【白山御前峰(石川・2702m)】別当出合から中宮道を経て中宮温泉へ
- GPS
- 25:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,018m
- 下り
- 2,584m
コースタイム
(9/25)ゴマ平避難小屋6:20→シナノキ避難小屋7:50→とちのき坂8:30→清浄坂9:05→9:45登山口→9:55駐車場
天候 | 両日とも秋晴れでした(^^)v |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
自転車
◇金沢駅〜別当出合間の急行バス ◇鶴来駅〜瀬女間の路線バス いずれも北陸鉄道が運行しています。 http://www.hokutetsu.co.jp/bus/hakusan/index.html マイカー駐車場もあり。 <中宮温泉> ◇白山市のコミュニティバス「めぐーる」が瀬女〜中宮温泉間を運行。 デマンドバスであり、前日までに白山市尾口支所へ予約が必要。 ※参考までに、2011年9月現在のダイヤでは、土日祝日の下山ダイヤとしては、9時30分、17時39分の設定しかない。 9時30分では、ゴマ平からの場合、健脚でもなければ早出が必要。17時39分では、瀬女から接続する路線バスがない。登山としてなら使える。 http://www.city.hakusan.lg.jp/bus/ マイカー駐車場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<観光新道の状況>殿ヶ池避難小屋、台風でトイレの扉が壊されています。トイレとしては使用可能です。 <中宮道の状況>草刈りが行われただけあって、少ない登山者の割には歩きやすかったです。清浄坂は、草ボーボーだったので、踏み跡を見極めていかないと、ちょっと暗くなると分からなくなるだろうなと感じました。 <登山ポスト>別当出合にあります。用紙は豊富にありますが、筆記用具が鉛筆2本しか置いていなくて、鉛筆待ちの人がチラホラいました。 <下山後の温泉>中宮温泉の旅館では日帰り入浴が可能です。胃腸に良いんだとか。公共の施設では、「くろゆり荘」があります(500円)。 |
写真
感想
9/24
かねてから行きたいと思っていた中宮道へ行ってきました。
ヤマレコなどを参考にして、白山室堂ではなくゴマ平避難小屋で宿泊することに決めました。
いろいろ調べてみましたが、中宮温泉に下山してからの交通のアクセスが悪く、いろいろ考えた結果、自転車を積んで中宮温泉へ行き、中宮温泉から瀬女まで自転車で行き、下山後自転車を回収するという手段に打って出ました。
自転車は、会社の通勤で使っているチャリンコです。
2年前に京都に転勤したときに、余ってたので使って自分のものにしたもの。
その自転車も、中古のリサイクルショップで買ってきた、無変速のやつです。
見た感じ、「拾ってきた」と言った方が納得できるという代物。
前日の夜、京都を出て、夜中に瀬女へ到着。
バス停の待合室のベンチに、ザックをデポして、中宮温泉駐車場へ、しばし仮眠。
寒い、瀬女でも10度くらい。
山の上はどうなっているんだろう・・・。
別当出合へ向かう急行バスの瀬女発車の時刻は、7時40分。
6時30分ごろにやわら起きて、自転車で瀬女へ。
岩間温泉への分岐と、中宮スキー場への交差点の手前以外は、ほぼ下り坂。
30分くらいで、瀬女へ着いた。
このコースは、あと1ヶ月もすると、もみじウォークのコースにもなるところ。
景観は素晴らしいけど、油断すると危ない(笑)
バスは、定刻よりも15分遅れで到着。
一緒に待っていた、年配の女性登山者によれば、このバス定刻に来たためしがないという。
別当出合に到着。
登山ポストに登山届を投函して出発、観光新道から登っていく。
荷物があるものの、前回よりも気温が低く、登りやすい。
仙人窟の上で、寛いでいる人がいる。
学生さんって感じ。
後で追いつかれて、声をかけられた。
「白山結構登るんですか?」
「4回目かな、今年…」。彼らは初めて登山するとのこと。
「小屋までそれくらいかかるんでしょうねー」と指差したのは殿ヶ池避難小屋。
「30分くらいだけど、君たちの足なら15分くらいで行けそうやない」って言ったら、「そんなことないっすよ」と言ってたけど、軽々とした足取りで、颯爽と駆け抜けていった彼らは、15分で駆け上がっていったようだった。
若いっていいなあ…。
いつもは静かな観光新道も、この日はさすがに登山者が多く、何回か離合しなければならなかった。
ま、この天気だと納得ですけどね。
自分の中では、他の方のヤマレコを参考に、13時までに室堂を出れば大丈夫かなあと思っていたので、室堂でラーメンを食べました。
本当はカレーライスにしたかったけど、売り切れ、残念。
でも、ネギとコーンがたっぷり入って、うまーでした。
それから、行くつもりなかったけど、姿を見たら登りたくなったので、御前峰へ(笑)
自分よりも重たい荷物を背負って、人一倍早いペースで登っていく人を見かけました。
この人も若い、ひょっとして学生さんってくらいの感じ。
持っている道具とかからしても、ワンゲルかなんかやってそうな感じ。
スゲーと思うと同時に、あの人のヤマレコだったら、今日の計画は台無しだろうなとも思いました。
御前峰から下りているとき、その人と話す機会がありました。
長野から来たらしく、北アルプスとか登り尽くしたので白山に来たそう。
冬山もするという、20代後半にして大ベテランでした。
大汝峰あたりでテント張って、翌日、一里野温泉へ下りるそう。
禅定・中宮分岐でその人と別れて、いよいよ中宮道。
実がつき始めたナナカマドの林を抜けて、少し下るとお花松原。
花のないお花松原、ただの松原だけど、雄大な景色。
咲いたときの光景を想像しながら進みます(笑)
ここからやや登りとなるが、前方に2人の登山者の後姿が見えたような気がした。
ピークを過ぎて、再び平原が連続する。
北弥陀ヶ原を過ぎると、再び登り、登り切ったところで、2人組みの登山者に行き会った。
このまま、誰とも会わずに避難小屋まで行くのかなと思った(笑)
ゴマ平避難小屋までご一緒することに。
一人だったら、長い道のりに疲れが重なって、気力が弱まるところだが、このお二方のおかげで、無事に小屋に行くことができたと思う。
50代の方と20代の方の二人で、職場でのつながりだそうですが、
見た感じ、どこかの大学の先生と学生かなと思いました。
50代の方が、高校時代の先生と雰囲気がよく似ていたので(笑)
一回も口に出すことなく終わりましたが、途中何度か「先生」と呼びそうになりました。ごめんなさい(笑)
何度かの登り返しを繰り返して、林の中の急な下りを行くと、ゴマ平避難小屋は急に姿を見せました。
小屋の中が何やら騒がしい、えっ、居酒屋!?
小屋はすでに15人くらいいました。
2人組は2階へ、自分は1階へ行くこととなりました。
2階では、大宴会です(笑)
ま、これがあるから山登りやってるって人もいるんでしょうねー。
1階は割りと静か、というか普通(笑)
夕食は賞味期限が過ぎた大量のパンでしたが、
マスの燻製を頂いたり、お湯くれたりして、いろいろ頂き物をして、結局そこそこの食事となりました。
そのあと、さっきの二人組の方とおしゃべりをして、楽しいひとときを過ごしました。
あっという間に時間も過ぎて7時くらいになると就寝。
シートを貸してくれました、ホントに何から何まで至れりつくせりです。
寝る前に、小屋の外に出ました。
聞けば、昨日は初冠雪だったらしい、どうりで寒いと思った。
星空がこんなキレイに見たのは、久しぶりでした。
夜、フリース着込んでも寒くて、夜中にカッパも着込んでようやく寝ることができました。
9/25
5時ちょっと前に起床。
朝ごはんを食べて、6時20分出発。
皆さんとお別れ、本当にお世話になりました、ありがとう。
しばらくは、林の中の下りで歩きやすい道。
ところどころ、道は尾根伝いの道になり、振り返ると白山がどーんと見える。
再び、林の中へ入ると、1人の登山者とすれ違った。
中宮温泉から来たとのこと、早い!
「この先、サルがいるので注意してくださいね」と言ってくれた。
シナノキ避難小屋を過ぎてしばらく行くと、道の前方で何やらうごめいている。
サル!
サルサルサルサル!(笑)
ギャアギャア叫びながら、林の中へ消えていったが、何十頭いただろうか。
ちょっとビックリした。
巻き道と尾根伝いの道を交互に繰り返していきながら、ときのき坂の標識を過ぎてしばらくすると、ブナ林の急なジグザグの下りが始まった。
この林の下りを抜けると、清浄坂。
草原の下りは、ふみ跡があるが、初めての人でちょっと薄暗かったら、きっと道をはずすのではないかと思うほどであった。
清浄坂の辺りから、中宮温泉の旅館の建物が見えてきた。
最後は、林の中の階段を下り、工事用通路を下りて駐車場に着いた。
中宮温泉のくろゆり荘で汗を流して、
道の駅・瀬女で自転車を回収、帰路についた。
1泊2日、しかも往復450kmの車走行付き、自分にしてはなかなかハードでしたが、とても充実した2日間でした。
今回のチャリンコ+登山バス方式で行けば、岩間道、楽々新道、加賀禅定道は、下山後の交通の心配がほぼ解消されますね♪
いろいろな収穫のあった白山登山でした。
sirayamaさん こんばんは
白山またいかれたんですね、しかも今度は中宮道。
いいコース取りですよね
私も白山の豊富な?避難小屋を利用して登山したいんですが、避難小屋で一人っきりだったらと考えると怖いんですよね。なんか怪談めいた話もよくあるし
なんてね、私もいつかはチャレンジしてみます
sakura0725さん、こんばんは。
また、行ってきました
中宮道、良かったですよ。
また行きたいって思っちゃいました。
実は、避難小屋で一人きりで過ごしてみたいとか思ってます
蒔ストーブを焚いて、孤独感を味わう
ちょっと憧れているんですが(笑)
ウチのレコに、コメありがとうございます。
中宮道、行きたくなりました。
避難小屋泊って、未経験なのであこがれます。
ていうか、山小屋泊も未経験だけどね。
中宮道歩かれたのですね。
いつか歩いてみたいと思ってますので、その際の参考にさせていただきます
花盛りのお花松原も見てみたいです。
お花松原のクロユリは今年はお盆頃が見ごろだったと、室堂のホワイトボードに写真がありました。
加賀禅定道の核心部の往復してきましたが、こちらも花は終わって枯れた花から花の盛りを想像しながら歩いてました。
windknotさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
あれだけ健脚であれば、泊まる必要は…
中宮道、良かったですよ
ぜひ、行ってみてくださいね
todokitiさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
加賀禅定道は、下山で使ったことがあります。
10月の小屋閉め間際の時期でしたが、
清浄ヶ原が、赤と黄色の絨毯のようになっていて、
とてもキレイでした
shirayamaさんはじめまして。
中宮道走破おめでとうございます。
素晴らしい健脚ですね、うらやましい限りです。
アクセス方法も目からうろこです・・・・瀬女からバスに乗れるなんて、地元に住みながら知らなかったです。
僕ももう少し鍛えて是非ともチャレンジしてみたいですね。
syutoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
syutoさんこそ、山スキーをされたりと、
石川県人ながら、スキーがヘタな自分には羨ましい限りです。
急行バスは、瀬女のほか、鶴来支所(鶴来駅前)からも乗れますよ
お疲れ様でした。
日暮れが早いので気になりましたね。
僕は5,6年前のお盆休みに実行しました。
小屋に着いたら親子と翌日念仏尾根から岐阜県側へ下山の若者でした。
かなりヘロヘロになりました。
僕と若者は1階で親子は2階の部屋割。
翌日の親子に追い付こうと頑張ったのですが、だめでした。この親子は地元で旦那さんが迎えに来たようです。
この時は11:30発の定期バスが運行されていました。
瀬女まで貸し切りだったと思います。
9:30では早すぎますね。
中宮で温泉に入りゆっくりできました。
サルは僕のときにも沢山いました。
棲みかになっているのでしょうか。
気色悪いくらいのおびただしい数でした。
一人だったので(いつもですが)攻撃されたらひとたまりもありません。
その2年後は加賀前定道で1里のに下りましたが、その時にはコミュニテーバスになっていました。
奥長倉では東京の達人と二人でした。
sadatakaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
かつての定期路線バスは廃止となり、
その代わりに、コミュニティバスになりました。
9時30分は早すぎますし、
次の17時台の設定も、接続する路線バスがなく、
どうしてこんなダイヤにしたのか?
という感じですね。
11時30分ならちょうど良いかもですねー。
サルはすごかったですよー。
すみかになっているんでしょうね。
明らかに和んでました(笑)
加賀禅定道は2008年に行きましたが、
既にコミュニティでした。
いつか、百四丈滝つぼに天池から下りてみたいと思ってますwww
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