熊野街道信達宿の藤と船岡山・愛宕山

2018年04月26日(木) [日帰り]

• GPS: 02:51
• 距離: 14.4km
• 登り: 141m
• 下り: 86m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:20
• 休憩: 0:32
• 合計: 2:52

15:22 羽倉崎駅
15:39 15:42 船岡山
16:04 16:07 海会寺跡
16:29 16:47 熊野街道信達宿・梶本家の藤
16:55 16:55 和泉砂川駅
17:18 17:26 愛宕山
18:14 山中渓駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

【起点】南海電鉄南海本線羽倉崎駅
【終点】JR阪和線山中渓駅

写真

4/26 15:24

起点は南海本線羽倉崎駅です。

4/26 15:33

府道日根野羽倉崎線を南下して岡本の家並みの中を進んでいくと、船岡神社に達し、

4/26 15:39

左手から草叢の道に取り付くと、あっけなく船岡山の頂上の達します。

4/26 15:48

国道26号を横切り、長南公民館の前で府道和歌山貝塚線、旧熊野街道に合流します。

4/26 15:51

家並みの間を進んでいくと、大坂夏の陣の樫井合戦で討死した塙団右衛門の五輪塔へ導かれます。大股を射抜かれながら徒歩立ちで奮戦したという豪傑の最期に思いを馳せます。

4/26 15:53

代々樫井の庄屋を務めたという奥家住宅を過ぎ、

4/26 15:55

淡輪重政の宝篋印塔へ。塙団右衛門とともに浅野軍を迎え撃つも、武運拙くこの地で斃れた氏はお菊の叔父君。お菊の悲話が胸を過ぎります。合掌。

4/26 16:00

樫井古戦場跡の碑を横目に明治大橋を渡って泉南市に入り、

4/26 16:06

海会寺跡へ。白鳳時代に建立された法隆寺式伽藍配置の古代寺院の跡。廻廊で囲まれた塔の基壇が復元されています。この先は、大苗代、市場、牧野と家並みが続く信達宿へ。

4/26 16:13

北庄司牛乳処理場の店先で見つけた、噂のレトロな瓶牛乳の自販機。

4/26 16:22

角谷家本陣へ。紀州藩では参勤交代の際、山中宿で昼休憩した後、信達宿の角谷家本陣で宿泊するのを習わしとしていたそうです。格式ある長屋門が当時の風情を伝えます。

4/26 16:23

熊野街道を行き交う旅人を見守ってきた常夜灯に導かれて、

4/26 16:25

続いて真如寺へ。角谷家が正式な本陣なら、こちらは隠れ本陣として使われていたそうで、門脇の樹齢300年のカイヅカイブキは、後に徳川八代将軍吉宗となる紀州藩時代の松平主税頭お手植えと伝えられます。

4/26 16:33

お次はいよいよお目当ての梶本家の藤見物へ。樹齢38年の1本のノダフジが四方八方に枝を広げ、垂れ下がる花房は4万房に及ぶとか。

4/26 16:37

今年は開花が早かったうえ、昨日までの強雨で花が散り、盛りは過ぎているようですが、まだまだ見頃。藤棚を仰ぎ見ながら紫色のシャワーを浴びて、

4/26 16:38

紫色の簾越しに石庭を眺めます。

4/26 16:44

花房の先端までひしめくように付けた花は見ごたえ十分です。

4/26 16:47

藤棚を見下ろす鑑賞台も設けられているので、藤の雲海の絶景を眺めに、盛りの時期にまた訪れてみたいものです。

4/26 16:50

古くは中世の熊野詣で賑わい、下って江戸時代には紀州藩の参勤交代の道として栄えた往時を偲びながら歩きます。

4/26 16:59

往生院は、白鳳時代に天武天皇の勅願により道昭が創建。羽柴秀吉の紀州攻めの兵火にかかるまでは、七堂伽藍を誇る大寺院だったそうです。

4/26 17:06

熊野詣の九十九王子の一つ、信達一之瀬王子を横目にいったん熊野街道を離れると、阪和線を横切り、

4/26 17:14

林昌寺へ。天平年間、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開山したの真言宗の古刹で、山号の躑躅山が示すように、ツツジが見どころ。

4/26 17:17

重森三玲の作庭になる法林の庭では、ツツジが咲き始めています。

4/26 17:18

諸堂建ち並ぶ境内を振り返ると、彼方に夕映えの大阪湾が見通せます。

4/26 17:21

四国八十八箇所の遍路道を辿っていくと、愛宕大権現が鎮座する愛宕山の頂上に行き着きます。

4/26 17:47

岡中の集落を通り抜けて阪南市内に入ると、濁池の堤越しに特徴のある山容の雨山を眺めながら進み、

4/26 17:50

和泉鳥取駅東口に建つ波太神社遥拝の鳥居越しに夕陽を眺めます。

4/26 18:03

その先は府道和歌山貝塚線に再び合流し、山中川に寄り添いながら進む道はしだいに山の中へと分け入り、

4/26 18:10

山中宿へと導かれます。こちらは庄屋屋敷跡。石畳が敷かれた風情のある道を辿って山中渓駅に向かいます。

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

装備

個人装備

ぶらさげリラックマ

感想

anappleaday

熊野街道信達宿の藤の花は盛りを過ぎているようでしたが、何とか間に合いました。