樽前ワールドを葉っぱ星人が行く❗58.58kmの海から始まる進化の旅…
- GPS
- 09:40
- 距離
- 58.6km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 1,847m
コースタイム
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 9:40
天候 | 終日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
写真
感想
【命の環】
「ワ〜レ〜ワ〜レ〜ニ、田中陽希ホドノタイリョクハ……ナ〜イ…」
葉っぱ星人のこの一言により、樽前ワールドを徒歩による完全人力制覇の夢は潰えました…
というのは嘘ですが、普段から走り込みなど一切していないチチには、北尾根登山口から樽前海岸までを歩き通すのは流石に無理がある…となり、今回は自転車を持ち込む事にしました。
最初にお詫びしておきますが、自転車を使った山行を丸々レコにあげるのは山レコの趣旨に反しているのかとも思います。しかし、四角く繋がった赤いラインが見たい欲求が勝ってしまい…海から海までのログを録り公開する事にしました。ごめんなさい…
コメントを書きながら、道道141号線の長い下り坂を葉っぱ星人が走って下って行く姿を想像したら…かなり楽しいシチュエーションですが…(笑)
日曜朝4時に家を出て真っ直ぐ風不死岳北尾根登山口に向かい、自転車とライトを登山box奥の笹の中にデポしました。出発前に自転車に向かって「後で迎えに来るからな。」と伝えました。何故ならこの自転車…家を出てからずっと後部トランクで「チリンチリ〜ン、僕はここにいますよ。」と訴え続けていたからであります…(笑)
しばしの別れを経て樽前海岸に到着したのが7時過ぎ…時の経つのは早いものですが、早朝の雨をやり過ごしたと気を取り直しすぐに出発です。
初めての道を進む為、色々なものが目新しく歩きがはかどりませんが、肝心の樽前山の姿はこの日遠くからは一回も見る事が出来ませんでした…
樽前ガロー登山口まで来ましたが水場の方が立派で、ちゃんとした登山口は無いようです。すぐに樽前林道が始まり歩きやすい道が続きますが、1人ではあまり面白味は無いかも知れません。途中で重機が沢山置いてある製材現場に迷い込み、お約束のうっかりは果たしたかもですが…(笑)
唐沢林道へ左折してからも同じような道がずっと続く為、休憩するきっかけも無いまま樽前山ド〜ン❗の西山取り付きまで来てしまいました。こちら側からの樽前山は初めてで、溶岩ドームや浸食崩壊部など次々に目の離せない景色が現れてしまい…結局休憩しないまま東山まで来ると、今度は強風の為休憩どころではなくなってしまい…(笑)このまま風不死岳まで行ってしまおうと考えている所に932m峰の分岐が現れました。普段から山チビ達に「人生は余計な事で出来ている」と教えている手前、行くしかありません…(笑)幸いにも山頂は風が弱くここで10分程、寄り道のおかげでやっと休憩にありつけました。
エネルギーチャージを済ませ風不死岳に向かうわけですが、その前に難関の963m峰が立ちはだかります。今回の山行で一番のハードワークがこの963m峰の登り返しで、山亀様ったら優しそうなお顔をしてけっこう厳しいのであります…(笑)
予定よりも1時間弱早く風不死岳山頂に到着した時には、明るいうちに海まで辿り着けるかもと思いましたが…この下山路がまたまた難関でした。この時期はもう乾く事のない登山道の状態の悪さに、ほとほと疲れてしまいました。それでも3合目まで降ってくれば足元は落ち葉の絨毯になり、疲れた脚にも耳にも優しい時間をくれます。
北尾根登山口まで来てデポした自転車に「戻って来たぞ」と声を掛け、荷台の二人乗り禁止の注意を無視してザック&葉っぱ星人を乗せたら出発です。
まだ登ったことの無い風不死岳大沢コースへの憧れもあり、大沢橋から支笏湖畔へ向かい湖面にタッチ…この瞬間に今日の山旅の登山編&全体の2/3が終わった事になりますが、距離にしたら復路が丸々残っているわけで…ホッと一息とはいかず、いざ❗サイクリング編のスタートです❗
そんな意気込みも国道276号線のちょっとした登り坂に入る頃には消えて無くなり…(笑)道道141号線との交差点までは意地だけでペダルを漕ぎ続けました。ここを曲がるか否か…最後まで悩みましたがそのまま右折❗
朝の下見の段階では登りはあるもののそこまで急勾配ではない為、どうにかなるだろうと思っていたのですが…BUMP OF CHICKENの『車輪の唄』を口ずさむだけではどうにもならず、30km弱の道程を歩いて来た星人に、この坂道を止まらず漕げというのは無理な話でした…(笑)残っていた意地もすぐに空っぽになり、自転車を押しながら道の左側をとぼとぼ歩く怪しい星人を何十台の車が追い抜いていった事でしょう…(笑)
それでも新たな発見がありました❗
それは道道141号線と7号目ヒュッテとの別れ道、あの場所が141号線のピークだと言う事です。今回の縦走路最後のピークを通過して、後は海まで一直線です‼水分&エネルギー補給をしてアノラックを着てバラクラバを被り、手袋をはめたら出発です。
ここからはゆずの『夏色』に曲目が替わり、麓の町までの長い長い下り坂を星人を自転車の後ろに乗せてノーブレーキでかっ飛んで下って行きました…(笑)
苫小牧高専を過ぎた辺りから駐車場のある海までは、予想以上に遠く長い長い道程でした…
見えるもの全てが夕闇に包まれ始めた17時前…
長かった旅路も終わりを迎え、葉っぱ星人は命の源である海へと戻って来ました。海面に触れるとそのまま力尽きて母なる海へと還っていきました…
ウルトラセブンにみられる様な、哀愁のあるラストでもいいかと思っていたのですが…
翌朝、一瞬出ていた虹を捉える事が出来てしまいこの写真を最後に使う事にしました。
生命は巡り巡って繋がって行くものです…
その命の環のなかで、これからも遊ばせてもらえたらと思っています…
コメント
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ウルトラは葉っぱ星人!だったのかー
天候が弱々の中を切り抜けて 葉っぱ壊さない様にして よく走ったね。
戻ってきてくれたgengoroooさんに、母なる海は喜んでたんじゃないの〜
お疲れ様でした!
詩は別として、頑張った貴方にMISIAの「星のように‥」のPVを贈りたいぜ!
母なる海…朝よりも荒っぽい出迎えをしていただきました
一歩間違えると葉っぱ星人と共に海に還っていくところでしたから…(笑)
今回の旅のおすすめポイントは
樽前山の裏側からの眺めでした。
それと、141号線ピークからの
ノーブレーキでのダウンヒルです❗
今度一緒に行きますか❗
gengoroooさんお久しぶりです。
50kmを越えるsea to summit大変お疲れ様でした。
私もやや距離は短いですが昨年の夏にやりましたのでとても親近感をもってレコを拝見しました。
葉っぱ星人の顔がだんだんとくたびれていく様子がとても面白かったです。来シーズン私も支笏湖の湖面をタッチしてsea to lakeをやってみたくなりました。
positive51さん、おはようございます。
風不死岳での遭遇から半年以上経ちますが
偶然の再会とはなりませんね…(笑)
支笏湖周辺の山に出かける時はまた会えるかもと思っていましたが、ちょっと曜日がずれてしまいました…(笑)
樽前〜唐沢林道は冬に歩いてみたい場所に感じました。きっと今回とは違う顔を見せてくれて愉しさが想像出来ます。
次回、支笏湖周辺を訪れる時は、まだ衰えていない(はずの)目を皿のようにして、positiveさんを探してみます…(笑)
コメントありがとうございました。
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