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Yamareco

記録ID: 1446969
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

たまにはジャンル違いの妙義山半分縦走 〜根拠のない確信〜

2018年05月01日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:50
距離
9.0km
登り
1,238m
下り
1,234m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:17
休憩
2:21
合計
5:38
8:16
27
8:43
8:56
12
9:08
9:37
11
9:48
10:09
17
10:26
10:38
17
10:55
11:34
43
12:17
12:30
7
12:37
12:51
63
13:54
ゴール地点
上記の時間は間違っています。
垂直に近い絶壁を攻略している最中はGPS座標がほとんど動かないため休憩時間として認識・表示されるようです。
休憩時間はトータルでも30分程度で5時間以上行動しております。
天候 AM:快晴 PM:晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
上記の時間は間違っています。
垂直に近い絶壁を攻略している最中はGPS座標がほとんど動かないため休憩時間として認識・表示されるようです。
休憩時間はトータルでも30分程度で5時間以上行動しております。

タルキ沢経由で相馬岳を目指すルートであれば比較的容易なようですが、タルキ沢と中間道の出合から第2見晴らし間は登山道が崩落したため通行止めと群馬県警が指導していました。

大の文字までは一般的な登山道。
上級者用の縦走コースは全域で危険。「1m横は絶壁」という場所を歩くことが多いです。
縦走路で鎖がある場所は相当危険な場所です。
一般の登山道で「かなりの難所」と呼ばれるレベルでもこのルートでは鎖はありません。
その他周辺情報 妙義神社近くの道の駅にはトイレ、水道、自販機、ソフトクリームなど何でもそろっている。
道の駅妙義から。
本当に登れるか不安になる。
あれは、、、山ではない。崖だ。
5
道の駅妙義から。
本当に登れるか不安になる。
あれは、、、山ではない。崖だ。
妙義神社すぐ下の登山者用駐車場に止めてスタート!
妙義神社すぐ下の登山者用駐車場に止めてスタート!
今日の安全を祈願。
神社の入り口に県警の方がいるので登山届を出す。
条例などができたためか、最近はこういう場所が増えてきた。ネットで出す時代は終わりか。
3
今日の安全を祈願。
神社の入り口に県警の方がいるので登山届を出す。
条例などができたためか、最近はこういう場所が増えてきた。ネットで出す時代は終わりか。
入山してすぐに鎖場。
一般登山道の鎖場レベルです。
入山してすぐに鎖場。
一般登山道の鎖場レベルです。
大の文字の下。
結構な斜面だけど、こんなのもウォーミングアップにすらなっていなかった。
大の文字の下。
結構な斜面だけど、こんなのもウォーミングアップにすらなっていなかった。
大の文字の高台に登るcobaccho氏。
大の文字の高台に登るcobaccho氏。
大の文字の横から。
お嬢さんのお背中をお借りし、ランドネ風のフォト。
4
大の文字の横から。
お嬢さんのお背中をお借りし、ランドネ風のフォト。
大の文字。
この文字は何を意味しているんだろう?
2
大の文字。
この文字は何を意味しているんだろう?
大の文字から下界。
これでもかなりの高度感があったけど、これもまたこんなもんではなかった。
大の文字から下界。
これでもかなりの高度感があったけど、これもまたこんなもんではなかった。
でかい木!
こんな岩だらけの斜面に良くもここまで大きな気が育ったと思う。
2
でかい木!
こんな岩だらけの斜面に良くもここまで大きな気が育ったと思う。
ここからルートが分かれる。
今回、行きます!
この危険と呼ばれる道に!
ここからルートが分かれる。
今回、行きます!
この危険と呼ばれる道に!
いきなり上が見えないところまで続いている鎖が現れる。
2
いきなり上が見えないところまで続いている鎖が現れる。
ひとつ前の登り切ったところ。
この下は遥か下の方まで鎖が続いている。
2
ひとつ前の登り切ったところ。
この下は遥か下の方まで鎖が続いている。
次はほぼ垂直に切り立った岩盤に垂らされた鎖をよじ登る。
次はほぼ垂直に切り立った岩盤に垂らされた鎖をよじ登る。
時折広い場所に出るとすごく安心する。
2
時折広い場所に出るとすごく安心する。
視界が開けると今どれだけ危険な場所を登っているか思い知らされる。
視界が開けると今どれだけ危険な場所を登っているか思い知らされる。
見晴に到達。
断崖絶壁の上で、数百メートルは切れ落ちているであろう。
見晴に到達。
断崖絶壁の上で、数百メートルは切れ落ちているであろう。
相馬岳を目指しているがどこも同じような山容で相馬岳が確認できず。
相馬岳を目指しているがどこも同じような山容で相馬岳が確認できず。
写真で伝わりますか?
このヤバすぎる高度感。
3
写真で伝わりますか?
このヤバすぎる高度感。
細い岩間をすり抜ける。
体は通っても、ザックが引っかかる。
細い岩間をすり抜ける。
体は通っても、ザックが引っかかる。
ビビりまくったビビり岩。
これはヤバい。
見えている斜面ではなく、途中でこの岩の側面に乗り移る。
2
ビビりまくったビビり岩。
これはヤバい。
見えている斜面ではなく、途中でこの岩の側面に乗り移る。
その側面がこれ。
斜度は70度くらいだろうけど、下がない・・・
3
その側面がこれ。
斜度は70度くらいだろうけど、下がない・・・
ビビり岩を登りきったところから振り返る。
登ってきた斜面の先は何もない。つまり絶壁。
つまりこの岩から落ちると数百メートル下までグッバイ!
2
ビビり岩を登りきったところから振り返る。
登ってきた斜面の先は何もない。つまり絶壁。
つまりこの岩から落ちると数百メートル下までグッバイ!
こういう足場の細いところから岩登りが始まることが多いので、転がり落ちたらもうここで止まりません。
こういう足場の細いところから岩登りが始まることが多いので、転がり落ちたらもうここで止まりません。
そして来ました背ビレ岩!
背ビレですよ!
馬の背の数百分の一よ?
2
そして来ました背ビレ岩!
背ビレですよ!
馬の背の数百分の一よ?
こんな感じ。
伝わっていますか?
横に落ちると数百メートル下まで一気に下山できそう。
2
こんな感じ。
伝わっていますか?
横に落ちると数百メートル下まで一気に下山できそう。
珍しく写真に出てきたbeloved_sky。
腰が抜けててダサい!と思った方はぜひご自身も行かれてみてください。
これが正常な感覚の人間がここを登るときのスタイルです。
4
珍しく写真に出てきたbeloved_sky。
腰が抜けててダサい!と思った方はぜひご自身も行かれてみてください。
これが正常な感覚の人間がここを登るときのスタイルです。
あ〜、、、クラクラする。
おケツもムズムズ。
これを気持ちよく思える方もいるようです。
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あ〜、、、クラクラする。
おケツもムズムズ。
これを気持ちよく思える方もいるようです。
また出たよ。下が見えない鎖。
取り付く瞬間が一番怖い。
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また出たよ。下が見えない鎖。
取り付く瞬間が一番怖い。
そこを下りるcobaccho氏。
ここも同様、ここから落ちるとはるか下まで・・・
そこを下りるcobaccho氏。
ここも同様、ここから落ちるとはるか下まで・・・
この辺をパラグライダーの方が飛んでいました。
あれも相当スリルありそう。
この辺をパラグライダーの方が飛んでいました。
あれも相当スリルありそう。
あれが相馬だと思っていたけど、相馬はもう一つ先。
あれを超えます。
2
あれが相馬だと思っていたけど、相馬はもう一つ先。
あれを超えます。
山頂かと思って上り詰めて騙されるパターンを繰り返す。
山頂かと思って上り詰めて騙されるパターンを繰り返す。
もう気疲れが半端ない。
2
もう気疲れが半端ない。
ここはイージーに見えたけど、取り付いてみるとこれがまたヤバい。
2
ここはイージーに見えたけど、取り付いてみるとこれがまたヤバい。
下から見るとこんな感じ。
この根っこ邪魔。これを超えるだけでも一苦労。
2
下から見るとこんな感じ。
この根っこ邪魔。これを超えるだけでも一苦労。
ここはいくらかマシ。
滑落しても50mくらい下で止まりそう。
助からないと思いますが。
2
ここはいくらかマシ。
滑落しても50mくらい下で止まりそう。
助からないと思いますが。
また下が見えない鎖。
また下が見えない鎖。
それを下りてきて見上げるとこんな感じ。
推定斜度75度。
それを下りてきて見上げるとこんな感じ。
推定斜度75度。
天狗岩周辺でちょっとだけ迷う。
天狗岩周辺でちょっとだけ迷う。
普通のハイキング路。
安心感マックス!
普通のハイキング路。
安心感マックス!
そして最後は呆気なく、、、
そして最後は呆気なく、、、
登頂!
標高は1,000mちょっと。
標高差も700m程度の頂だけど、この達成感はハンパない!!
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登頂!
標高は1,000mちょっと。
標高差も700m程度の頂だけど、この達成感はハンパない!!
荒船のかなたに見える白い山脈は八ヶ岳。
2
荒船のかなたに見える白い山脈は八ヶ岳。
一番遠方が御座、小川。
左が瑞牆と金峰。
2
一番遠方が御座、小川。
左が瑞牆と金峰。
強者はあちら側まで縦走するそうです。
2
強者はあちら側まで縦走するそうです。
浅間も噴煙無し。
2
浅間も噴煙無し。
それでは山頂を離れます。
バラ尾根を下る。
それでは山頂を離れます。
バラ尾根を下る。
バラ尾根は人通りが相当少ないと思われます。
地面はボロボロ、斜度もあって、ところどこら道が分かりにくい。
バラ尾根は人通りが相当少ないと思われます。
地面はボロボロ、斜度もあって、ところどこら道が分かりにくい。
バラ尾根の鎖場。
一般登山道であればかなりの難易度。
バラ尾根の鎖場。
一般登山道であればかなりの難易度。
バラ尾根はかなり危険な場所でも鎖はありません。
(一般登山道なら鎖がある上に、名前がついてて「危険、難所」の表示がされるレベル。)
バラ尾根はその程度は名もなき通過点のひとつ。
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バラ尾根はかなり危険な場所でも鎖はありません。
(一般登山道なら鎖がある上に、名前がついてて「危険、難所」の表示がされるレベル。)
バラ尾根はその程度は名もなき通過点のひとつ。
ここがバラ尾根で一番怖かった。
他の山だったら確実にルートに設定されない。
60〜70度の斜面を15mくらい?チェーン無しで上がる。
写真だと斜度が伝わらないですね。
3
ここがバラ尾根で一番怖かった。
他の山だったら確実にルートに設定されない。
60〜70度の斜面を15mくらい?チェーン無しで上がる。
写真だと斜度が伝わらないですね。
穴があいた岩発見!
2
穴があいた岩発見!
下の方に来ると緑がまぶしい。
1
下の方に来ると緑がまぶしい。
堀切到着。
ここから県道方向に下山します。
堀切到着。
ここから県道方向に下山します。
ここの岩場も結構危ないんだけど、この頃には感覚が鈍って普通に感じる。
2
ここの岩場も結構危ないんだけど、この頃には感覚が鈍って普通に感じる。
県道までの下山ルートは階段まで完備!
県道までの下山ルートは階段まで完備!
落ち着く道だ。
そしてハードなところは階段まであり。
そしてハードなところは階段まであり。
下山完了。
ここから1.8劼鮗崙擦婆瓩襦
下山完了。
ここから1.8劼鮗崙擦婆瓩襦
帰還後、駐車場の様子。
登山者用駐車場はガラガラ。
2
帰還後、駐車場の様子。
登山者用駐車場はガラガラ。
そして今回も!!
1
そして今回も!!
登山者用の駐車場はここにあります。
登っている人数に対して駐車場があまりにガラガラなので、あまり周知されていないのでしょうか?
旧来の登山者駐車場は神社からかなり遠いですよ。
4
登山者用の駐車場はここにあります。
登っている人数に対して駐車場があまりにガラガラなので、あまり周知されていないのでしょうか?
旧来の登山者駐車場は神社からかなり遠いですよ。

感想

今回は地元の山へ。
年間20回くらい上信越道に乗っており、そのたびに気になっていた妙義山。
上級者向けの山である事はもちろん知っていたけど、まさかここまでのレベルだとは・・・

涸沢のザイテン、奥穂高の先っちょ、槍の穂先、劔など、過去に危険を感じた岩場と比較してもこの山のそれはずば抜けていた。

一瞬手を離しただけでそのまま谷底に直行する恐怖感。
こういうところ普通に登れる方は高度に対する恐怖に打ち勝てる(または単に感覚が鈍い?)人だと思う。

今日は1日を通じても会った方は20人くらい。
自分は人がたくさんいる山はすごく苦手で先日の唐松のスタート直後のように人が列になっている山は無理。
どれだけそらが綺麗でどれだけ風が心地よくてもリフレッシュもされない。
唐松は直ぐに人が切れて快適な山道にはなったけど、今回は最初からずっと人が少なく最高だった。

明らかに過去に経験した尾ことのないジャンルの山で、自分の技量を超えていた可能性はある。
終始危険を感じっぱなしだったけど、行けると信じて進んだ。
その分、登り切った達成感は最高レベル!

もう少し危険度が低ければこういう山登りもいいね!登った感がある。

また、今回のルートでの縦走は半分程度。
このさらに上の危険度の峰がこの残り半分だ。
妙義を端→端で縦走できる人はかなりすごいと思う。
毎年数人亡くなっているようで、ビレイやロープワークを十分に習得している必要があるようです。→今の自分には無理!(というかジャンルが違う。)

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訪問者数:781人

コメント

休憩時間の謎
beloved_skyさん、こんにちは。自分も前日に妙義山を歩きました。
休憩時間が実際より長く表示される件、自分も不思議に思っていましたが、そういう理由が考えられますね。分かった気がします。自分のレコにbeloved_skyさんの考察を引用させて頂きました。
登山者用駐車場の写真、親切でいいですね。自分は下山した時に気付きました。
自分は妙義山の高度感、達成感に病みつきになりました。高度に対する恐怖感が鈍いのだと思います(^^;)
鷹戻しを含む残り半分を縦走する際は十分注意して下さい。
2018/5/2 10:13
Re: 休憩時間の謎
masa_novaさん
コメントありがとうございます。
思った以上に危険たっぷりの山で5年分のスリルを味わった気がします。
休憩時間の件は、これであってると思います。
以前にもどこかの山で同じ経験をしました。
鷹戻しの方まで行かれたんですね。
しかもできるだけ鎖を使わずにだなんて…。
私も当初は行こうとしていましたが、ビビリ岩あたりを攻略している時からもうそんな気持ちはどこかに吹っ飛んでいました。
体力的には余力はあったのですが、精神的な限界が先に来ていました。
いつになるか分かりませんが、トライしてみたいと思います。
2018/5/2 10:42
ゲスト
単に感覚が鈍い人?
表妙義半分縦走お疲れさまでした。無事ご生還できて何よりです。

私も昨年に表妙義を縦走し、今年に裏妙義を周回してみました。懐かしい思いでレコを見させて頂きました。

裏妙義もいいですよ。表妙義に比べてやさしいです。「丁須の頭」の奇石もあるので是非トライしてみて下さい。

インドア派で非力な私でも行けました。おっしゃるように単に感覚が鈍いだけかも知れませんが・・
2018/5/2 11:46
Re: 単に感覚が鈍い人?
sadaruさん
コメントありがとうございます。
ほんと下山よりも生還と言う表現がふさわしい山ですよね。
裏妙義ですか…。
あちらの方が難しいと思っていました。
今回のルートはそもそもルート自体もかなり難しいと思いますが、さらに高々度に対する恐怖心と常に戦わないと進めないと言うのが私にとっては目に見えない強敵でした。
裏妙義、調べて計画しています。
情報ありがとうございました!
2018/5/2 12:14
プロフィール画像
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