伯耆大山 弥山尾根東稜
- GPS
- 13:07
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,196m
- 下り
- 1,185m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 13:05
天候 | 曇のち雪(ホワイトアウト) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
元谷小屋まではトレースがバッチリ。 ※弥山尾根東稜はバリエーションルートである。 元谷小屋からは別山の方にトレースが続いた。。 東稜の取り付きまでは深くて膝下。ほとんど、足首程度。 取り付いてからは雪は50cm強。頂上付近で1m近く。また、灌木は普通に出ており、藪漕ぎも場合によっては出てくる。 雪質は最悪。 何層にも堅い層があり、とりわけ硬いということもなく乗ることが出来ず、踏み抜いてしまうので、非常に体力が奪われた。 雪庇に関しては、ところどころ出ていた。 下山は夏道沿いでトレース、印もしっかりしてるので非常に歩きやすかった。 |
写真
感想
登り納ということで大山弥山尾根東稜に行ってきた。
ちなみに大山開山1300年前日である。
ちょっと惜しいことをしたような気もするが。
今回のパートナーは父であり、父親振り回し山行でもあった。
よくもまぁあの歳でついてくるものだ。
南光河原駐車場で前泊し朝4時半ごろに出発。
元谷小屋まで一時間足らず。
信州の山とは違い、非常にアプローチが短いのが嬉しい。
南アルプスなんて、場所によっては、二日近く林道歩くようなところもあるといういうのに。
元谷小屋では、1パーティが前泊しており、もう1パーティいた。それぞれ、別山尾根、弥山尾根に行くようだった。
弥山尾根取り付きまでだが、初見(大山自体初めて)であったため、違うトレースについて行ってしまうなど、非常に反省すべき点はあった。もとより、暗いうちに出たため、もう少し明るい時間に出てもよかったと思う。
取り付いてすぐ、スタカットで登る。非常に雪の状態も悪く、雪壁には苦労した。
特に斜度のきついところは、一度表面の堅い雪の層をぶん殴って、また、下の堅い層をぶん殴ってと単純作業を繰り返す。だいたい三層ほど堅い層があったので非常に手こずる。
後半なんて、怒り任せだった。
また、木も出ており、それが、イライラを増進させる。
もうイライラ尾根でいいのではないだろうかw
おかげで時間もかなり食ってしまい。かなり焦った。
視界も悪いしルーファイも手こずる。
ただ、これほど最悪な条件下であったからこそ、経験値としてはおいしい山行ではあったのかもしれない。
核心部のあたりは、ダブルアックスとアイゼンで慎重に登る。
視点も満足なものも取れないため、ワンミスも許されない。基本的に核心はピナクルと頼りない灌木。スリルとしては、なかなかのものであった。
核心を越えたところからは、コンテで行き、大荒れの山頂にたどり着く。
結局のところ、スタカット6ピッチ、コンテ4ピッチで辿り着く語りとなったが、悪いし条件化下で、父もそれほど経験があるという訳でもなかったので、こんなものではないだろうか。
ただ、反省としては、時間がかかりすぎたということが大きい。ロープワークにしろ登攀力にルーファイ、体力が全般的に足りていない。
総合的に試されるバリエーションルートであったゆえに、いい経験ができた。
また、アルプスだけではなく、中国地方にも良い山があるということも知れてよかった。
最後に非常に条件は良くなく、私がほとんど前を歩いていたためかなり疲れた。
まぁ、なんだかんだ言って、登り納としてはなかなか破天荒な山行だったのではないだろうか。
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