笠ヶ岳

2011年08月14日(日) [日帰り]

• GPS: 13:21
• 距離: 20.5km
• 登り: 2,139m
• 下り: 2,131m

コースタイム

04:04新穂高温泉有料駐車場〜04:54笠新道入口04:54〜07:55杓子平08:07〜09:17抜戸岳分岐〜10:22笠ヶ岳山荘10:31〜10:48笠ヶ岳山頂11:16〜11:24笠ヶ岳山荘11:31〜12:33抜戸岳分岐12:54〜13:44杓子平〜16:30笠新道入り口16:36〜17:25新穂高温泉有料駐車場

天候

晴/ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高温泉有料駐車場(500円/6時間)
深山荘の無料駐車場はずっと満車。1週間前からこの状態が続いているとのこと。

コース状況／危険箇所等

【登山ポスト】新穂高温泉登山指導センター、林道のゲートにあり。
【コース状況】
●新穂高ロープウェイ駐車場〜笠新道入口
駐車場からしばらく歩くとゲートがあり、ここから本格的な林道となる。
道はコンクリートと砂利道が交互に続き、左俣の川沿いを進む。
崩落箇所が2箇所あり(処理は終わっているのでフツーに歩ける)。
50分程歩くと左手に笠新道入口に到着。水場あり。
●笠新道入口〜杓子平
急登が続くが、登山道自体がしっかりしていてテンポ良く登ることができるのでしんどさは感じない。
標高が上がるに連れて、石の大きさが大きくなっていく。
樹林帯を抜けてしばらく歩くと杓子平に到着。
標高100mごとに看板があるので、現在地や進み具合が分かる。
標高2000mを越えてくると、振り向けばロープウェイの山頂駅〜独標〜ピラミッドピーク〜西穂〜ジャンダルム〜奥穂〜北穂〜大キレット〜南岳〜大喰〜槍までがパノラマ写真のように真向かいに。
危険箇所特に無し。
●杓子平〜抜戸岳分岐
杓子平に到着すると、槍穂の壁のような眺望から今度は打って変わって
笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線と緑と岩に覆われた柔らかな曲線のカールが目前に現れ息をのむ。
杓子平からしばらくはこの絶景を楽しみながら穏やかな道を進み、
カールを過ぎるとゴツゴツした岩場の急登を抜戸岳分岐まで登り詰める。
危険箇所特に無し。
●抜戸岳分岐〜笠ヶ岳山荘
双六岳から続く稜線と合流。緩やかなアップダウンを繰り返し1時間程度で笠ヶ岳山荘に。
この道中でトラブル発生。登山靴のソールが剥がれる。果たして下山まで保つかどうか…暗い気持ちに。
破壊されつつある靴を庇いながら何とか山荘に到着。
●笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳山頂
山荘から山頂まではあっという間。岩ゴロの道をあがると祠が見えてくるが、
山頂はそこから東側に20mくらい進んだところにある。
とにかく早く山頂に着きたいので、靴には目をつぶってごまかしごまかしで登りきる。

帰りの抜戸岳分岐までの道中で、靴は完全に逝ってしまったが、手持ちのナイフと予備の靴ひも
で簡易的な補修を繰り返し、何とか無事下山完了できたがペースはガタ落ち。

写真

左俣林道の途中の崩落箇所。豪快に崩壊。

およそ3時間、樹林帯の急登を進む。

焼岳とその奥に乗鞍。

高度があがる程、石の大きさが大きくなっていく。

真逆光の中槍が見えた。

大キレット〜西穂を真正面に。

杓子平到着。目前にパッと笠ヶ岳の姿が現れた。

先ほどのダイナミックな槍穂の景観から一転して、柔らかな曲線を描くカールが印象的。

絶景を楽しみながら穏やかな道を進む1

絶景を楽しみながら穏やかな道を進む2

抜戸岳の山腹を巻くように登山道がついている。最上部から見下ろす。だいぶガスが上がってきた。

抜戸岩。

穂高は見えたり隠れたり。

笠ヶ岳が目前に迫ってきた。

ここでトラブル発生。登山靴のソールが崩壊。中板が剥き出しに。歩く度にソールがズルズルと動き、仕舞いにはソールの前側がめくり上がり中板で歩く羽目に。

ソールを中板に被せ直し、予備の靴ひもで縛る(写真は下山後のもの)。これが下山途中何度もほどけソールがめくれ上がるのに難儀した。

山荘から山頂を望む。

笠ヶ岳山頂(2897m)

山頂から歩いてきた道をを眺める。

双六岳に続く稜線。

黒部五郎岳と鷲羽岳。

気持ちの良い稜線歩き。

感想

danyama

●北アルプスまで足を延ばすとなると天気は晴れじゃないとイヤだと贅沢を言ってたら、ここ2週くらい土日の天気がすぐれず、結局3週ぶりの山行に。
●komemameもコンディションが良いようで、笠ヶ岳日帰りにチャレンジしてみたいとのこと。
●0:00過ぎに東京の自宅を出発。3:30頃に新穂高到着。
●今回の山行は大きなトラブルが発生。山頂を目前としたところで左のソールに大きな穴があき、中板が剥き出しに。歩く度にソールがズルズルと動き、仕舞いにはソールの前側がめくり上がり中板が完全に露出して、中板で歩く羽目に。下山まで靴がもつかどうかが不安な気持ちで山頂に立つ。
●ごまかしごまかしで歩き続けたが、大休止をとり本腰を入れて手当を行う。
●komemameは杓子平を過ぎ、笠新道に戻ったあたりから行動時間10時間近くになりバテが出始めると同時に手当をした靴ひもが何度もほどけ大幅にペースダウン。予定よりもタイムオーバーだったが、何とか林道まで戻ってくることができ、ホッと胸をなで下ろす。
●疲れたカラダに追い打ちをかけるように、帰りはお盆の帰省ラッシュの大渋滞に巻き込まれる。結局自宅まで7時間近くもかかった。