南ア・大無間山(遥かなる深南部の秘峰:田代より小無間経てピストン)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,346m
- 下り
- 2,332m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:18
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 11:12
天候 | 2日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・小無間小屋は近くに水場なし、宿泊の場合、相応の量の水担ぎ上げる必要あり。(小生は炊事用+翌日の行動用に4リットル持参) ・小無間小屋から小無間山までの鋸歯尾根、3つ程切り立った小ピークあり(巻き道ナシ)、特に疲労の出る帰路は通過注意。 ・中無間山から先、暫くは二重山稜の登路となり、要所に赤テープ等あるものの、ルートを外さぬよう注意。 ・帰路、小無間山からの下降区間でルートが分かりにくい箇所あり。 |
その他周辺情報 | 静岡までの県道沿いでは、日帰り入浴可能な立ち寄り湯見つからず…。 |
写真
感想
200名山もいよいよ残り10座。最難関の笈ヶ岳はじめ残雪期限定の峰々に加え、山深く日帰り困難・水場なし小屋泊まり必須の大無間山もしっかり残っちゃってます。暑い夏の終わり、陽の長い季節に単身この難峰にチャレンジです。
今回は帰路の運転のしんどさを考慮し、静岡駅でレンタカーを借り、大井川源流を目指します。それでも深い南ア前衛の山々を縫う県道は運転に時間がかかり、コンビニも少なく、道中の食糧調達も一苦労。身支度を終え、田代の登山口を出発する頃には、お昼を大きく回る時間に。小屋泊まりのため、麓の神社で計4リットルの水を積み込み、両肩に久々の重荷がのし掛かって、樹林帯の登りもなかなかペースが上がりません。小さなピークをいくつか越え、陽も傾く頃、ようやくこの日のお宿・小無間小屋に到着。この晩の同宿者はお一人。栃木の方で、やはり200名山が残り8座の由。未踏の山々を伺うと、小生とほとんど被っている感じで、やはり大無間は「ラスト10ボス」!?のタフなターゲットであることを実感します。
翌朝は下山まで長い道程のため、まだ暗い中をヘ電つけ出発。小屋に宿泊装備をデポ、荷物は軽いものの、鋸歯の激しいアップダウンは起き抜けの身体に堪えます。小無間山で軽くカロリー補給、中無間山に差し掛かると、左側にガレ場の拡がる尾根筋で、ようやく目指す大無間が堂々たる山容で眼前に姿を現します。その先の展望地では、反対側に南ア主稜線の大パノラマが広がり、にわかにテンションもアップ!一投足でついに奥深い大無間山頂に到達。樹林帯に囲まれ、展望はほとんどない物静かな山頂ながら、ここまでの苦労が大きかった分、達成感もひとしおです。夏の終わりとはいえ、あまりの陽射しの強さに山名盤がハレーション、居合わせたソロの方にも協力頂き、タオルにて必死で日陰を作り、何とか証拠写真をゲット。長い帰路を控え、軽食を流し込んで早々に下山にかかります。
本コース、小無間小屋より上部は大半が破線ルートながら、要所には赤テープなど目印もあり、本格的なルーファイが必要な箇所はほとんどありません。目標達成で気が緩んだか、往路は難なく通過した小無間からの下降区間で一瞬ルートを外れ、何とか正規のコースに復帰。今ならGPS頼みでこうした不明瞭区間もどうにかクリアできそうですが、やはり読図とルーファイの重要さを改めて実感します。
更に、その先では往路も苦労した鋸歯尾根の3ピーク越えで最早ヘロヘロ。何とか小無間小屋に帰り着き、残った水を使いコーヒーブレイク。体勢を立て直し、荷造りの後、ここからは快調に尾根下り。ゴール近くの諏訪神社の山門が見えた時の安堵感は半端ないものでした…。静岡までの長い県道ドライブの途次、クサい身体で新幹線に乗るのは避けたい、と日帰り温泉をあちこち探しますが、結局一軒も見つからず、予定時間ギリギリにレンタカー返却。祝杯は自宅に帰り着くまでのお預けです。ともかくも、遥かなる大無間をどうにか攻略。200山巡りもいよいよ残り1ケタ、単独行もそろそろ厳しい山ばかり残ってますが、ラストスパートに入ります!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する