記録ID: 142834
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沢登り
丹沢
丹沢 新茅ノ沢
2011年10月15日(土) ~
2011年10月16日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 522m
- 下り
- 528m
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
主旨 2年:支点作成・確保の仕方を拾得する 新人:ロープワークに親しむ 日程 2011年10月16日(日)前夜発日帰り 行程 大倉―新茅橋―F1―F9―F1―新茅橋―大倉 記録 当初、土曜日に保延がロープワーク練を出し、日曜日に保延が抜け、63代メンバーのみで水無川本谷を遡行する計画であった。ところが、土曜日は雨のため中止に。そのため、日曜日に土曜日の内容を行うことに。3年小山は年間方針のミーティングのために不参加となった。 ・10月15日(土) 雨かよ! 集合時間は決めずに大倉に各自着き次第、就寝とした。2年2人は終バスで、佐々木は用事があるため歩きで。私も小雨の中、大倉まで歩いて行くことにした。最後の方は街灯が無くて恐かった。到着して寝付こうとすると、何故だか車がやたらとやって来てうるさい。おまけに、雨足が強くなり始め、結局、ほとんど寝れなかった。 ・10月16日(日) ひたすら、練習!練習!!練習!!! 05:30起床。各自朝食をとり、荷物をデポし、06:00出発。雨は止んでいる。歩きながら、最近の現役の様子をきく。総じて、これから先に対する期待と不安が入り混じった心境というところか。07:05、新茅橋到着。今日の主旨、流れを簡単に確認する。登り甲斐のある滝もいくつかあるので気を引き締めていくように伝える。それから、前日に雨が降っているので、落石などに気をつけるよう呼びかける。沢装をつけてる途中にヒル発見!尾形と私はやられていた。体操を行い、07:25、いざ入渓。 さっそく、F1が現れる。ザイルを出して登る。T青木、L尾形、M佐々木、途中からのエイトでいくこととする。尾形は、岩を支点としてスムーズに工作が出来ていた。同時に、新茅ノ沢の記録をしっかりとってくる使命に燃えて熱心に写真を撮影している。青木には残置ハーケンで中間支点をとるよう、また、途中で身動きが取れなくなったら笛を吹きまくるように伝える。それから、私は高巻く。上に着いたら合図をする。万が一に備え、10m細引きを用意しておく。青木が上に到着。青木の作業を見守る。右岸にあった木で支点をとるまではよかったが、セルフビレイをメインザイルからとることを忘れていた。そして、ザイルもこんがらがってしまう。その後の手順も怪しい点が見られた。所要時間、35分。 続いて、すぐF2。この滝もF1同様、そんなに簡単ではない。T尾形、L青木、M佐々木、途中からのエイトでいくこととする。私はF2、F3をまとめて巻き、F3を右側から下降してF2の上に出る。尾形は右岸の残置ボルトを利用し、流動分散で支点をつくる。念のためバックアップを背後の岩からとる。青木は手順がまだおぼつかないようだ。時間は32分。 F3は小さい滝で、左側からいとも簡単に越えられる。ちなみに中央も難しくはない。08:40、F4を目の前に、しばし休憩。尾形はF2よりF1が、佐々木と青木はF1よりもF2が恐いと言っている。いずれにしろ、結構滑るので注意が必要である。 08:50、そんなに難しくないF4にとりかかる。T青木、L佐々木、プルージック登攀でいくこととする。佐々木は尾形と一緒に岩から支点を作成する。T青木は、途中ハーケンで支点作成をしてもらう。が、なかなかうまく打ちこめない。尾形が青木のところまで行って、一緒に打つも、青木がハーケンを滝壺の中に落としてしまう。滝壺が小さいとは言え、回収は不可能だった。その後も頑張るが、リスが浅く打てないのであきらめて登ってきてもらう。上に立ってから、右岸の壁にハーケンを2本打って支点をつくる。流動分散の作り方を説明する。最後のザイルの回収は、尾形の指導のもと佐々木が行う。初めてなのでやっぱり汚い。下界で練習すること。65分。 10:05、F5大滝。佐々木は、夏合宿沢隊であっただけあり、しつこく強要されるまでもなく、Lの軽い感じのリクエストで修業に向かう。青木の「どうせなら、上全部脱げよ」発言にビビる。気を取り直して、ここはとても登る気がおきないので左からなるべく小さく高巻く。大木の生えている平らなところまで、踏み跡らしいところを辿っていく。そこから、滝の落ち口よりも高い岩の上まで出る。ここはそこそこ恐い。T尾形、L青木、M佐々木、保延の順にプルージック登攀で行く。ここは、確保なしで行くのは相当やばい。手順をしっかり確認してから、慎重に行く。最初は軽いトラバース、そこから尾形は少し戸惑うも、岩を右に行き、左に斜上していく。そこからは真っ直ぐ登る。中間支点は木から2つ取ってもらう。無事全員登り切る。そこからは、昨年はなかった赤いザイルが張られていてそれにそってトラバースしていく。最後が少し怖かったが、お助け紐を出して切り抜ける。60分かかる。大滝通過は一番の確信だろう。 11:05〜11:20まで休憩する。私の足にヒルがついていた。手で丸めてデコピンで飛ばしておいた。そんなことをしていると、尾形がおもむろに、右岸沿いへと歩いていく。何やってるのときくと、「下降時にこっちから降りれそうです」とのこと。昨年は、右岸から往路を戻ったが、ちょっと厄介だったし、右はどうなのか。1人での偵察は危ないので、一緒に見に行く。何となく行けそうだった。 F6は2m、3mの2段になっている。ここもザイルを出す。T佐々木、T指導尾形、L青木で行く。あまり要領よく出来なかった。30分ほど。F7、8はなかった。続いて、F9。T青木、L佐々木、途中からの8で行く。尾形には佐々木の左岸にハーケンで支点作成を指導してもらう。青木は左から登る。途中で中間支点を取る。上では木から支点を取る。だんだん慣れてきたようだ。時間は記録し忘れたが、35分程度であった。 さて、計画ではF9まで。ここから引き返す。懸垂下降して、降りる。ここら辺から、新しい沢靴に合わない私の親指がものすごく痛くなってくる。まさか、こうなってしまうとは。F6は右から簡単に巻ける。F5は左岸から慎重に行く。歩きにくいわけではないが、滑ったらお終いである。しばらく行くと、左から傾斜の弱いルンゼが現れる。ルンゼに降りてから、懸垂の準備を始める。いきなりルンゼが切れている、ここを降りていく。F4は右の木で支点を取る。20mで下降する。F3とF2は、残置ロープ伝いに左壁に上がり尾形に支点を取ってもらい、まとめて左から下降する。下まで届くか分からないので、慎重に降りてもらう。途中段になっているところで止まる。尾形は大丈夫と言う。結果的に無事に降りる事が出来た。20mくらいか。F1も懸垂で左から。 15:00、新茅橋に到着。16:30過ぎ、渋沢に到着。麺屋アジャリで打ち上げをして解散。 参考:『東京起点沢登りルート120』 4、まとめ 天候はであった。私にとっては夏以来久しぶりの山で、いい気分転換になった。現役は、向上心があるし、能力もあるので、3年小山はうまいこと下級生を導いていってほしい。昨日、早めに着いた尾形と青木は2人で練習をしていたらしい。大げさにではなく、ちょっと感動してしまった。ただ、個々人でいえばまだまだ足りないところや危ない考えがあるので、帰りに行ったことをしっかり思い出してもらいたい。とにかく、落ちたり滑ったりした場合、まずいところでは必ずビレイをとって、とらせてほしい。 あとは、装備について。恵一朗からもらったATCを尾形は試していた。是非、導入を検討してほしい。ザイルも買い替えた方がいい。ハーケンも残り3枚なので買うこと。 |
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