中房温泉〜燕岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
中房温泉登山口7:00
第一ベンチ7:30~7:50
第二ベンチ8:15~8:35
第三ベンチ9:05~9:15
富士見ベンチ
合戦小屋10:40~11:05
燕山荘到着12:15
燕山荘宿泊
8月30日(火)
燕山荘荷物を預けたまま出発6:20
燕岳山頂6:55~7:10
燕山荘7:30~7:50
合戦小屋8:35~8:45
第3ベンチ9:45~9:55
第2ベンチ10:20~10:25
第1ベンチ10:50~11:00
中房温泉登山口11:35
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
浜松ー名古屋ー中津川ー松本 松本から車で中房温泉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・中房温泉にて前泊 単純硫黄泉 湯巡りを楽しんで、前日飲み過ぎた酒を抜きました。 ・下山後温泉 有明荘で日帰り入浴500円。燕山荘に宿泊したので100円割引でした。 |
感想
体調不良で延期していた燕岳登山。ようやく決行しました。
会社の先輩Tさんと。
1日目は中房温泉まで移動して、温泉でまったり。中房の湯は、程よいぬめり感がサイコーでした。前日飲み過ぎてまだ体の中に酒が満ち満ちている状態でしたが、温泉でしっかり毒素を排出しました。
中房温泉は、本館の登山者宿泊プランを利用しました。宿泊した方々の感想では、温泉は素晴らしいけど食事は期待しないほうがよいと書いてあるものを目にしたので、特に期待はしていませんでしたが、とってもおいしかったです。もりもり食べちゃいました。別注で頼んだ信州牛の地熱ローストはさらに予想外のおいしさでした。お隣では、元気なおじいちゃん4人組が、ビールで乾杯しながらしきりに明日の天気を心配していました。
温泉で日々の疲れを取り、たっぷり9時間眠って、宿で作ってもらったお弁当を持って,いざ出発。
駐車場まで行くと、学校登山の中学生がバスから続々降りてくるところでした。
「この子たちより先に行かなければ!!」
あせったあたしたちは、すみやかに登山口へ移動しました。・・・移動したつもりでしたが、間違って山を下ってしまいました。せっかく中房温泉に泊まって、登山口に一番近い駐車場に車も止めているというのに、無駄に往復1キロくらい歩いてしまいました・・・。
元の場所に戻ると、中学生たちはまだ、トイレに行ったりしていて出発していませんでした。
さて、ようやく登山口に立ったあたしたちですが、歩き始めてすぐに無言になりました。覚悟はしていた急登ですが、歩き始めは特にキツイです。でもあたしよりもっとつらそうなのがTさん。
30分で第一ベンチに到着しました。お弁当を広げて食べていると、おじいちゃん4人組が通りかかりました。「あれ?昨日中房泊まってた子じゃない?同じお弁当だ。1人だったの?」
「いえ、2人なんですけど、もう1人はもうすぐ登ってくると思います」
この後、おじいちゃんたちとは、抜きつ抜かれつしながら登って行き,燕山荘でも一緒でした。どこにいても大きな声で楽しそうに話しているおじいちゃんは、結構目立っていたけれど、とても微笑ましかったです。
お弁当を食べながら待つこと5分。Tさんが第1ベンチへ到着しました。すでに亡霊のような顔になって。
「なんで登るって言っちゃったんだろう。つらすぎる・・・」
と自問自答するTさん。
「歩き始めはみんなつらいんです。だんだんペースができてラクになりますよ」
と励ましつつ第2ベンチへ向けて出発。Tさんはどうしても遅れがちになりますが、同じペースで歩こうとすると逆にプレッシャーを感じるらしく、「先に行ってて」と言うので、各休憩場所で、Tさんを待って、休憩をして出発・・・と繰り返しました。だいたい5分遅れでぜーぜー言いながら現れるTさん。学校登山の悪夢がよみがえったに違いありません。
合戦小屋のスイカは、本当においしかったです。
すれ違う下山者の皆さんは「すごくきれいに景色が見えたよ」と、口々に言ってくれるのですが、合戦小屋から先はすでに真っ白で、何も見えませんでした。
ただひたすらに燕山荘を目指して登るのみ。景色が見えないのなら、楽しみは燕山荘でのお昼ゴハンのみ。もくもくと登り続けると、突然お花畑が目の前に広がり、お花畑の上に燕山荘が見えました。まるで山頂に到達できたかのような喜びをかんじました。
チェックインをして、荷物を置いてから、ビーフシチューを食べて、昼寝して、ビールを飲みながらだらだらと過ごしました。
2日目。
実はそんなにご来光に興味がないあたしたちは、ご来光の時間も気にせずに寝ていたのですが、「すごくきれいですよ」と、同じ部屋に寝ていたおかあさんが声を掛けてくれて目覚めました。
窓の外を覗くと、夜明け前で、雲海の上に濃いオレンジ色の光が横に伸びて、紺色の空が広がっていて本当にきれいでした。一瞬にして目が覚めました。おかあさんありがとう。
せっかく目覚めたので、外に出て、ご来光を待ちましたが、途中でお腹がすいて、朝ご飯を食べてるうちに日が上がってくるという、なんともグダグダな朝を迎えました。
前日は何も見えなかったけれど、2日目の朝は快晴。燕山頂も槍ヶ岳もくっきり見えていました。展望が開けているとテンション上がります。さっそく山頂まで行ってみました。立山連邦も八ヶ岳も見えていました。
燕山荘に戻って荷物を受け取り、下山開始。下りが苦手なあたしは、膝がもつかなぁと、ちょっと心配でした。Tさんは昨日と打って変わって、ピッタリあたしの後に着いて来ます。下山の方が自分を持ち上げる必要がないから心臓に負担もかからずラクみたい。
とても順調に下山するあたしたち。合戦小屋で再びスイカを食べて、さらに下り続けます。
途中で、登ってくる学校登山の中学生150人とすれ違いました。あたしたちの為に、脇によけて道を開けてくれる中学生たち。
早くすれ違わなくちゃと、無意識のうちにペースが早くなり、子供たちのあいさつに答えながら進んでいたら、木の根っこにつまずいて転んじゃいました。ちょうど転んでつかんだのは、そこに立っていた中学生男子の足!早く立ち上がらなくては、と思うのだけど、下り続けて疲れた足は力が入らなくて、起き上がれない。後ろにいたTさんに引っ張り上げてもらいました。起き上がって「ごめんね〜」と中学生に謝ったら、直陸不動で固まってました。あら、怖かったかしら?襲うつもりはなかったんだけど。
今回もっともつらかったのは第1ベンチから中房温泉まで。クッタクタに疲れました。この道のりを、日帰りする人がたくさんいるなんて、信じられないくらいです。尊敬します。
ヨレヨレになって下山したあたしたちは、有明温泉で汗を流して、お疲れさまの乾杯をして帰りました。
温泉は、中房温泉のほうが、あたし好みでした。
温泉で出会ったおばちゃんに、上高地までの縦走もいいわよ〜って勧められたけれど、激しい筋肉痛に打ち勝って縦走する根性と体力があたしにあるだろうか・・・と、疑問です。
でも、次はどこに登ろうかなぁと、夢は膨らみます。
Tさんは、うっかり自分から参加すると言ってしまったことを途中で後悔したようですが、なんだかんだ言いながらも楽しかったに違いありません。苦しかったことがすべて思い出に変わる頃に、再び誘ってみたいと思います。
おつかれさまでした。
天気もまずまずで秋が始まった景色と
山でのお酒を楽しめたようですね。
山歩きに強くなるには山歩きが一番です。
バランス感覚や疲れにくく膝を痛めない歩きを
(良い歩きは靴音が小さくなります)
身に着けて快適な登山を楽しんで
ください。
shigeさん
70代の団体さんにもお会いして、いくつになってもあんなふうに山を歩けたらいいなぁと思いました。快適登山のためにも精進したいと思います。
念願の燕岳、怪我なく楽しめたようでよかったですね!
下りは疲れが膝に来るので待っててもらっていても慌てない方が良いです。
と、頭では分かっていても、けっこう無理しちゃうもんですよね
うちの嫁さんも下りで転んだことが何度もありますから
tszkさん
待っててもらってるって思うとついつい慌てちゃうんですよねぇ。
コントのようにコケました
今度はこまくさ満開のときに行ってみたいなぁって思います。
これと思った写真があると
記録の雰囲気変わります。
あれば是非アップを。
私としては21日の夕方の一齣の方を
期待しますが。
階段の昇降、頭の動線が階段と同じぎざぎざで無く
直線になることを意識してみてください。
ちょっと歩きが変わると思います。
shigeさん
こんにちは。
槍ヶ岳の写真、もちろんあるのですが、じ、実は、写真アップの仕方が分からないのです。
ものすごいアナログ人間の為、デジカメの写真がどうやったらパソコンに入るのか分からずにいますm(__)m
頭直線な歩き方、今度やってみます!!
デジカメのメモリーが一杯になったら
困っちゃいますね。
今のパソコンなら専用のソフトをインストールしなくてもカメラに付属されているUSBケーブルを接続して
画面に出てくる指示に従えばなんとかなると思います。
カメラの取説を見ながらやれば難しいものでは
ありません。
周りの知っている人に訊くのもいいと思いますよ。
階段の歩きは駅の階段で他の人の動きを見て
感じました。
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