冬山訓練で北八ヶ岳の東天狗岳に登る
- GPS
- 11:54
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 958m
- 下り
- 954m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 5:43
天候 | 10日 晴れ後曇り、午後から小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
渋の湯〜黒百合平: 登山路には降り積もった雪があるが、凍結はしていなかった。ツボ足で登り&下りを実施。 黒百合平〜東天狗岳: 登山路には降り積もった雪がある。10本または12本アイゼンを利用。 黒百合平〜中山: 15 〜20僂寮兩磴あり、登山路脇の踏み抜きに注意が必要。ツボ足で登り&下りを実施。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
共同装備 |
スコップ
コンロ
食材
テント
テントマット
調理器具
コッヘル
食器
ランタン
ガスカートリッジ
|
---|
感想
M山岳会恒例の冬山雪上訓練の一環で、2/10〜11にかけて、メンバー6人と共に北八ヶ岳の天狗岳に登ってきた。
2/10は、この週続いていた寒波が去って天気が崩れるという予報だったため、眺望等は期待していなかったが、八ヶ岳に向かう高速道路からは、南アルプスや八ヶ岳が雲一つない青空に白い峰々が聳えており、何時まで持ってくれるかが気掛かりだった。
天狗岳への登山口である黒百合平への登山口になる渋の湯に9時に着き、登山の準備をして9:36に出発した。寒波が続いていたため、登山路には、雪が積もっており、凍結個所は無く登り易かった。しかし、久々の冬山キャンプ用の装備を背負っていたため、ツボ足でゆっくり登った。途中で1回小休止を取った以外休みなしで登り11:42に黒百合ヒュッテに着いた。
早速テントの設営を行い、この時点では、まだ上空は曇り空だったため、天狗岳に登ることとした。12:54に黒百合平を出発した。中山峠から尾根筋にでると、西天狗岳や東天狗岳の山頂に連なる稜線が見え、蓼科山や霧ヶ峰が見えていた。また、佐久平の先に浅間山や四阿山が見えており、まずまずの眺望が開けていた。
天狗の鼻の岩場を通り、13:56に東天狗岳山頂に到達した。しかし、この頃になると、懸念していた気圧の谷の接近により、粉雪がちらつき始め、西天狗岳にガスがかかり始め、どんどん視界が悪化し始めた。このため、山頂での記念写真を撮った後、西天狗岳への登山はあきらめ下山を開始し、15:20にテント場に帰着した。
この頃には、雪が舞い始め、風も徐々に強くなっていき、夜どおし風が吹き荒れていた。朝起きてみると、テント場で10〜15cm程度の新雪が積もっていた。視界も不良のため、11日は天狗岳を諦め中山に登ることにした。
6:49にテント場を出発し、中山峠から中山を目指すルートには、先行者1人のトレースがあるだけだった。このトレースもにゅう分岐でなくなり、中山山頂へ続く登山路は、新雪とちびモンスターになっているシラビソの樹林帯を進む道だった。登山路をちょっと踏み外すと30〜50册Г瀏瓦ことが多く、メンバーがラッセルを交代しながら登り、7:36に中山山頂に到達した。ここで記念撮影をし、更に先の展望台を目指したが、視界は依然として不良で、登山路も下っていく道になったため、途中であきらめ、引き返すこととした。山頂でお茶タイムを取った後、引き返し、8:27に黒百合平のテント場に戻った。この後テントの撤収作業を行い、9:07に下山を開始した。下りもツボ足で下り、10:30に登山口に帰着した。駐車場に止めていた車の屋根には10cm 近い積雪があったものの、道路の雪は除雪が行われており、助かった。
今回の天狗岳は、昨年と同じプログラムであるが、前回は2日とも吹雪いていたのに比べると、今回は初日に東天狗岳に登れ、2日目には中山への登りでラッセルの訓練ができ、有意義な訓練山行になった。
晴れ晴れ光線送ったんですが・・・やっぱり今年はだめかもしれませんね!!初日の東天狗岳、当日は悪天との追いかけっこになるんではと思っていたので登れてよかったです。悪天の前はやはり気温が上がりますね。そのあたりの微妙な狭間をうまく捕えると、登りやすいんでしょうね。
何はともあれ、三人娘さん達と賑やかく、楽しい登山ができたようで、羨ましい限りです。
mmakiraさん、毎度コメントありがとうございました。10日に中央高速を走っている際は、雲一つない快晴の空が拡がっており、八ヶ岳、南アルプスの甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、悪沢岳、赤石岳がクッキリと見えており、晴れ晴光線のお陰かと思っておりました。黒百合平に登る最中も雲が湧いていたものの上空には八ヶ岳ブルーの青空が覗いておりました。
急いでテントの設営を済ませ、天狗岳にアタックし始めた頃は、まだ、北八ヶ岳や上信越の山々がくっきりと見えており、こんなに天気が良いのは想定外だと喜んでいたのですが、天狗岩を過ぎたあたりから、急に天候が崩れ始め、山頂に到達した頃には、西天狗岳がすっかりガスに包まれてしまい、粉雪がちらつき始めました。晴れ晴れ光線もエネルギー切れになったようです。しかし、昨年よりは遥かに天狗岳からの眺望を楽しむことができました。
10日の黒百合平の温度は、マイナス3度!!、夕方には、吹雪き始め、気温が徐々に下がってゆき、11日の朝は、マイナス5度、下山し始めた時はマイナス7度になっておりました。マイナス20度の温度も覚悟していたため、超暖かい北八ヶ岳のテント泊となり、楽しい冬山合宿となりました。
2月末の赤岳主稜は、さぞ厳しい環境条件になるものと思います。天気が良くなることを祈っております。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する