笠置山と咲き匂うユキワリイチゲ

2018年03月14日(水) [日帰り]

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

東海自然歩道なので歩き易い。
境内の岩場（平等石、貝吹石など）や覗き部分は注意が必要です。

その他周辺情報

笠置大橋を渡ってすぐの郵便局から柳生方面は落石で通行止めでした。笠置いこいの館から笠置山へは通行可能。

写真

3/14 11:37

笠置寺到着。
弥勒磨崖仏の大きな香爐がお出迎え。
ここから先は拝観料が必要。大人300円。

3/14 11:45

古くから巨石信仰のある笠置山だけあって境内は巨石が多いです。

3/14 11:47

十三重石塔（重要文化財）
鎌倉後期の造立。源頼朝が建立した十三重の塔が元弘の変で焼失し、戦死者供養塔として建立された。

3/14 11:47

本尊の弥勒大磨崖仏
元弘の変での戦火により光背だけが残る。文化財復元センターがデジタル復元を行い、復元報告書が出されている。

3/14 11:49

虚空蔵磨崖仏
見事な線刻像の磨崖仏。まさに大傑作ですね。
弘法大師作とされるが、弥勒磨崖仏と同じく奈良時代の渡来人が作ったという説も。

3/14 11:50

良弁の弟子・実忠が雨乞いに篭った千手窟（右下）とその巨石。この雨乞いが東大寺二月堂のお水取りの起源と言われる。因みに正月堂は笠置寺の弥勒磨崖仏前にある。

3/14 11:56

途中で視界が開け木津川と笠置町が見えた。
旧道にある廃墟の笠置ホテルも見えている。

3/14 11:59

ゆるぎ石
元弘の変で敵の襲撃に備えて運び込まれ、使われず残ったもの。重心が中央にあり人の力で動いたから『ゆるぎ石』という。今となっては動かない。

3/14 12:00

平等石からの眺め。先程とあまり変わらない。

3/14 12:02

この辺りは名称のないピークが多い。斜面の集落が切山で、そのあたりに湯谷山がある。

3/14 12:03

眼下に笠置大橋、北笠置が見えている。

3/14 12:05

平等石近くで咲いていたアセビ
この部分だけ咲いていました。

3/14 12:13

貝吹石からの眺め
六波羅からの軍勢を眺める物見台としては立派。

3/14 12:13

黄色い鈴なりの実が気になって調べたが分からなかった。

3/14 12:18

後醍醐天皇行在所
ここからは立ち入り禁止？
右側に行在所まで行ける道がある。

3/14 12:20

笠置に篭った後醍醐天皇の歌碑
『うかりける　身を秋風にさそわれて　おもわぬ山の　紅葉をぞ見る』
紅葉の時期にも来てみたい。

3/14 12:21

大師堂の真上にある岩場から。
他の山にある行場の覗きと比べると眺望は望めない。

3/14 12:41

ユキワリイチゲ満開でした！
時間も昼時だしバッチリです。

3/14 12:41

横から見るユキワリイチゲ
同属のアズマイチゲやキクザキイチゲ等とは形も色も違い葉っぱも印象的。

3/14 12:42

色も申し分なく綺麗です。
自生種は関西以西でしか見れない。

3/14 12:43

誰もいないので写し放題！
萼の色も濃淡があり、もっと濃いのもあるんだろうか？

3/14 12:44

上段部はユキワリイチゲが咲き誇っていました。
二週続けて来た甲斐がありました( ´ ▽ ` )

3/14 12:44

予想以上に咲いていてびっくりです。
できるだけ落ち葉や小枝を写さずに群生地の様子を切り取り。難しい！

3/14 12:46

見飽きない美しい花ですね〜
キンポウゲ科イチリンソウ属

3/14 12:46

時間が迫っているのでここまで。
沢山見れた＆撮れたので大満足！

3/14 12:49

最後に笠置大橋を。
キャンプ場から炭の匂いが漂って来ました。
そろそろバーベキューしたい〜

撮影機器：

LUMIX DMC-LX100 パナソニック

感想

さとし

先週の笠置散歩では笠置山へ行けず、ユキワリイチゲも微妙。和泉葛城山でも残念だったので笠置へ再度見に行く事に。

標高289メートルの笠置山は、月ヶ瀬街道と柳生街道が交わる地にあり、山頂は南都の東大寺と縁深い笠置寺の行場となっている。
弥生時代から信仰の山とされ、至る所に点在する花崗岩の巨石が磐座として崇拝された。やがて仏教と結びついて磨崖仏が刻まれ、行場として整えられていく。
後醍醐天皇が倒幕を呼びかけて篭った際も巨石や崖などの自然地形と一大行場として栄える寺の施設をそのまま利用している。
太平記にも『笠置の城と申すは、山高うして一片の白雲峯を埋み、谷深うして万仞の青岩路を遮る』と記されている。
元弘の変以降、戦火による焼失と再興を繰り返すうちに縮小されていく。
戦国時代に木沢長政が城砦利用した遺構があったらしいが、道路によって無くなったようだ。
伊勢津藩の藤堂家によって再興されるも衰退の流れは止められず一時は無住となったようだ。
現在の寺は明治時代に再建されたもの。今は桜と紅葉の名所で知られている。

コメント

akinom

ユキワリイチゲ🎵
はじめまして。
ユキワリイチゲ、はじめて知りました❗ありがとうございます。

さとし

Re: ユキワリイチゲ🎵
はじめまして
ユキワリイチゲは咲いてる場所が少ないですからね〜
滋賀なら人手が入ってますが、瀧樹神社で咲き乱れていますよ。

akinom

Re[2]: ユキワリイチゲ🎵
情報ありがとうございます。瀧樹神社、この週末にでも、是非、見に行きたいと思ってます。

いか十

淡い色
本当に美しい花ですね。淡い紫が印象的です。笠置もまあまあ近いので実際に見に行きたくなります。

さとし

Re: 淡い色
こんばんは
淡い萼片が本当に特徴的ですよね。キクザキイチゲの萼片ほど濃くもなく真っ白でもなく…
いいタイミングで見れたら良いですね。