別山(赤谷滑降・新ルート開拓で別当出合へ)
- GPS
- 13:41
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 2,683m
- 下り
- 2,672m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
ゲート前には数台分のスペースがある。 ゲートから林道除雪終了地点までチャリを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆林道除雪情報 ・帰りの時点で百万貫まで除雪終了。 ・除雪未完了部分はデブリ、雪切れ多数。 ◆チブリ尾根 ・曲り池経由で直接尾根に登り上げるのが良い。 ・上部はカチカチチビリ尾根。 ◆御舎利山北面ルンゼ〜赤谷 ・上部はカチカチ&モナカで難儀した。 ・急斜面を過ぎたら快適谷筋滑走可能。 ・1600m地点まで滑ったら左俣へ上り返して甚之助谷へ。 ◆甚之助谷〜別当出合 ・いつものルートで極上ザラメ滑走。 ・吊橋は雪なし。取付きは積雪多し。臨機応変に対応すべし。 ◆林道滑走 ・ズボズボ雪であまり滑らないので押し歩き覚悟で。 |
写真
感想
今日は平日休みを取ってYSHR先生に同行させていただくことにした。
うちの会社はいつでも有休をとれるわけではなく半年前にあらかじめ休暇を申請しておく必要があるのだが、今日の日のために昨年の10月時点でYSHR先生とBIG山行を楽しもうと休暇申請しておいた。
問題は天気だが、快晴微風の予報で狙い通り!
楽しい山行になりそうだ。
前日仕事を終えたら岩本屋のラーメンを食べてスーツのまま白峰へ向かい車中泊。
3時間程しか寝られないがこのパターンにも慣れてきた。
0時半スタートという約束だがフライングスタートに備えて23時半には起床して準備を整えていると案の定フライング気味にYSHR先生がやってきた(笑)
さあチャリで白峰ゲートからスタート!
どこまで除雪されているのか!?
市ノ瀬までは行っていないまでも発電所くらいまでは伸びていて欲しい・・・だが期待も空しくスタートから4.5km地点で除雪は終了していた。
仕方ない頑張って市ノ瀬まで歩きますか。
今年は雪が多かったせいでデブリも多いが流水のせいで雪切れも激しくなかなかスムーズに進むことができない。
市ノ瀬に2:30着。結局スタートから2時間以上かかってしまった。
そこからはいよいよチブリ尾根へ。
夏道は歩き辛いので曲り池を経由して一気に稜線に登り詰める。
稜線に出たところでちょうど夜明けを迎えた。
目の前にある別山はもちろん左手に見える白山の姿が神々しい。
歩いていく先に別山谷が見えてきた。
「先生、今日は別山谷でも良くないすか?」
実は別山登頂後は赤谷を滑る計画を立てていたのだが、尾根から赤谷を眺める限り雪崩痕が多くあまり状況が良くなさそうだったため代替案を検討していたのだ。
色々と会話した結果、
「山頂付近の雪の状況を見て判断しよう」
ということになった。
そして別山登頂!
3月の別山登頂は初めてなので嬉しい。
南には以前から滑りたいと企んでいた大平壁が見える。
実際に見てみるとやたら滑りやすそうだということがわかったので来年あたりチャレンジしよう。
さて問題の滑走ルートだが、山頂部は風も強くカリカリ雪だったので日が当たらない別山谷はパスして当初予定通り赤谷を滑ることになった。
御舎利山へ移動したら北面ルンゼへドロップ!
カリカリ斜面の上に新雪モナカが乗った状態でターンする度に小規模な雪崩が起きる。
カリカリトラバースでエッジが外れて転倒したり・・・さすがチビリ尾根まじヒヤヒヤもんでした。
滑落にも雪崩にも警戒しなければならないという面倒な状況だった。
何とかだましだましルンゼをこなした後は快適赤谷滑走が待っていた。
デブリもそれほどなく雪も硬くなかったため順調に高度を落としていく。
赤谷の下部はデブリが多くて恐らく通過は困難とみて1600mの谷の分岐まで滑ったところで作戦会議。
YSHR先生の提案で赤谷を左俣(南竜方面)へ遡上して甚之助谷経由で砂防新道を下りることになった。
臨機応変にポンポンとプランが思い浮かぶあたりはさすがである。
その後は作戦会議の目論見通り無事甚之助谷経由で砂防新道と合流すると別当出合までザラメ滑走を楽しんだ。
別山へ行ったのに別当出合に居るのが不思議に思える。
後は林道滑走が残るのみだが、ズボズボな雪で斜度もそれほどないため延々とストックの押し歩きが続いた。
先生とバカ話しながらだったので少しは気が紛れたものの厳冬期も辛いけど春の日差しを浴びた灼熱地獄の林道も辛いっす。
最後はチャリで風を切りながら白峰までダウンヒル。
結果的には13時間を超えるBIG山行となった。
いつも、先生の文章をみてますが、岩ちゃんの文章もとても読みやすく、素直に入ってきます。これからも、先生に負けずに投稿 頑張ってください 期待してます
浅井様、コメントありがとうございます。
正直文章に関しては全く自信ないのでお見苦しい点もあろうかと思いますが励まされました。
少しでも皆さんに山や山スキーのすばらしさを伝えられればと思います。
ありがとうございました。
私もいつもロングコースに行かれてる先生を見ると、、、うわーーってなります。
今後ともご安全に!
chusakaiさん、こんばんは。
「うわーー」の意味について色々と想像を掻き立てますがロングに限らずその季節と天候に合った山行を楽しむという点においても先生のスタイルは見習うべきところが多いです。
今後も気を付けてチャレンジしていこうと思います。
うわーの意味は山スキーの醍醐味である銀面を滑ってるのを見て「いいなー」の「うわー」です。
そして先生とSanchan33さんを頭の中で統合し混同してました。
先生とSanchan33さんに感動している者の一人です。
しかし、Sanchan33はどこで区切ればいいのでしょうか
chanなのか33なのか「さんチャンの33番目」の意味なのか、こちらの想像を掻き立ててます
熊本だと山スキーするにもなかなかアプローチが大変ですね。
自分のHNですが実はあまり意味はなく昔から何となく使ってるものを使いまわしているだけです^^
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