線の左側に見える大日岳の背後から
ひときわ目立つ天を指す鋭角的な三角形の先
剱岳が見え始めたのだ。
雲も湧き始め、変化ある美しい山々が見渡せた。
なかなか山頂に着かない。まだ先かと急登を登り続けた。
山頂に出た時にはほっとしたというのが一番だった。
大きな岩が横たわる山頂は360度の展望があるようだが、
雲のために180度の展望だけだった。
西側は真っ白な状態で
期待していた薬師岳などの姿は全く目にできなかった。
東側は登りからずっと見えていた立山の山塊、
そこから五色ヶ原への鬼岳から鳶山への稜線までは確認できた。
時間が経つにつれ埋蔵金を掘り当てたような満足感に浸ることができた。
静かな時間が過ぎ、気持ちよい空気が身を包んでくれた。
すっかり疲れも取れ下山するエネルギーも得ることができた。
下山時は、雲が稜線も覆うようになり
ダケカンバやブナの樹林帯をより神秘的にしてくれた。
紅葉が始まったばかりの木々も下山を応援してくれるようだった。
さて大品山手前まで来て
木の階段を下りるよりも多少不安はあったが
粟巣野への直接の下山を選択した。
入口付近、時々笹で覆われているところもあったが
踏み跡はしかりしていてマークもしっかりしていたので
徐々に安心し下山を楽しむことができた。
階段での足の負担を考えたら
木の階段のない普通の登山道が良かったと思う。
長い下山道ではあったが無事あわすのスキー場へと下山した。
今年計画していた
「ちょっと日帰り難しいかな山行」鍬崎山で4座完登できた。
笊ヶ岳 12:10 一人 一番時間かかる
毛勝山 9:50 四人 一番ハード
大無間 11:30 一人 危険度一番
鍬崎山 8:10 0人 安心して登れた
休憩も入れて下山までにかかった時間。
体調、休憩時間も違うので参考までに、
そして平日に登っているので出会う人の少なさもすごい。
約40時間歩いていて6人の方にしか会わなかったことになる。
ふるちゃん
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