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Yamareco

記録ID: 145734
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道南

麓は秋色、山頂は晩秋・ややロングコースの遊楽部岳(左股コース往復)

2011年10月28日(金) ~ 2011年10月29日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:04
距離
18.2km
登り
1,598m
下り
1,598m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

10月28日(金) 前夜登山口で車中泊。
10月29日(土)
  6:30登山口ー9:50臼別頭(臼別岳)ー11:00遊楽部岳山頂11:25-12:15臼別岳ー15:20登山口

  歩行距離18.7Km、所要時間8時間50分、歩数37,000歩。
天候 曇り。
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
北桧山から八雲に抜ける道路から登山口への林道入り口が少し判り難い。曙橋という目立たない橋の右手前が入口。
登山口に狭い駐車スペースがあるほか、登山口のかなり手前にも広いスペースがある。
トイレはない。
コース状況/
危険箇所等
登山口に登山ポストがあるが、ポストの屋根が少し潰れ気味でノートを取り出しにくい。

登山道は、片道9Km強のやや長丁場で、陽の短い今時期は特に時間とペース配分に余裕を見ておく必要がある。
登山道全体としては、
〜飴以の一はブナの樹林帯の気持ち良い緩やかな登りで大変歩き易い。

中間の約三分の一は少しアップダウンもある山道だが、さほど歩き難くはない。

あとの三分の一は、急傾斜のやや足元の悪い場所もあるアップダウンが続き、特に今回は雪解けで道が湿っていたうえ、刈払われた笹(長距離の作業には感謝!)で登山道が覆われてスリップし易く、特に下りはスリップ転倒に要注意だった。

下山後の温泉は「きたひやま温泉ホテル」で汗を流した。シャンプー等付500円、綺麗で気持ち良い温泉だった。
林道の入り口が判らず少し時間がががり、暗くなってから登山口に到着。予想通り他に車はいない。
林道の入り口が判らず少し時間がががり、暗くなってから登山口に到着。予想通り他に車はいない。
当日朝6時頃、北見ナンバー車の室蘭の男性二人(転勤族)が到着、先行して行った。
当日朝6時頃、北見ナンバー車の室蘭の男性二人(転勤族)が到着、先行して行った。
右の赤いのが文字通りポスト。冬の雪の重みのためか屋根が少しつぶれた状態で、ノートが引き出しにくかった。
右の赤いのが文字通りポスト。冬の雪の重みのためか屋根が少しつぶれた状態で、ノートが引き出しにくかった。
紅葉がまだ少し残ってそれなりに綺麗だ。
紅葉がまだ少し残ってそれなりに綺麗だ。
このような気持ち良いブナの樹林の緩やかな登りが1時間半ほど続く。疲れた下りの脚には優しい道だろうなと思いながら登る。
このような気持ち良いブナの樹林の緩やかな登りが1時間半ほど続く。疲れた下りの脚には優しい道だろうなと思いながら登る。
落ち葉。急傾斜の落ち葉はスリップの元で厄介だが、緩傾斜で乾いているとむしろ心地よい。
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落ち葉。急傾斜の落ち葉はスリップの元で厄介だが、緩傾斜で乾いているとむしろ心地よい。
樹林帯から抜けると笹が増える。最近笹刈された様子で、ロングコースの作業に感謝だ。ただこれも傾斜がきつくなる山頂周辺はスリップ転倒の元になるので要注意だ。
樹林帯から抜けると笹が増える。最近笹刈された様子で、ロングコースの作業に感謝だ。ただこれも傾斜がきつくなる山頂周辺はスリップ転倒の元になるので要注意だ。
やがて臼別頭(臼別岳)が見えてくる。遊楽部岳の山頂はまだ陰に隠れて見えない。
やがて臼別頭(臼別岳)が見えてくる。遊楽部岳の山頂はまだ陰に隠れて見えない。
濡れた刈払い笹と湿った土で滑る急登を行く先行者2名。
濡れた刈払い笹と湿った土で滑る急登を行く先行者2名。
溶け残った雪も増えてくる。
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溶け残った雪も増えてくる。
前方上に臼別頭(臼別岳)。
前方上に臼別頭(臼別岳)。
臼別岳ピークに続くコース。
臼別岳ピークに続くコース。
臼別岳ピーク手前の展望。
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臼別岳ピーク手前の展望。
臼別頭(臼別岳)山頂。木立に囲まれている遊楽部岳の山頂よりここの方が展望が良かった。
臼別頭(臼別岳)山頂。木立に囲まれている遊楽部岳の山頂よりここの方が展望が良かった。
遊楽部岳山頂方向にガスが湧いてきたが、間もなく晴れてほっとした。
遊楽部岳山頂方向にガスが湧いてきたが、間もなく晴れてほっとした。
ガスが晴れて遊楽部岳への尾根筋が見え始めた。
ガスが晴れて遊楽部岳への尾根筋が見え始めた。
山頂へは一旦少し下ってから登り返す。
山頂へは一旦少し下ってから登り返す。
尾根道。
山頂が間近に見えてきた。
山頂が間近に見えてきた。
その先もアップダウンがあって結構長い。
その先もアップダウンがあって結構長い。
だんだん山頂に近づく。
だんだん山頂に近づく。
遊楽部岳山頂。先行者二人が休んでいたのでシャッターを頼む。
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遊楽部岳山頂。先行者二人が休んでいたのでシャッターを頼む。
山頂展望。
少し雲が出てきたが、まああまあの展望。
少し雲が出てきたが、まああまあの展望。
無風で寒さはあまり感じないが、時間とともに汗が冷たく冷えてくる。
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無風で寒さはあまり感じないが、時間とともに汗が冷たく冷えてくる。
山頂は小さな広場のような平坦地で、周囲の大部分が木立で囲まれているため、さほど展望は良くないが、ここからは太平洋と日本海の両方を見ることが出来る。太平洋側には渡島駒ヶ岳、日本海側には奥尻島が薄く見えていた。
山頂は小さな広場のような平坦地で、周囲の大部分が木立で囲まれているため、さほど展望は良くないが、ここからは太平洋と日本海の両方を見ることが出来る。太平洋側には渡島駒ヶ岳、日本海側には奥尻島が薄く見えていた。
長丁場なので、静かな山頂休憩は早めに切り上げて下山開始。
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長丁場なので、静かな山頂休憩は早めに切り上げて下山開始。
向こうの尾根から、先に下って行った二人の熊鈴の音が聞こえてくる。
向こうの尾根から、先に下って行った二人の熊鈴の音が聞こえてくる。
草付のトラバースを慎重に下る。
草付のトラバースを慎重に下る。
尾根筋に続くコース。
尾根筋に続くコース。
臼別頭がガスに囲まれてきた。
臼別頭がガスに囲まれてきた。
何にも見えなくなった。
何にも見えなくなった。
下りの難関は、滑る笹と湿った土。注意しながらも二回ほど転倒してしまい、左肩に少し痛みを残した。
下りの難関は、滑る笹と湿った土。注意しながらも二回ほど転倒してしまい、左肩に少し痛みを残した。
このような道まで下ると脚に優しく、目にも気持ち良いブナ林の歩きになる。
このような道まで下ると脚に優しく、目にも気持ち良いブナ林の歩きになる。
長丁場だが秋色の世界を楽しみながら下るので退屈しない。
長丁場だが秋色の世界を楽しみながら下るので退屈しない。
ホコリタケ。つまむと正面の穴から胞子(埃のように見える)が噴き出す。
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ホコリタケ。つまむと正面の穴から胞子(埃のように見える)が噴き出す。
無事下山。今日の登山者は自分も入れて3人だけ。
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無事下山。今日の登山者は自分も入れて3人だけ。
温泉は、きたひやま温泉ホテルで。
温泉は、きたひやま温泉ホテルで。

感想

天気予報が変わって29日は崩れる予報になったので、前日の狩場山に続いてややロングコースの遊楽部岳に登った。

ここも熊の生息密度が高いうえ、やや季節外れのロングコースなので他に登山者はいないと思ったが、当日30歳前後の男性二人が来たので話しを聞くと、少し前にも来たが他に登山者がおらず、熊が怖いので中止し、あらためて今回二人で来たとのこと。
慎重なのは良いことだ。

この山には1996年11月に単独で登って以来で、その時は完全に全山貸切だった記憶がある。
その時の記憶はあまり残っていないが、ブナの林の綺麗さだけは覚えており、今回もそれを期待してきた。

紅葉の時期は過ぎた感じだったが、スタート後1時間半ほどはまだ少し色付が残ったブナの樹林の緩やかな登りが続き、秋色の世界の雰囲気を十分楽しむことが出来た。

コースの中ほどから先は傾斜も出てアップダウンが続き、刈払われた笹と湿った土が滑り易く、気を遣いながらの登りで少し疲れたほか、特に下りでは注意していたにもかかわらず二度ほどスリップ転倒してしまい、弾みで左の肩を少し痛めてしまったが、幸いたいしたことなく済んだ。

前日の狩場山同様、ここでも熊の足跡等や気配を感じることはなく、スリップ等による怪我もなく下山できたのは何よりだった。










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