遠征おまけ 山の格は標高じゃない。神聖な山 宮島・弥山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 555m
- 下り
- 551m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にありません。整備された綺麗な道がずっと続きます |
その他周辺情報 | 温泉に入りたかったけど、宮島周辺は観光地でぽっと出では無理のようです |
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
三瓶山への遠征の帰り広島で一泊。明日一日移動日にしてしまうのはおしい。ということで急きょ宮島・弥山へ。
そうそう、私が山登りを始めたのは奥宮へ参るためであった(鳥海山だけど)。そしたらこの弥山だって立派な御神山である。山の格は標高ではないのだ。ということで勇んで宮島へ。
しかしやはり世界遺産の観光客の多さは半端でないね。平日なのにこの人の多さは何?フル装備で来た私は完全に浮いている、ちょっと恥ずかしい。
とりあえず厳島神社に参拝をすますと、足早に登山口へ。
神社の奥にちゃんと立札があり、それに従っていくと登山口の大聖院というお寺の前に。そのお寺を巻くようにわき道に入るといよいよ登山道開始である。
この道は伝統的な古い修験の道とコースガイドには書いてあったけど、登山道というよりはほぼ全面コンクリの簡易舗装がされ、ひたすら石段が続くという道で、正直あまり「登山」ぽくはない。ただ石段の段差が結構あるので地味に体力は使います。特に下りは膝に悪そうである。ここはストックあって正解。
滝の水音を聞きながらその滝の上を巻くように道はずんずん登っていく。しかし深い木々に覆われているため高度感は展望はほとんどなし。そのためサクサク進む。
途中東屋があり、そこから大鳥居を上から見れるのが唯一のビュースポットかな。
そんなこんなであっという間に山頂下の分岐である仁王門に。
ここまでせっかく来たのだからついでのもう一個のピークも踏んでおきましょう、とちょっと寄り道して隣の駒ヶ林というピークに。
分岐からはようやく山道っぽい道をちょっと歩くといきなり岩場に遭遇。ただ、石灰岩の一枚岩の割れ目に階段が作ってあり、段差はきついが普通に登れます。
登りきるとまるでUFOの上に出てきたかのような円盤型の一枚岩の上に立ち、眺めも爽快です。ただ、滑りやすい一枚岩の上なので高度感もありちょっと怖い。痩せ尾根以外で高度感が怖いと思ったのは久々かも。それぐらいスリリングな絶景でした。
そこを降り、仁王門まで戻るといざ山頂へ。と、進んでいくとその前に神社への分岐発見。なんだ、奥宮は山頂ではなかったのかと思いつつわき道へ。しかしこれが正解ルート。無事奥宮・御山神社に着きました。そこには真南を向いて宗像三伸のお宮が。小さいながらも綺麗に並んでおりました。厳島は奥宮も立派でした。
ありがたく参拝をすますと、今度こそいざ山頂へ。小屋やお堂の間を抜けていくと大日堂に。ここからはロープウェーで登ってきた観光客が大挙してきているので道が渋滞。やむを得ず安全第一でゆっくり進む。そして岩の切れ目を潜り抜けてようやく山頂へ。山頂はまずまず広く展望のよい。瀬戸内が一望でした。地元の方かあの島影の奥がDASH島だよと教えてくれましたが、いまいちよくわかりませんでした。写真も撮ったけどボヤっとしています。
それはさておき、良いお天気に恵まれ内海の方も広島の街の方まできれいに見え、その絶景をさかなにお昼ご飯。今日の山頂は暖かいのでちょっとのんびりと過ごしました。
帰りは今度は反対のもみじ谷コースを降りる。降りながら、何となく地元の加茂山を思い出した(たぶんほとんどの人がわからないと思うけど)そこにももみじ谷というハイキングコースかあるのだが、ここはそこを傾斜をつけて長くした様な感じ。ちょっと故郷の懐かしさをなぜか感じつつトントンとテンポよく降りていく。こちらのコースの方があまり舗装されておらず自然な道が残っており紅葉も盛りで景色も良い。良い気分で紅葉見物と森林浴をしつつ、あっという間に麓に降りてきてしまった。
降りると公園のようなところを歩いて抜けていく。そこを通り過ぎようとしたらロープウエイ待ちの観光客の長蛇の列。60分待ちと看板に書いてあったけど、「60分あれば上まで行けますよ」と思わず言いそうになってしまった。性格の悪いおっさんと我ながら思う。
ともあれ宮島・弥山は良い山でした。やはり山の格は標高ではないし、山の楽しさも同様ですね。
さあ、今年はこれで山終いかな。来年はいよいよ富士山か立山か。修験の奥宮旅はまだまだこれからです
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