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Yamareco

記録ID: 1285814
全員に公開
沢登り
奥秩父

大荒川谷

2017年10月08日(日) ~ 2017年10月09日(月)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
29.9km
登り
2,217m
下り
2,220m

コースタイム

国道140号線出合の丘(8:50)ー(自転車:入川林道途中にデポ)→入川渓流観光釣場(9:20)→赤沢出合(10:30)−(登山道途中から入川へ下降;11:50)→金山沢出合(12:15)→(金山沢遡行)→ゴンザの滝(14:20)→小荒川谷出合(15:05泊)
泊地(7:00)→(大荒川谷遡行)→1570m二俣(8:30)→1790m三俣(9:30)→登山道(奥秩父主脈縦走路・破風山東側2178m付近:11:00)→雁坂峠(12:10)→雁坂小屋(12:30)→(黒岩尾根登山道)→出会いの丘(15:45)
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
入川林道は通行止めの掲示があるが、人は問題なく通れる
出合いの丘駐車場にクルマを停めて自転車で国道140号線を7km下る。
出合いの丘駐車場にクルマを停めて自転車で国道140号線を7km下る。
入川林道の入口は雁坂峠側から下ってくると右の鋭角カーブとなっていて、うっかり見逃す。
入川林道の入口は雁坂峠側から下ってくると右の鋭角カーブとなっていて、うっかり見逃す。
車道の終点渓流観光釣場
車道の終点渓流観光釣場
森林軌道跡を進む
森林軌道跡を進む
通行止めの登山道崩落は問題ないレベル
通行止めの登山道崩落は問題ないレベル
釣場から一時間少々で赤沢出合いに到着
釣場から一時間少々で赤沢出合いに到着
暖かい季節なら入川本流を遡行したいのだが。。。
暖かい季節なら入川本流を遡行したいのだが。。。
寒いので吊橋を渡り、柳小屋に向けて登山道を行く
寒いので吊橋を渡り、柳小屋に向けて登山道を行く
吊橋から1時間20分で金山沢出合いへの下降点に到着
吊橋から1時間20分で金山沢出合いへの下降点に到着
目印の標識を後ろに谷へと下る
目印の標識を後ろに谷へと下る
入川の釣場から3時間。出会いの丘を出発してから3時間半で入渓点に到着。 ふぅ〜
入川の釣場から3時間。出会いの丘を出発してから3時間半で入渓点に到着。 ふぅ〜
左の金山沢へ。右は入川本流。
左の金山沢へ。右は入川本流。
10分くらいで深い釜を持った小ゴルジュがはじまる
10分くらいで深い釜を持った小ゴルジュがはじまる
ここを泳いで越えなくてはいけないんですか。。。
ここを泳いで越えなくてはいけないんですか。。。
いいえ、右岸のシュリンゲを使います。
いいえ、右岸のシュリンゲを使います。
あとに続く釜は簡単に巻いたり、脇を通過できます。
あとに続く釜は簡単に巻いたり、脇を通過できます。
この滑り台だけは一瞬、ん?と考えたが、左の側壁に細かいがしっかりしたスタンスがあり、最後に釣師のシュリンゲで越える。
この滑り台だけは一瞬、ん?と考えたが、左の側壁に細かいがしっかりしたスタンスがあり、最後に釣師のシュリンゲで越える。
1170mの左屈曲はガレが目印
1170mの左屈曲はガレが目印
ゴンザの滝
迷わず巻く
巻き道から連爆帯を見下ろす。
巻き道から連爆帯を見下ろす。
次のゴルジュは右岸を巻く。
次のゴルジュは右岸を巻く。
がんがん高巻いてここに降りてくる
がんがん高巻いてここに降りてくる
巻き終えて10分で小荒川谷との出会いに到着。
巻き終えて10分で小荒川谷との出会いに到着。
両岸に造成したようなテン場適地があるが、右岸側に宿泊。
両岸に造成したようなテン場適地があるが、右岸側に宿泊。
翌朝。テン場の滝からスタート。
翌朝。テン場の滝からスタート。
1400m付近にある10mの滝。
最もこの谷のイメージに近い?
1400m付近にある10mの滝。
最もこの谷のイメージに近い?
左岸を巻く
地図上のガレマークを左折すると、大きな滝が3つ続く。
地図上のガレマークを左折すると、大きな滝が3つ続く。
最初の二段滝
上段は右壁を。
次の変則二段滝。
寒くて濡れたくないあまりに手前の釜の左を必死でへつるが、、、
次の変則二段滝。
寒くて濡れたくないあまりに手前の釜の左を必死でへつるが、、、
これどうやって??
これどうやって??
結局土砂降りを潜って奥へ突入することに
結局土砂降りを潜って奥へ突入することに
最奥は低くて階段状
最奥は低くて階段状
登るとペアのカモシカが驚いて逃げ、次の滝の巻き道を占拠。
通してくれないかなぁ
笛で威嚇するも居座り続ける。
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登るとペアのカモシカが驚いて逃げ、次の滝の巻き道を占拠。
通してくれないかなぁ
笛で威嚇するも居座り続ける。
仕方ない。
この15m登るんですか。
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仕方ない。
この15m登るんですか。
シャワーに濡れながら流れの右を行く
ホールドはしっかりしてるが、、、
シャワーに濡れながら流れの右を行く
ホールドはしっかりしてるが、、、
なんせ高い
15m滝の上は小さな連爆が続いていた
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15m滝の上は小さな連爆が続いていた
カモシカの滝を登ってから10分で1570m二俣。右へ
カモシカの滝を登ってから10分で1570m二俣。右へ
1660m付近の広く開けたところにある15m滝
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1660m付近の広く開けたところにある15m滝
どんどん巻く
1790m三俣までは、ところどころに小滝とナメがでてくる
1790m三俣までは、ところどころに小滝とナメがでてくる
三俣の10分手前にある二段17m。
三俣の10分手前にある二段17m。
簡単に巻ける
これは上段。
1790m三俣は左へ
倒木が多く見えるが、突入するとそんなに厄介ではない
倒木が多く見えるが、突入するとそんなに厄介ではない
最後の滝
すぐにガレで埋まる沢を道なりに登る
すぐにガレで埋まる沢を道なりに登る
1950mで左からガレが押し寄せる方へ
1950mで左からガレが押し寄せる方へ
傾斜の緩い/針葉樹の幼木が低い所を、破風山の西2180m目指して登る
傾斜の緩い/針葉樹の幼木が低い所を、破風山の西2180m目指して登る
やがてコケの斜面に。
やがてコケの斜面に。
奥秩父主脈縦走路に到着
奥秩父主脈縦走路に到着
広瀬湖の先に富士山がお出迎え
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広瀬湖の先に富士山がお出迎え
出合いの丘に向けて下山開始。
登りですかぁ。。。
出合いの丘に向けて下山開始。
登りですかぁ。。。
黒岩展望台から秋が始まった雁坂峠を振り返る
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黒岩展望台から秋が始まった雁坂峠を振り返る
沢登りより長い時間を、心を無にしてひたすら下る。
沢登りより長い時間を、心を無にしてひたすら下る。
帰ってきました

感想

何故か週末と悪天候が重なることが多かった今年の夏。
一度くらいは宿泊ででかけようと考えていたところが、ずっと消化不良気味だったので、思い切ってピークオフの時期に奥秩父に行ってみました。
夏ではないが紅葉には早い中途半端なこの時期は、入川の日中最高気温が20℃くらいの寒いお出かけでした。(別に濡れなければ寒くはないのだが・・・)
・下山地の「出会いの丘」から折り畳み式自転車で入川観光釣場を目指すが、林道入り口を通り過ぎ、いきなりの登り返し。栃本への分岐で気付いたのでまだ良かったが。
国道の雁坂峠側にも200m手前に大きな看板があることを帰路に気付く。まさかこれを見逃したとは。。。
・往路の登山道は森林軌道跡に入ってから会ったのは5人のハンターのみで、路上で仕留めた鹿を解体していた。これからの時期は自分が撃たれない様に注意。
・赤沢から先の登山道は、ピンクテープが要所に連打されているが、これが無いとちょっと見失う様に感じたのは秋だからか。
・金山沢に下降する目印の道標は、登山道が1212m圏峰の尾根を渡った先で、バイク絵の落書きとともに分かりやすい。
・沢の遡行は、ランドマークが定間隔であらわれるので遡行に専念しやすい。
 また、巻く箇所と登る箇所が明確に分かれており、冷静に進めば全身水に浸かることはなく、この時期向けか。但し、中二俣手前の滝群はシャワー必至なのと、岩が滑りやすい箇所がいくつかありコケると努力の甲斐がない。あと、魚影が感じられなかった。
・夏はアプローチと詰めが辛いに違いない。
 それにしてもアプローチは長く、沢よりも登山道と林道を歩き続けた感じだ。
・詰めは長くもなく辛くもないが、何か腑に落ちない(ぼんやりした地形なのでどこを行けば正解なのかわからない)。

ポイントを列記するとぱっとしない文章ばかりとなってしまい、なんだかショボい沢の様に思えるが、実際に遡行した感覚では、同じ水系の滝川本流や豆焼沢といった名渓と呼ばれる沢に勝るとも劣らない充足感が得られたのは一体どんな理由なのか、行ってきた自分でもわからない。

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コメント

数々の滝に感動
はじめまして 凄いエネルギーに圧倒されました。 当方は3月から9月まではイワナと遊び、10月からは山歩き、と 谷と山を季節によって遊び分けているシニア世代です。 2年前柳小屋をベースにひと山越えて金山沢に釣りに行き、ゴンザの滝のすぐ上までで行ったことがあります。
ゴンザの滝では その滝壺の深みを感じさせる色が今でも印象に残っています。もしかしたら 入川全体で一番深いのでは?と想像しています。それにしても滝の連続でさぞや遡行のし甲斐があったことでしょう。『日本の滝100選』以上とも思われる、名もなき名瀑をたくさん見られるのは沢登りと源流釣りをやる人の特権みたいなものですよね。と言っても私は釣りで入渓しているので貴殿のように奥のほうの滝までは見られません。
美しい滝をいっぱい見せていただきありがとうございました。
濡れるのがイヤなので私は沢登りをやりませんが(技術もないです)、沢の中(河原)に身を置いて、これ以上ない透きとおった水の色を眺めながら沢音に聞き入るのは好きです。 
事故もなく 無事でのご帰還、なによりでした。
たいへん申し訳ないのですが、私の山行記録はありません。もっぱらみなさんの山旅記録を読ませていただいております。柳小屋の写真はいくつか投稿してますが。 
2017/10/14 18:11
Re: 数々の滝に感動
こんばんは。
実は、入川本流を柳小屋まで(できることならその先の真ノ沢も)釣り上がるのが長年の夢の一つなのですが、毎年タイミングがつかめません。なので、柳小屋も訪れたことがありません。どんなところなのでしょうか。ぜひ釣果の情報を!
今年も真夏の台風と雨でお流れとなり、この時期なかばヤケ気味の”濡れない?支流”の企画でした。もしかして、年齢的にこのままタイムアウト?
2017/10/14 22:39
柳小屋について
あの大荒川谷を登り詰めるだけの体力と技術をお持ちの貴殿でしたら 柳小屋に行くのは、た易いと思います。真の沢と股の沢の両方でイワナと遊べます。
毎年『秩父漁協の鑑札(年券)』を買っていますが、自治会の役員が順番で回ってきたため、会議やらイヴェントやらで 今年は3回しか釣りに行ってません。でも2年ぶりに尺オーバーが遊びに来てくれました。あの付近ではそれなりの釣果は得られます。道路沿いから入渓できるところとは違い、やって来る人の数が少ないの上に、みんなリリースを心がけて魚資源の保護保全(魚を捕るのではなく釣りを楽しむ)に努めているからでだと思います。過去何回か沢登りの方と同宿になったこともあります。
小屋はログハウス調で、掃除が行き届いてます。目の前が入川で風光明媚す。紅葉もきれいです(10月25日〜11月5日ころ)。薪ストーブもあり、先月末に薪づくりをしてきました。
来シーズンの予定に組み入れてみてはいかがでしょうか。
2017/10/15 16:25
Re: 柳小屋について
しゃ、尺オーバーですか !!
それは是非実現しなくてはいけないですね。
入川本流の水量が落ち着くだろう海の日くらいを狙って、柳小屋を目指します。
ありがとうございました。
2017/10/15 22:11
付け加え
あっ たまに漁協の監視員がくることがありますので、ちゃんと入漁券(日釣り券1,800円 秩父市内のコンビニと釣具店及び秩父鉄道の駅で取り扱っています)を購入してくることをお勧めします。 海の日あたりとのことですが、年によって差はあるものの、3月下旬から雪もなく小屋までたどり着けます(真の沢の上の方…標高1300丹幣紊里箸海蹐砲六沈磴ありますが)。もちろん寒気が来れば小屋周辺でも数造寮兩磴砲覆襪海箸發△蠅泙(昨年経験済み)。4月上旬で小屋の気温は2℃から12℃ほどです。南向きの明るいところです。『柳小屋ヤマレコ』で検索すれば写真が見られます。
2017/10/16 0:16
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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