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Yamareco

記録ID: 1275051
全員に公開
沢登り
尾瀬・奥利根

楢俣川〜平ヶ岳 沢藪合宿

2017年08月22日(火) ~ 2017年08月25日(金)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
80:00
距離
33.1km
登り
1,905m
下り
1,961m
歩くペース
ゆっくり
2.72.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
15:27
休憩
0:10
合計
15:37
距離 6.5km 登り 143m 下り 142m
8:00
223
スタート地点
11:42
11:52
704
23:36
宿泊地
2日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
距離 9.8km 登り 1,043m 下り 121m
23:43
宿泊地
3日目
山行
47:42
休憩
0:06
合計
47:48
距離 9.3km 登り 523m 下り 752m
0:01
1530
宿泊地
1:31
201
16:12
16:13
23
16:36
16:41
153
19:14
276
23:50
4日目
山行
15:23
休憩
0:16
合計
15:39
距離 6.5km 登り 49m 下り 940m
0:21
196
宿泊地
3:37
3:41
56
4:37
252
8:49
9:00
419
天候
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
楢俣川へのアクセスは非常に悪かった。朝発にして電車とバスで行くのが無難だが、前夜発であったため車で楢俣ダム近くのオートキャンプ場の広場に駐車。通常人が車を都停めないところに長期間停めてしまったため、不審に思った地元の人から警察に通報されてしまった。ご迷惑をお掛けしました。車で行く人はお気を付けください。
コース状況/
危険箇所等
狩小屋沢までの林道は非常に長く、所々崩れているところもあった。林道が消えかけると浅い水たまりの上を薄い藪漕ぎで狩小屋沢まで。ススケ沢上部から平ヶ岳までは非常に強い藪。
その他周辺情報 鷹ノ巣登山口にはバス停があるが、本数が少ない。また、電波も入らずタクシーも呼べない。歩いて10分〜15分ほどのところに清四郎小屋という山小屋があるのでバスがない場合はここで電話を借りてタクシーを呼ぶ必要がある。

装備

備考 毎日雨が降っていたためツェルト泊ではなく、テント泊をすれば良かった。また、シュラフカバーと沢用靴下を装備にいれておけばよかった。

感想

行動記録
8/22 晴れのち雨
4:00 起床
5:00 出発
7:00 狩小屋沢出合い
9:10 前深沢出合い
9:35~9:45 休憩
10:00 日先沢出合い
11:50~12:00 南沢出合い
13:00~13:40 St25m
14:00~14:30 20m大滝St35m
14:50~15:40 15m滝St25m,10m
16:00 幕営

2時間弱の林道を進み、入渓点へ。前半は晴れていたので気持ちよく沢を登っていった。計画では南沢出合で幕営する予定であったが、翌日の天気予報が雨であったため今日のうちに出来るだけ沢を詰めておきたい。そういう訳で時間ギリギリまで沢を登ることを選択し、進む。滝で本田が釜に落ちて全身ずぶ濡れに…。その後雨が降り始め全員ずぶ濡れになってしまう。雨が降っているので急いで幕営地を探す。草を伐採して作った心許ない幕営地にてツェルト泊。ツェルトを通過して滴り落ちる雨にシュラフはずぶ濡れ。地獄が始まった。

8/23 雨
4:00 起床
6:00 出発
9:30 二俣後、休憩
10:00~10:20 ダブポリ
11:15 藪の中、休憩
13:30 鈴が峰
13:45~13:で
15:30 コルで幕営

起きると予報通り雨が降っている。気分は最悪。増水した沢を慎重に進み二俣へ。何度かルーファイをやり直し、詰めへ入った。その後水が尽きかけそうな所で何とか水を隊用ポリに入れ、藪の中へ。雨の中の藪であったため沢靴のまま藪を漕ぐ判断をする。これが後に悲劇をもたらす。雨の中の藪は地獄であったが、その後現れたスズヶ峰の湿原は霧の中非常に幻想的で素晴らしい風景だった。湿原の中を進み、その後藪を長めにトラバースして本日の幕営地へ。あらゆるものが濡れている。乾く気配はない。

8/24 雨のちくもり
4:30 起床
5:30 出発
7:30 休憩
9:15 休憩
11:30 休憩
13:10 白沢山
13:45 休憩
15:20 平ヶ岳直下の湿原で幕営

本日は3日目。しかしもう耐えられる精神状態ではなかった。ずぶ濡れの装備、濃い藪、変わらぬ雨。今日は平ヶ岳まで行って藪を終わらしてしまおう!心が挫けそうになる中、皆でトップを交代して藪を漕ぎ平ヶ岳を目指した。最初は行けるかどうか半信半疑であったが、白沢山手前あたりで天気が良くなり始め、白沢山を越え平ヶ岳直下の湿原まで進めることができた。太陽が雲の切れ間から射していたので装備を干す。しかしシュラフは乾かなかったためエマージェンシーシートで身を包んで眠りについた。

8/25 ガスのち雨
4:00 起床
5:20 出発
6:00 平ヶ岳
6:20 姫ノ池
7:55 台倉清水
8:20 エスケープ開始
9:00 台倉山
9:20 休憩
10:40 鷹ノ巣登山口

…雨の中、沢靴で藪漕ぎを続けたせいで足の皮がズルズルにむけてしまった。沢靴を履いて歩くだけで痛いので登山靴に履き替えて平ヶ岳山頂まで最後の藪漕ぎを行う。2時間程かかるかと思ったが藪が薄く40分で山頂に着いた。山頂の風景は非常に素晴らしかった。何より藪がない!整備された登山道で台倉清水へ。台倉清水近くで雨が降り始め、その後の天気予報もずっと雨であったため増水を警戒して恋ノ又川へ行くのは諦めて登山道で下りることになった。足の皮がボロボロ、藪漕ぎで満身創痍であった私は静かにホッとする。登山道は予想以上に悪くて驚いた。登山口では電波が入らなくてさらに驚き。

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