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記録ID: 132354
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

三ツ峠ー御坂山ー黒岳ー釈迦ヶ岳ー神座山ー大栃山縦走

2011年09月08日(木) [日帰り]
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GPS
10:00
距離
28.7km
登り
2,484m
下り
2,481m

コースタイム

三ツ峠駅(7:25)-達磨石(8:10)-八十八大師(9:00)-三ツ峠山(9:35-9:45)-三ツ峠登山口バス停(10:10)-天下茶屋(10:30)-御坂山(11:15-11:25)-黒岳(12:20-12:35)-どんべえ峠(13:05)-釈迦ヶ岳(13:50-14:05)-神座山(14:50)-トビス峠(15:10)-大栃山(15:40-16:05)-檜峰神社(16:35)-檜峰神社前(17:25)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:三ツ峠駅(富士急行)
帰り:檜峰神社前バス停〜河口湖駅(富士急山梨バス)

感想

少し休みが取れたので、鳳凰三山に行こうと思っていたのだが、残念なことに、台風の影響で広河原までのバスが動いていない。鳳凰三山は、去年から計画しているものの、天候などの影響で、まだ行けていない。今回で3回目の延期。

気を取り直して、秋〜冬頃に行く計画だった御坂山塊の日帰り縦走に切り替えることにする。
今日は、まだ登ったことのない御坂山と、その先の釈迦ヶ岳に登るのが目的だ。体力と時間にゆとりがあれば、大栃山まで足をのばそうと思う。

三つ峠駅で電車を降りると、空気がヒンヤリとして、もう秋の気配だ。

車道を歩いて達磨石まで行く。そこから急登が始まり、150mほど登った大曲りで、西に直角に曲がる。山腹を巻くように進むと、展望のよいところに飛び出した。
雪のない富士は少し物足りないが、それでもやはり立派な姿をしている。今日も沢山の人が登っているのだろう。

そこから急登が続く。尾根を400mほど登り詰めると、巻き道に入る。ロッククライミングの練習場で有名な屏風岩のすぐ下を通る道だ。
ここで、ほぼ垂直の壁に取り付こうとしている2人のクライマーに会う。よくこんな恐ろしいところを登って行くなと感心する。その先に進むと、少し上の岩壁に張り付いている2人のクライマーが見えた。一人は女性のようだ。岩に腰掛けて、しばらく眺めていた。

巻き道が終わると、三つ峠山荘に出て、そこから山頂まではすぐだ。
今日は天気が良く、南アルプスから八ヶ岳にかけての山々がよく見えた。

以前に三ツ峠山に登ったときは、溢れる人と蠅の大群で、あまり印象が良くなかったが、今日は人も少なく、蠅の代わりにトンボがのどかに飛んでいる。こうしてみると、なかなか良い山だ。

先が長いので、すぐに御坂峠方面に下山を開始する。道は林道と登山道の中間みたいな道で、途中、強引に登ってくるジープに遭遇する。普通の車では、全く登ることは出来ないだろう。この道では登ってくる登山者にも多く会った。60代くらいの方が多い。

車道に下り、そのまま天下茶屋バス停方面に向かう。天下茶屋には、営業している茶屋があった。
ここからの富士や河口湖の眺めがいい。茶屋の目の前の登山口から登って行く。

御坂山の山頂は、展望のない樹林帯の中にあった。広葉樹のお陰で明るい雰囲気。ここで昼食を取ることにする。

そこから先の道が良かった。ツツジやブナに囲まれた、なだらかな道を進む。明るい緑と木漏れ日の中をのんびりと歩く。稜線上のため、涼しい風が流れているのもいい。この時期に登って、よかったと思う。

そこからアップダウンがあって、最後に130mほど登ると、黒岳の頂上に着いた。
前回の黒岳は、冬だったので全然印象が違う。今日は、あたり一面緑で、生気に溢れている。

荷物を置いて、少し先の展望台に行ってみる。目の前に聳える富士と、その下の河口湖の対比がとても美しかった。

少し疲れが出てきたが、この先は、もう長い登りはないので、気は楽だ。
ドンベエ峠まで下りると一度車道に出る。下りたすぐ先が登り口なので、迷うことはない。

細かいアップダウンを繰り返し、最後に岩場を登って行く。ロープが何カ所かあるが、ロープ無しでも登れる。ロープが妙に太く、宗教的な雰囲気を出している。

釈迦ヶ岳に到着する。ここからの眺めもとてもいい。甲府盆地の町も見える。
山頂は岩場で日陰がないので、直射日光がキツく、少し下ったところで休憩した。

時間と体力にゆとりがあるので、ここから下山するのではなく、神座山まで行って、そこから大栃山まで縦走することにする。

急な斜面を下りて行くと、檜峰神社への降り口がある。この道はかなり急坂のようで、初心者は、少し先に行ったところにある下山道を使うようにとの表記がある。

細かい登り降りを繰り返すと、神座山に着いた。ここからの展望もよい。
ここから急坂を下っていくと、トビス峠に着く。針葉樹の木々に囲まれて、うす暗い。
ここから檜峰神社までは、すぐだが、今日は大栃山まで行きたい。

120mほどの急坂を登り終わると、1kmほど平坦な道が続く。山頂に向かっている気がしない。
最後、少し登ると、大栃山の山頂に着いた。

松などの木に囲まれて、展望はあまり良くないが、木の隙間から甲府盆地が見下ろせる。

手頃な岩や倒木がないので、地面の上に直接、腰を下ろして休憩する。
とても静かでいい。30分ほど、ぼんやりと過ごすと、なんだか隠れ家に来ているような寛いだ気分になった。

今日の山行もとても良かった。すっかり満足して、ゆっくりと下山した。

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