雁戸山 笹雁新道から笹谷古道へ、美しい森の恵

2017年10月27日(金) [日帰り]

• GPS: 07:17
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,187m
• 下り: 1,144m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:08
• 休憩: 1:15
• 合計: 7:23

距離 14.1km 登り 1,188m 下り 1,157m

7:14 スタート地点
7:34 7:40 笹雁新道登山口
8:11 8:17 象ヶ沢噴水
10:13 10:22 ニセ雁戸山
10:49 10:51 笹雁新道分岐
10:52 11:31 雁戸山
11:41 11:42 蟻の戸渡り
11:56 滑川コース分岐
12:10 前山
12:21 12:23 カケスガ峰
13:12 13:15 有耶無耶関跡
13:17 13:18 東国山仙住寺跡
13:41 13:44 駒なかせ
13:47 吹き越し
13:52 13:53 化け石
14:05 14:07 上栃
14:10 笹谷古道入り口
14:37 駐車地点

天候

晴れ　風も無く視界もよかった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

水無沢林道の入り口、国道286号脇に駐車しました。林道の入り口に案内板と登山ポストがあります。また林道に入ったところにも2〜3台駐車できる場所があります。林道の一番奥まった場所、ここが笹雁新道登山口ですが、ここに駐車した方もいました。

コース状況／危険箇所等

GPSのデータに乱れがあり、若干補正しています。後200mほどでバッテリー切れになって、ログが終了しています。

笹雁新道は堰堤を越えたあたりから本格的山道ですが、ブナ林の中の綺麗な道です。崩落地に出たところで、私は間違って崩落地を登ってしまい、途中で少し藪漕ぎして登山道に戻りましたが、ここは間違わずに右側の登山道を探してください。西茶畑から雁戸山への急坂は少し滑りやすかったです。
蟻の門渡り付近は急崖ですが、ロープもありますのでゆっくりと。
カケスガ峰から有耶無耶の関までの下りは落ち葉も多く滑りやすい道です。私も二回スライディングしてしまいました。
笹谷古道は幅も広く、歩きやすい気持ちのいい道です。

その他周辺情報

温泉施設ルポポ川崎はこの日も休みでした。休みは月・火のはずですが開いているのを見た事がありません。

写真

10/27 7:15

水無沢林道入り口の向かいに駐車。空はまだ雲っています。

10/27 7:15

林道の入り口に登山道案内図と登山ポストがあります

10/27 7:19

山形道の下を潜ります

10/27 7:36

林道の終点。ここから笹雁新道の登山口になります。ここには2台程度なら駐車できます。

10/27 7:36

辺りは紅葉に包まれています。陽が差して来ました。

10/27 7:42

遊歩道のような道が続きます

10/27 7:44

色づきもいいようです

10/27 7:49

オレンジ色に輝く林

10/27 7:51

紅葉に包まれた向かいの山肌に滝が落ちています

10/27 7:59

声が聞こえたと思ったらお猿さんの群れ。一生懸命にムラサキシキブの実を食べていますね。

10/27 7:59

声をかけたら「何だよ」という感じで、振り向いてくれました。食事の邪魔してごめんね。

10/27 8:07

10/27 8:08

象ヶ沢噴水は道の下に数メートルのところ

10/27 8:12

どーっどーっと音を立てて流れ出しています

10/27 8:13

10/27 8:14

北蔵王の水の恵ですね

10/27 8:15

あたりは黄色に染まる黄葉の天井

10/27 8:16

青空の下、黄色のモミジの葉が輝きます

10/27 8:21

古い堰堤は右側を越えます

10/27 8:23

この辺りから登山道らしくなります

10/27 8:24

ブナの若木の森が広がります

10/27 8:24

見上げるブナの黄葉

10/27 8:27

美しい森です

10/27 8:28

ブナの若木の幹は白く真直ぐ

10/27 8:29

何処までも気持ちのいい森の中の道

10/27 8:33

時々混じるカエデやモミジ

10/27 8:33

空に向かって背伸びしたくなる

10/27 8:46

徐々に葉が落ちて

10/27 8:47

晩秋の景色に

10/27 8:54

赤く艶やかなナナカマド

10/27 9:00

ちょっと視界が広がるとオボコンベが目に付く

10/27 9:03

カラマツの葉も金色

10/27 9:11

崩壊地に出ましたが、ここを間違って登りすぎると大変な事になります

10/27 9:27

登山道に戻って見えた笹谷の山々。深い黄葉に包まれた晩秋の大風景。

10/27 9:30

そして姿を見せた月山はもう雪に覆われています

10/27 9:32

視界は広がりましたが西茶畑まではまだ遠い

10/27 9:34

晩秋のこの季節でなければ見られない風景

10/27 9:34

葉を落とした白い樹の幹が真直ぐに立ち並ぶ

10/27 10:00

西茶畑の山頂台地。北雁戸と南雁戸の頂が顔を覗かせています。

10/27 10:07

所々に低く枝を這った五葉松があります

10/27 10:15

南に後烏帽子や屏風岳。南蔵王の山々のシルエット。

10/27 10:15

雁戸山がどーんという感じ

10/27 10:17

一旦降ってあれを上り返すのか

10/27 10:18

南雁戸とのツーショットはなかなか迫力があります

10/27 10:18

見事な岩壁を持つ南雁戸

10/27 10:24

前山の眺め

10/27 10:26

ナナカマドの実と青空

10/27 10:29

これを登り返すのね。高度感伝わりますか。

10/27 10:40

すっかり葉を落として明るくなった山

10/27 10:41

ニセ雁戸とも呼ばれてますが、西茶畑という名前のほうが好きだな

10/27 10:47

南雁戸も険しいです

10/27 10:49

休み休み何とか登ってきました

10/27 10:49

やっとこさ笹雁新道の分岐です

10/27 10:51

熊野岳はでっかいな。刈田の神社も見えてます。

10/27 10:53

北雁戸の山頂です。7年振り、久しぶりですね。

10/27 10:56

白鷹山を従えて、大朝日がすっきりと高い

10/27 10:57

蔵王ダムの青い湖水、北雁戸沢の紅葉の斜面。

10/27 10:57

山形の市街地は手が届きそう

10/27 10:57

雪の飯豊も綺麗に見えました

10/27 10:58

蟻の門渡りとささや峠へ続く稜線

10/27 11:08

「お碗でシリーズ」これいいです。山メシにぴったり。

10/27 11:20

鳥海山も雲が取れました。もうすっかり冬山ですね。

10/27 11:28

以東岳、大きいですね

10/27 11:28

ちょっと雲が湧いて絵になる朝日主稜線

10/27 11:29

月山ももう一枚

10/27 11:33

もう少しゆっくりしたいけど、そろそろ降りましょうかね

10/27 11:34

晩秋の森

10/27 11:43

光と影の斜面

10/27 11:45

この季節の白々とした幹、冬芽をつけた梢、好きです

10/27 11:45

山また山、北へ続く奥羽の峰。雲の影が舞う。

10/27 11:48

深く切り込む紅葉の沢筋

10/27 11:50

冬しか山頂に立てない前山

10/27 11:56

北雁戸沢源流部

10/27 11:56

新山への分岐から鋭く尖る蟻の門渡り

10/27 12:18

前山のいやなトラバースを過ぎて、カケスガ峰の分岐です。

10/27 12:23

カケスガ峰から辿ってきた西茶畑と北雁戸の稜線を一望する

10/27 12:30

冬枯れの淋しい森には青空が似合う

10/27 12:36

10/27 12:49

吸い込まれそうな空の色

10/27 12:59

神室の頂が見えるのもここまで

10/27 13:11

有耶無耶の関付近

10/27 13:12

延命地蔵尊だそうです。無事をお祈りしました。

10/27 13:18

助庵でもあった東国山仙住時跡の苔むした碑

10/27 13:18

訪ねる人もない静かな寺跡に午後の陽射しだけ

10/27 13:19

辺りは深い秋の景色

10/27 13:23

ブナの森の深い秋色

10/27 13:23

笹谷古道は秋の森を抜けて続いて行く

10/27 13:26

10/27 13:33

絢爛とした森に包まれて

10/27 13:33

秋の衣装を纏ったブナの巨樹

10/27 13:38

古の人々が歩いた古道は本当に歩きやすい

10/27 13:40

黄金色に染まる美しき森

10/27 13:43

「駒泣かせ」

10/27 13:47

道は大きくカーブを切り、名前ほどきつくはない

10/27 13:49

「吹き越し」付近の平坦な尾根道

10/27 13:49

ツルアリドオシの赤い実が沢山

10/27 13:49

降りゆくほどに緑も増えてくる

10/27 13:53

陽射しに包まれる古道の森

10/27 13:54

「化け石」　確かに割れてます

10/27 13:55

どこまでもどこまでも美しい

10/27 13:56

ふかふか落葉

10/27 13:58

10/27 14:00

言葉もなく包みこまれて行く感覚

10/27 14:01

そろそろ古道の旅も終わり

10/27 14:01

柔らかく透きとおる黄色

10/27 14:14

笹谷古道の入り口はこの杉林

10/27 14:37

一日良く晴れた山登り日和でした

撮影機器：

TG-3 OLYMPUS IMAGING CORP.

Canon EOS 8000D Canon

感想

yonejiy

選挙や台風でしばらくぶりの山になりました。予報よりもいい天気になり、北蔵王の晩秋の山は静かで深く、私を包み込む様でした。
途中から脚の具合が悪くなり、何度も攣りかかるのをなだめながら、何とか辿り着いた山頂からは東北の山々の美しい風景を目の当たりにし、山頂で出会ったソロの若い男性としばし山談義。風もなく柔らかい秋の陽の光を全身に浴びて、やがて訪れる雪のシーズンを夢想する。
名残惜しく山頂を後にして、笹谷峠から人気もない古道の秋を深い感動とともに落葉を踏みしめ降りました。
まさに北蔵王の森の恵にどっぷりと浸った一日でした。

コメント

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笹谷古道
いい周回路ですよね。晩秋の笹谷古道、仙住寺跡で、コーヒー飲んでのんびりしたことを思い出しました。しみじみと秋を感じる場所ですね。
崩壊地、そうか、あそこは確かに間違いやすいかも。その崖の急坂を登り切ったときに開ける笹谷周辺の大展望、なかなか素敵です。頑張って下から登る雁戸、いいですね

yonejiy

Re: 笹谷古道
cheezeさん、こんにちは。
確かにいい周回路です
今回は季節も天気もぴったりでした
笹谷古道ももっと歩かれていい道だと思うのですが
崩壊地は勉強不足でしたね。ちょっと冷や汗かきました
今度は新緑のブナ林を歩いて見たいです

meiken

美しい森
お久しぶりのレコですね
週末は何かとお天気の具合が宜しくなく断念する山が数々…
笹谷古道を辿っての雁戸山いつか歩いてみたいです
ぶなの美しい森はもうすぐ葉を落としてしまいますが
霧氷に輝く笹谷峠をまた歩いてみたいな~
その頃はもう笹谷古道も積雪で容易に歩けなくなりますね

yonejiy

Re: 美しい森
meikenさん、こんばんは。
しばらく歩けなかったら、いつの間にか紅葉から落葉の季節に
meikenさんもヤキモキしてました？
今回の周回路は本当にいい道です。
新緑の季節などもいいと思いますよ
その前に新雪蹴ってスノーハイクかな