僧ヶ岳(片貝最終集落〜導水管尾根へ)
- GPS
- 09:08
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,699m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
集落の駐車場は利用不可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■片貝最終集落〜導水管取付 ・かまぼこ型に積もった雪の上をラッセル歩行。 ■導水管〜僧ヶ岳山頂 ・道水管は相当急なので雪質によっては横の樹林帯を利用する必要があるかも。 ・全体的に「巻き」が勝負。帰りのことを考えて事前に地形図とにらめっこしておくべき。 ・今回は全行程シールのみでいけたが雪質によってはクトーが必要。特に山頂部。 ■スキー滑走 ・上部は基本的に巻いたルートを忠実に戻る。 ・ジグを切った箇所は滑走向き斜面。 ・道水管脇の斜面も楽しい。 |
写真
感想
先週の北陸は大雪に見舞われた・・・週末は雪崩が怖いがパウダーは約束されている。
そんな中YSHR先生が選んだ山は「僧ヶ岳」。
今回は片貝からのアプローチとなるが、自分にとっては初めてとなるルート。
尾根歩きがメインとなるので雪崩リスクもそれほど高くないだろう。
宇奈月温泉からのルートと比べるとアップダウンも多くよりテクニカルなイメージがあるが果たしてどうだろうか。
朝2時片貝スタートの約束だったが最近フライングスタートが多いのでハメられないように念のため早めに現地入りしようと高速を走らせていると見覚えのある車に追い抜かれた。
先生の車だ!
そのまま片貝最終集落まで追いかけて1時に現地到着。
どうやら先生と兄ちゃんは見ず知らずの誰かに尾行されたと思っていたようだ。
こんな時間にこんな場所に来るのは僕ら以外いるわけないじゃないですか!とすかさず突っ込み。
そしてやはり結局フライングスタート!
1時20分には出発することとなった。
名人さんは先に到着して車中泊していたのにまさかの不意打ちで出遅れ、かわいそう。
名人さん先にラッセルしてますよ〜♪
気温は低いが天気は良い。
星空と月明かりに励まされながら林道をラッセルしていく。
そして最初の核心部である導水管の取付へ。
最初の1/3は斜度もそこそこだがそれより上はかなりの急斜面。
下が氷化していたら完全アウトだったが幸い深いパウダーで安心してジグを切ることができた。(途中で導水管を渡る羽目になったのは想定外だったが)
導水管をクリアして尾根に取り付いてしばらく進むと後ろからヘッデンが。
名人さんだった。
めちゃくちゃ飛ばして来たらしく暑い暑いといっていた・・・しかも素手だし。
名人さんは暑がりでもあり寒がりでもある・・・中間のいい感じがなかなかないという難しい体質らしい(笑)
このルートは小ピークやアップダウンが多いので「巻き」が重要なポイントとなる。
経験豊富な先生による「右」、「左」というアドバイスを聞きながら皆でラッセルを回す。
核心となるような場所は先生が自らルート工作。
相変わらず勉強になります。
樹林帯を抜けて稜線に出る頃には周囲も明るくなっていた。
皆んな一眼レフを取り出して写真を撮りまくる。
ピーカンではないが眺望は最高で白馬方面や白山まで見渡すことができた。
山スキーヤーにとってはこれくらいの天気の方がパウダーも死なないので都合が良い。
無木立の広大な緩斜面を各々のペースで楽しみながら僧ヶ岳に登頂!
1000m級の山といってもそこはさすがに北陸の冬山・・・容赦のない風が吹き付ける。
とはいっても地獄ではない。誰も地獄ゴーグルは付けていない。
眺望を楽しんだらシールを剥がして滑走開始!
来る時に作ったトレースを辿って効率よく滑走していく。
途中滑り降りたくなるような谷が何箇所かあるが今日は雪崩リスク高いのでやめておきましょう。
ツリーランを楽しんだら最後は導水管の急斜面をこなして終了!
時計を見たらまだ10時半だった。
今日もパワフルなメンバーと激ラッセル&最高の眺望を楽しむことができてよかった。
コメント
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出発点から導水管までのトレースを使わせていただきました。
どうもありがとうございました。
Hla4colさん、はじめまして。
普通なら先行者のトレースを使いたくなるところだと思いますが、別ルートかつ単独での登頂ということでお見事でした。
また富山界隈の山へもお邪魔すると思いますがお会いすることがありましたらよろしくお願いします。
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