アケ河内からの不動岳
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- GPS
- 31:17
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 3,017m
- 下り
- 3,142m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 7:20
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:21
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 11:01
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2年前に不動岳からヒコーキ平に降りた時に気になっていたアケ河内からの不動岳へ行ってきました。
なんとなく道はついていましたが、赤布、テープ類の印は一切ない手つかずの尾根で素晴らしかったです。
kaikaireiさんの今年GWのレコを参考にさせていただきました。
1日目
ネットで戸中川林道が通行止めてなっていたので、水窪ダムから先どこまでタクシーで入れるか不安だったが、ダムからすぐの法面工事個所は、まだ工事が始まっていなく運よく工事関係者に通してもらった。その先も運よく進み、行けと思っていなかったゲートまで行け助かった。戸中川は先週の台風の影響で増水したので?おとなしく矢筈尾根から六呂場峠を目指す。この尾根は2年前の夏に歩いたときは暑さでバテバテとなり、矢筈山南峰でテントを張ってしまったが、今回は思っていたより早く南峰に到着する事が出来ので、この調子なら稜線まで行けそうだ、北峰から先の平坦地は紅葉で色づきいい感じの雰囲気を楽しみながら先に進む、平坦地のあと緩やかに登り、余裕をもって稜線に着くことが出来た。ちょうどテント一張り分のスペースが有ったので初日はここまでとした。久しぶりに初日に尾根の途中でなく稜線まで到着することが出来良かった。
2日目
昨日の調子ならば、計画通り行けるかなと思いつつ出発する。初め細かいアップダウンを繰り返し六呂場峠まで進む、ここからの水場の存在は知っていたが、いつも鹿の平で水を汲んでいるので、ここからは初めて歩く区間となる。砂利の斜面になんとなくついた道を拾いながら下っていくが、なかなか水場まで到着せず、縦走中にここで水を汲みに行くのはないなと思った。ようやく水場に着くと複数の筋から水が流れ出していて水量は申し分ないところだった。水場からは斜度がゆるくなり、何度か沢を左右に渡りつつアケ河内を目指す。平坦になってきたところで右手からの沢と合流する地点が不動岳への尾根の取り付きだった。取り付きポイントには道がついていて取り付きやすかったが、すぐに急登になり木の根を頼りに足を滑らせない様に体を上げながら慎重に高度を上げて行く、尾根に乗るまでは苦労したが、尾根に乗った後は普通の急登になり、緊張することなく先に進む、不動岳山頂から少し下がった展望地からみて気になっていた1800m付近の平坦地は、青薙山の山頂付近の雰囲気に似ていて、倒木があるもののところどころにテント適地が有り思っていた通りの良い場所だった。予定では山頂まで行き夢想吊橋見学のためヒコーキ平方面へ1700m付近まで下るつもりだったが、山頂までは行けそうだったがその先の激藪地帯を下っているうちに暗くなってしまいそうだったので、ここまでとしてテント適地でテントを張った。
3日目
昨日、予定より早くテントを張ってしまったので夢想吊橋見学は次回の楽しみにして予定を変更して本日中に林道まで下りる事にした。1800m付近の平坦地から不動岳への最後の登りに取りつくまでが少し判りずらかったが、上が見えているので適当に進んでもなんとか先に進むことが出来た。上から見えていたガレの縁には出ずに、笹の急斜面を何本も走る鹿道を拾いながら上を目指す、幸い笹はふくらはぎ程度の深さしかなく苦労せずに稜線まで出ることが出来た。ここからの深南部の展望は一級品だが、今回の山行でさらに歩いた尾根が増えて思い出深い展望となった。後は合地山への尾根が歩ければ言うことないのだが、、、山頂からは黒法師側の展望を存分に楽しみ下山に取り掛かる。不動岳から鎌崩の頭までは、別天地の鹿の平があるが、意外と笹が深い箇所があり苦労する。鎌崩の頭手前で名残惜しい鹿の平の眺めを満喫した。鎌崩の頭からは予定通りおおよそ4時間で林道に降り立つことが出来た。なんとか明るいうちにいつもの営林署小屋までつけそうだ。うす暗くなってきたところで先の林道上に何かあるのが見えた。近づいてみると壁面が崩れ落ちていて林道を埋めていた。ゲートから2.5km地点が崩れていると思っていて緊張するのは明日だと思っていたのでびっくりした。すでに薄暗かったので上部の様子は良く判らなかったが、岩が落ちる音などはしていなかったので先に進む。幸い壁面は崩れていたもののガレの斜面を渡るようなことはなく、崩れた岩の上を普通に歩くことが出来た。崩落個所から先は危険個所はなく、なんとかヘッドランプを出すことなく営林署小屋まで到着出来た。
4日目
当初計画では、まだ歩けていないダムから駅までの赤線をつなぐつもりだったが、今回もまだ足が痛いのであきらめて、いつもの様にダムからタクシーを呼ぶことにしたので、お昼くらいにダムに到着すれば良いので、無理をせずにゆっくり林道を進む。途中、2人組と単独の方にお会いしたので、この先の落石地点は通れそうで安心した。ゲートから2.5kmの落石多発地点はブルで落石が取り除かれていてその後の落石もないようで、緊張することなく通過出来た。中小屋のゲートには車は駐車していなかった。次の落石多発地点も落石は取り除かれていて新たな落石も落ちていなかった。その先の通行禁止の看板のある場所に先ほどお会いした登山者のものと思われる車が2台止まっていた。3連休の初日だけにその先でさらに登山者?の車が3台登ってきた。ダムまであと3km付近のところで釣りに来ていた方に声をかけてもらい車に乗せてもらったが、ダムの手前で法面工事で通行止めとなっていて12時まで足止めを食らってしまった。ダムで降ろしてもらえばよかったのが、ついついダムの下まで乗せてもらいここで降ろしてもらった。しょうがなく、電波の通る箇所まで歩きタクシーを呼んで駅まで向かう、飯田線の電車がギリギリだったが運転手さんが急いでくれておかげでギリギリ電車に乗ることが出来た。
アケ河内から不動岳への尾根はこのまま、手つかずの状態でいてほしいので、印などは極力つけないでほしいと思った。今回計画していた夢想吊り橋見学、合地山逆尾根への取り付きなどまだまだ不動岳に今後も行くことになりそうなので、なんとか崩落地点の整備を進めてもらいたいが、、、
コメント
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kumahikoさん、こんばんは!
アケ河内から不動岳への尾根に行ってくれたんですね
僕も初めて歩くルートだったので、ワクワクしながら登ったのですが歩いてみると予想以上に良い雰囲気の尾根で誰かに歩いてもらいたいと思っていましたが、やはり不動岳の主のようなkumahikoさんしかいませんね!!!
僕も同じくあの尾根にマーキング等は無い自然のままであってほしいと思います。
また時間があったら不動岳行きたいな〜
kaikairei さん
コメント有難うございます。
おかげ様で、気になっていた1877m付近の平坦地でゆっくりすることが出来ました。不動岳は行くたびに気になる尾根が増えてしまい困ってしまいます。まだまだ主になるには修業が足りません。
そのうち、鹿の平でお会いできるかもしれませんね?
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