和賀岳と真昼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 872m
- 下り
- 878m
天候 | 6月2日〜曇りのち晴れ 6月9日〜曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
和賀岳・・・真木林道は工事が終了していて、通過に支障はありません。休憩小屋前に駐車しました。 甘露水からの一般ルートは、良く整備されています。ただ、薬師岳から薬師平を過ぎ、小杉分岐のわずか手前で急に笹薮が濃くなります。最も笹薮が濃いのは小鷲倉への登り。道は明瞭ですが、段差がありますので要注意。 真昼岳・・・善知鳥(うとう)口から登山道の無い尾根を登って、赤倉コースに合流しました。大浅沢の右岸尾根ですが、下部では明瞭な踏み跡があります。真昼岳登頂後は兎平〜善知鳥コースへ。善知鳥コースは、向沢を何度も渡渉します。登山靴でも渡れますが、長靴だとストレスが無いと思います。増水時は不可。刈り払いされた直後のようで、スムーズに歩くことができました。 尚、ルート図は真昼岳登山の時の概略です。 |
その他周辺情報 | 善知鳥口から近いサン・アールで入浴(400円)。明るい浴室でした。 |
写真
感想
二週続けて日曜日に集落の草刈り作業があるため、土曜日に近場の山へ。6月2日は、和賀岳山頂に到達する直前に晴れてきてラッキー。羽後朝日岳などの眺望を楽しむ。
山中でお会いしたのは、男性ソロ3人。和賀岳からの下山時、小鷲倉を下った所でお会いした方は、東京から訪れたという関西訛りの方。トレラン風のいでたちで、「静かですね」と一言。下山すると、駐車場には私の車の他には、秋田ナンバーの2台しかない。まさか、あの東京の人は、林道を走ってきたのか? その後、白岩岳〜錫杖の森経由で登ってきたのだと思い当たった。200名山を登っているとのことだったので、田中陽希氏と同じルートで和賀岳を目指していたのだろうか。それならば、もう少しお話しを聞きたかったと思う。
田中陽希氏は、和賀岳に登頂した際、「東北一の山深さだ〜」と叫んでいた。東北には飯豊や朝日があるので、それは大袈裟かとも思うが、白岩岳〜錫杖の森経由のルートは、そう言わしめる雰囲気があると思う。
小杉分岐〜小鷲倉の笹薮が濃くなっており、私も仙北市に電話をして、刈り払いのお願いをした。ニッコウキスゲの時期には、他県からもたくさん登山者が訪れる。その前に刈り払いをした方がいいと。
行政には予算の問題があるのだろう。刈り払いの予定は未定とのことだった。作業が行われるまでは、濃い笹藪も和賀山塊の山深さを味わう一興と捉えたらいいのかもしれない。
・・・・・
6月9日には真昼岳へ。自然観察指導員・倉田さんのブログに、善知鳥口から大浅沢の右岸尾根を刈り払いして、登山ルートを作る予定だと書かれていた。それは赤倉コースに合流し、真昼岳に登って善知鳥コースを下りる周回ルートができるということで、興味深い。踏み跡ぐらいあるのではないかと思って、偵察のつもりで出かけた。
善知鳥口で作業をしている人たちがいて、話を聞くと、やはり踏み跡があって、何度も登っているという。確かに、登山道と言ってもいいような明瞭な踏み跡があった。尾根の中央線にほぼ忠実に登っていく。大した藪漕ぎも無く、なだらかなピークに上がった。
ところが、その後がよくわからない。二万五千図では、赤倉コースの登山道はピークを通過していることになっている。これは間違いで、実際はやや北側を通っているということは、経験でわかっていた。そこでピークから北側を辿ってみるが、見つからない。濃いガスに包まれて、尾根がどちらに伸びているのかも、さっぱりわからない。自分の登ってきた支尾根も確信がなくなった。「参ったなあ」とため息が出る。
草露で濡れたシャツを着替えて、おやつを口にする。改めて、最も高いと思われる地点から西方向にコンパスを合わせて、藪の中を行く。何となくこれは尾根らしいと感じて間もなく、新しいピンクテープを見つけた。一時間半もウロウロした末、ようやく赤倉コースの登山道に出たのだった。濃いガス、樹林帯の藪の中、地形が不明瞭といった条件は、自分にはたぶん初めてのこと。いい経験になったが、それにしても時間がかかり過ぎだったのも確かだ。
藪漕ぎはこの話でしたか。倉田新道ができれば真昼岳もようやく馬蹄形周回が可能になりますね。赤倉コースピストンだとちょっと物足りない気がするのがこの山域でしたからね。ブナ林の美しい稜線に接続して、沢コースも楽しめる。バランスの取れた周回コースになりそうですね。
和賀岳の笹薮はずーっとあのままですね。林道工事に予算取られて登山道まで回らないのではないでしょうか 関東甲信方面ではあり得ない雰囲気ですから、梅雨時期に北上して秋田を訪れる登山者はそれなりに楽しんでいくような気がします。まあ、遭難しないくらいの藪であればですが
初めは、県境稜線の風鞍〜峰越林道あたりよりもずっと明瞭な踏み跡だったのですが・・・
おっしゃるように、美しいブナ林・好展望・花・沢コース・・と、色々と楽しめて、かつ歩き応えのある周回ルートができそうです。健脚者には、さらに女神山を加えるといいかも
特に、沢を何度も渡渉する善知鳥コースは、草が伸びているとルート判断に手間取りますが、刈り払いされて、だいぶ歩き易くなりました。今年はお勧めですね。
和賀岳の笹薮については、草刈り機を担いであそこまで行くのも大変な手間でしょうからね・・
小鷲倉から下ってきた時は、こりゃあガスられるとルートから外れる人がいるかも・・と懸念されるような箇所もありましたよ。小さなピンクテープはありましたが、私も一応付けてきました。
ところで先日、美郷町の仙南から、森吉山が見えました。院内岳と大石岳の間に、残雪を抱いた山が見えたので、間違いないと思います。もしかすると、横手からも見える地点があるかも
こんにちは
経験者のkamadam さんでも合流に1時間半とは少し大変でしたね。
ピークで方位を測れば理論上判る筈ですが、はっきりしないピークだったり、濃霧だったりの場合は自信がなくなりますね。また方向が定まっても、激しい薮やリターンが難しいそうな方向は山域の全体像が頭に入っていないと突進にはそれなりの勇気?(覚悟)が必要になりますね。(笑、小生の場合ですが)
和賀岳、いつ拝見しても美しいですね。
かって、薬師岳から眺めた山頂の第1印象がとても遠かったこと、薬師平(キスゲ)と山頂の花(チングルマ)がひときわ美しかったこと、それと山頂から眺める秘峰羽後朝日嶽のロマン・・・色々懐かしい想い出が甦って来ます。
今回もお疲れ様でした。
動き回って、1時間半もたってしまいました
残雪期だとまだ動きやすいところがありますが、藪だと戻るのも面倒になるので、試しに前進・・というのも、躊躇しがちになりますね。結局赤倉コースを探すより、コンパスを信じて藪の中を進むと腹をくくったら、意外にあっさりと赤倉コースに合流したのでした。
和賀岳周辺は、高さこそあまりないものの、清々しい雰囲気がありそうな気がします。
腰の痛みが快復したら、ぜひ羽後朝日岳へお出でください
昨日激藪こぎして来ました!
小杉分岐手前からいきなり始まりましたね〜
小鷲倉周辺で激藪に埋もれてしまいましたよ
快適な散歩道と激藪こぎ、和賀岳を代表するキーワードになりそうです
ニッコウキスゲは薬師岳手前で咲いて来ました。
真昼岳周回ルート是非歩いてみたいものです
meikenさん、こんにちは
meikenさんの花と展望に彩られたレコ、堪能しました。
ニッコウキスゲ、咲き始めましたか。
最盛期の頃にはなかなか晴天に恵まれることが少ないので、私も薬師平が黄色に染まる姿は見たことがありません。
meikenさんのレコで、今年の和賀岳はまた人気が出そうですね。
それとも笹薮に躊躇する方が多いかな
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