山伏（初心者の2000m超雪山初体験）

2018年02月16日(金) [日帰り]

• GPS: 09:46
• 距離: 15.1km
• 登り: 1,409m
• 下り: 1,631m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:33
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:30

距離 15.1km 登り 1,411m 下り 1,641m

6:36 山伏 登山口
7:44 7:46 大岩／ワサビ小屋
9:26 9:40 蓬峠
12:06 12:08 西日影沢分岐
12:27 12:47 山伏
12:55 12:56 西日影沢分岐
14:04 14:09 蓬峠
14:58 大岩／ワサビ小屋
15:27 15:32 山伏 登山口
15:38 15:46 山伏登山者用駐車場
16:06 ゴール地点

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

前日にバスで池尻橋まで行き、近くにある「くさぎ里」という宿に前泊しました。
宿から山伏登山口までは、はじめ約1時間の徒歩を覚悟していましたが、宿の主人の御好意で車で送っていただき、とても助かりました。
なお、新田地区からの道路はただ今工事中で通れないので、赤水近くの大谷川沿いの道路を通りました。

コース状況／危険箇所等

登山口からほぼ全行程が雪道です。この時期はアイゼン必須でしょう。
沢沿い〜大岩あたりまでは多くの踏み跡が凍結しており、ゴツゴツして歩きにくいです。
蓬峠から先はやせ尾根の急登が延々と続き、心が折れそうになります。特に1800mあたりからは雪が深くなるので、滑落しないように注意しました。
西日影沢分岐から山頂までは60cmほどの積雪があり、油断すると太腿まで雪で埋まってしまいます。

その他周辺情報

下山後も「くさぎ里」に宿泊し、温泉に浸かったあと、アマゴや鹿肉の料理をいただいて疲れを癒やしました。

写真

2/16 6:26

j自動車のイラストが何となく時代を感じますなw

2/16 6:41

ヤマレコでもおなじみのスローガン

2/16 6:47

登り始めはレールに沿って進みます。

2/16 7:20

最初の橋に気づかず渡渉する場所を間違え、結局15分ほどロスしてしまいました(T_T)

2/16 7:34

最初の水場。今回通った水場の多くは、このようにコップが備え付けられていました。どなたかが親切に置いてくれたのでしょう。

2/16 7:50

踏み跡が多くて道は分かりやすいのだけれど、凍結しているためゴツゴツして歩きにくい！

2/16 7:52

ワサビ田の跡らしいです。沢に沿ってこんな感じの段々が長く続いてます。

2/16 8:01

第2の橋。アイゼンの爪が板に引っかかってヒヤヒヤ(^^;)

2/16 8:04

大岩？…ではなかった。

2/16 8:08

大岩（本物）

2/16 8:09

誰？？

2/16 8:50

2/16 9:25

蓬峠手前の怖い場所。雪が無かったのが幸いですな。

2/16 9:33

やっと蓬峠に到着。登山ガイドに載ってる所要時間より1時間以上もかかった。。。我が歩みの鈍さに呆れます(>_<)

2/16 9:33

蓬峠から北東方向を眺める。これは大谷崩れかな？

2/16 9:35

蓬峠で休んでいたらカモシカが登ってきた。私に気づいても臆することなく、悠然と葉を食べる。

2/16 10:54

とっても辛い登り道。

2/16 11:07

埋もれかけのベンチ。蓬峠〜西日影沢分岐にはベンチが2箇所あります。

2/16 11:07

どこまで続く坂道ぞ。。。10爪アイゼンでも滑りそうで怖い。

2/16 11:24

もうイヤ。勘弁して！

2/16 11:25

ゼェゼェ。。。頂上マダ？

2/16 12:09

やっとゆるい坂になる。稜線にたどりついたかな？

2/16 12:12

西日影沢分岐まで来ましたよ。

2/16 12:27

暖かい季節にはこの辺りでキャンプしたら気持ちよさそう。

2/16 12:27

あと一息！でもラッセルがしんどい。ワカンが欲しい。

2/16 12:31

着いた〜！往路の所要時間＝約6時間(^^;) 亀の私でもどうにか山伏に到着です。

2/16 12:32

地図では2013mだけど、山頂の標識はみな2014mと記されています。

2/16 12:37

南アルプス方面は何とか見えました。
しかし富士山方向は霧と雲でまったく見えず。

2/16 12:38

あ〜、ガスで南アルプスが見えなくなる。

2/16 12:47

本当はコーヒー淹れてゆっくり休みたかったけど、帰り時間が不安で、おにぎり1個食べただけで早々に下山。持ってきたバーナーとコッヘル一式は只の重しとなりました。

2/16 13:15

数々あった気配りの効いた標識。ホントに助かりました。

2/16 14:22

蓬峠近くのザレ場。ひんぱんに石が落ちて来て気になる。上に鹿でもいるのだろうか。

2/16 14:52

大岩に戻ってきた。

2/16 15:32

無事に戻ってまいりました。次回は暖かくなってから来よう。

撮影機器：

Canon PowerShot SX710 HS Canon

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

備考

アイゼンは絶対必要です。山頂付近ではワカンがあると楽でしょうが、荷物が重くなるので微妙なところです。

感想

namajuntaha

2000m超の山に登るのは今回が初めてです。

先月・先々月に同じ安倍奥の八紘嶺(1918m)に登ってそれなりに雪山を体験したつもりなのですが、急登の長さと積雪の深さでは今回の山伏のほうがずっと苦しかったです。

登山口から山伏の往路に6時間近くかかったのは、我が身の体力の貧弱さに恥じ入るばかりです。やはり日ごろの体力作りが重要なのでしょうか。

宿泊した宿「くさぎ里」には登山口まで車で送迎していただくなど大変お世話になりました。ご主人は周囲の山や地理に詳しく、安倍奥の山々や動植物など教えてくださり、今後の安倍奥の登山に参考になりました。奥さんの工夫を凝らした料理も美味しくいただきました。