涸沢→屏風のコル→上高地
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- GPS
- 07:00
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 232m
- 下り
- 1,059m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://www.nouhibus.co.jp/new/2011_kamikochi.html そこから自家用車。東海北陸自動車道が白鳥IC以南4車線化で早い |
コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢ヒュッテ〜奥又白谷を降りたところまでのパノラマコースは、 前半(屏風のコルまで):ロープ・鎖場、崖を背にして岩を掴む、アップダウンの多いコースで進むたびに下が高低差高い崖になっていく。思ったより時間がかかる 後半:奥又白谷への急な下り。しかも時間、高低差が長い(1000mくらい)。落石の危険のある涸沢を何度か通る ので、横尾経由の一般的なルートのほうが遠回りではありますが、結局は早いです。 ただし屏風のコル近くで槍ヶ岳が見られるサービス付。普段頂上にガスが掛かっていることが多いが、それが取れ綺麗に尖った姿が見えました。 奥沢はソフトクリームが名物。 どこも小屋、おみやげ屋が完備。 写真や動画、関連情報は http://kamigata.net/photo/20111003/ |
写真
感想
奧穂高岳に登った翌日、7時出発と聞いていたので、テント場に何とかギリギリ行ったら、まだテントは全然片付けられてる様子がなく、少し後でゆっくり片付けが始まっていた。ゆっくりしてていいのかな。
ヒュッテで太陽を見る。
昨日に続き、横尾谷から蒸気のような雲がモワッと屏風のコルまで上がっていた。
屏風のコルには眩しい太陽。逆光をレンズに収める。
反対側を見ると、その太陽に照らされ、穂高の尾根が素晴らしいライティング。
今日は3日の中で一番天気が良さそうだ。でも寒い。
この日は行きと違って屏風のコルを経由するパノラマコース。
距離は行きより短いが、涸沢ヒュッテに張られていたコースガイドには、「崖や急坂で危険度多し、熟練者コース」と書かれてあった。
まずは登り基調のトラバース道をゆく。
実際は、ロープや鎖の狭いアップダウン。進むに連れて行きのコースとの高度差が大きくなり、崖も高くなる。
1箇所だけ、ロープのない崖岩を横歩きで歩く狭い道があって、そこだけはヒヤヒヤした。
屏風の頭を前に見ながら進む。結構近づいてるようで、屏風のコルにたどりつかない。
崖の方を振り向くと、槍ヶ岳と殺生ヒュッテ。槍の天井は最初かかっていたガスが抜け、綺麗にその鋭角の姿を表した。
リーダーによると、普段これだけ綺麗に見えることはないとのこと。嬉しい。
やがて、梓川が見える平坦な尾根になった。
反対側には涸沢カールと穂高の姿が。
これで見納め…。
1時間半くらいで、屏風のコルに到着。休憩。この時間になると暑いくらいだった。
屏風の頭側から降りてくる歩行者。往復で1時間半ほど掛かり、時間も押しているので、そのまま下山することに。
そこからは最初は谷を転げ落ち、アップダウンが多少ある下りのトラバース、梓川に落ちる涸沢を見た後は、潅木の中の急な下り。とにかくとどまることも知らず、他が元気なので、体力以上にしんどく感じる。
1時間半もこういう苦闘が続き、降り切った所が奥又白谷。冬は雪渓になる。ここで休憩。
ここから奥又白谷の右側を下っていく。
沢の岩場を通ると、いくつか砂防ダムを巻いて、ナイロンザイル事件(井上靖の「氷壁」の元になった)の慰霊碑。
すぐに梓川近くの作業用道へ。
梓川を渡り、ソフトクリームが名物の徳沢に。ここで金欠気味だったので、200円の豚汁でホッと一息。
後は上高地に向けて遊歩道を歩くだけでよかった。アップダウンは多少あるものの、スピードアップは容易である。
綺麗な梓川の流れや遠くの岳沢小屋を見ながら、上高地に着く。疲れたけど、ここまで歩ききった。
シャトルバスに乗ってあかんだな駐車場に戻って、高速で22時に京都駅前に到着!
家に帰り、数日間の様子をネットで確認。日常に戻った感じだ。
ようやく午前2時、泥のように寝て、なんとか翌日出社した。
今回感じたことは山は自己責任。
行くのはパーティーだが、結局頼りになるのは自分の足と経験、判断。
音を上げずに、絶対に歩ききるんだ、諦めず頂上にたどり着くんだ、という気持ちが大事。
後はしんどい道でも、この先に何があるのだろう、と楽しむことかな。
奥穂に登れて本当に良かった。山の裏にあって遠い存在でしかなかった涸沢、そして穂高の山。
また一つ次の目標が出来ました。
まずは北穂や今回行けなかった涸沢岳に登ってみたい。遠くに見えた槍ヶ岳も。
涸沢から見えた表銀座も気になるな。
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