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Yamareco

記録ID: 151114
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ハイキング
甲信越

山梨百名山をハシゴで / 曲岳・黒富士・金ヶ岳(≒茅ヶ岳)

2011年11月22日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:20
距離
9.7km
登り
1,032m
下り
1,006m

コースタイム

08:45 観音峠駐車場発
09:30 曲岳山頂着 -09:40発
10:10 八丁峠
10:40 黒富士山頂着 -11:10発
11:50 曲岳山頂 着 -11:55発
12:20 観音峠駐車場着  以上所要時間3時間35分。

12:20 観音峠駐車場発
13:50 金ヶ岳山頂着  登り所要時間1時間30分。
13:55 金ヶ岳山頂発 
15:05 観音峠駐車場着 下り所要時間1時間10分。 
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道20号線(甲府バイパス)の「竜王駅入口」交差点から竜王駅前を通って北上。
上福沢で「県営林道観音峠大野山線」に入る。
国道から合計約30分で観音峠に到着する。
観音峠の林道分岐点に駐車スペースがあるが、その東約300m、曲岳登山道の直近にも駐車スペースがある。どちらも路肩に数台分のスペース。
今回は手前の林道分岐点に駐車した。
コース状況/
危険箇所等
[観音峠駐車場-曲岳山頂]
急斜面の登りとロープ・鎖の岩場。道は比較的細くテープが少ないのでわかりにくい部分もあり。

[曲岳山頂-黒富士]
曲岳山頂から急降下の道は非常に急傾斜(60度くらいある)。ただし落差は100m程度ですぐに平坦な道に変わる。
黒富士山頂の直前までほぼ同じ標高をわずかに上下する楽なハイキング道。
黒富士近くはまた岩場もある急な登りになるがここも標高差は100m程度。
(なお、私が登った山は、Yahoo地図、GoogleMapにて「黒富士1427m」と表記ある地点とは全く別の山(1633m)です。

[観音峠駐車場-金ヶ岳]
登山し始めるとすぐにNTT中継所に向かって下り、その横を通過した後も下る。
やがて突如として登り始め、岩場の鎖、ロープまた鎖の連続。その後は非常に細い「やせ尾根(巾50cmくらい)」を超えて行く。
このあたりは女性や子どもにはちょっと危険・怖いかも。
その後茅ヶ岳-金ヶ岳の稜線に向かって急な登り。稜線に出た後は分かり易い整備された道。
登山道がはっきりしいない箇所(特に岩場の前後)で、テープ・赤スプレーが少なく数回道迷いする。
使われているテープは何と赤いビニールテープ。指の先ほどしかなく、目をこらして探して進まないと見落とします。
歩く人が少ないせいか、あまり整備されていない印象。慣れない人は通らない方が良さそうです。

「写真]
下の写真はすべて地図上に撮影ポイントが落としてあります。写真番号と合わせてご覧下さい。
01)敷島地内鳥居坂付近から、これから登る曲岳を望む。
その名の通り、山頂がちょっと右(東)に曲がってる。
01)敷島地内鳥居坂付近から、これから登る曲岳を望む。
その名の通り、山頂がちょっと右(東)に曲がってる。
02)観音峠林道分岐に立っている案内板。
茅ヶ岳〜曲岳〜黒富士の位置関係がよくわかります。
02)観音峠林道分岐に立っている案内板。
茅ヶ岳〜曲岳〜黒富士の位置関係がよくわかります。
03)こちらは曲岳登山道入口付近の駐車スペース。
案内板があり、車3、4台のスペースです。
03)こちらは曲岳登山道入口付近の駐車スペース。
案内板があり、車3、4台のスペースです。
04)曲岳登山道入口の標識。
「熊出没」にちょっとビビります。
04)曲岳登山道入口の標識。
「熊出没」にちょっとビビります。
05)矢印の方向はかなり狭い崖道です。
05)矢印の方向はかなり狭い崖道です。
06)ロープはあるけどここもかなり急傾斜です。
06)ロープはあるけどここもかなり急傾斜です。
07)岩の上に出て振り返ったら「めまい岩」という標識。
ちょっと行って見ましたがすごい断崖で
怖くて先まで行けませんでした。
07)岩の上に出て振り返ったら「めまい岩」という標識。
ちょっと行って見ましたがすごい断崖で
怖くて先まで行けませんでした。
08)大きな岩を登るためにロープがありますが、
それを使ってもけっこう苦しいです。
08)大きな岩を登るためにロープがありますが、
それを使ってもけっこう苦しいです。
09)あの岩の隙間を通れる人だけが進める登山道?。
太った人はとても通れそうもありません。
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09)あの岩の隙間を通れる人だけが進める登山道?。
太った人はとても通れそうもありません。
10)曲岳の山頂。
山梨百名山の標識が立っています。
10)曲岳の山頂。
山梨百名山の標識が立っています。
11)西を見ると南アルプス。
白根の間の岳、農鳥岳が顔を出していました。
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11)西を見ると南アルプス。
白根の間の岳、農鳥岳が顔を出していました。
12)北には瑞牆山が。
花崗岩の岩壁が朝日に一層くっきり見えます。
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12)北には瑞牆山が。
花崗岩の岩壁が朝日に一層くっきり見えます。
13)曲岳山頂の少し先に「展望舞台」という突端があります。
甲府盆地とその先に富士山が浮かび上がっています。
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13)曲岳山頂の少し先に「展望舞台」という突端があります。
甲府盆地とその先に富士山が浮かび上がっています。
14)「八丁峠」に着きました。
登山道の十字路で、右は「平見城」。麓の牧場のある方角です。
14)「八丁峠」に着きました。
登山道の十字路で、右は「平見城」。麓の牧場のある方角です。
15)黒富士の近くまで来て、やっと山の姿が見えてきました。
15)黒富士の近くまで来て、やっと山の姿が見えてきました。
16)大きな岩に「↑」のマーク。
でも人の背ほどもあって乗り越えるのは一苦労。
写真は水平に取っています(^^)。
16)大きな岩に「↑」のマーク。
でも人の背ほどもあって乗り越えるのは一苦労。
写真は水平に取っています(^^)。
17)黒富士山頂。
バックは金峰山。断崖「千代の吹き上げ」がくっきり見えます。
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17)黒富士山頂。
バックは金峰山。断崖「千代の吹き上げ」がくっきり見えます。
18)山頂のちょっと南に「展望台」。
これは行って見ないといけません。
18)山頂のちょっと南に「展望台」。
これは行って見ないといけません。
19)手前に松を配して遠くに富士の山。
まるで銭湯の描き割りのようです。
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19)手前に松を配して遠くに富士の山。
まるで銭湯の描き割りのようです。
20)西を振り返ると、右から「曲岳」「金ヶ岳」「茅ヶ岳」が。
その後ろに甲斐駒ヶ岳まで見えます。
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20)西を振り返ると、右から「曲岳」「金ヶ岳」「茅ヶ岳」が。
その後ろに甲斐駒ヶ岳まで見えます。
21)ふと見ると登山道が分岐しています。
「太刀岡山方面」は昔の道らしく、今はかなり廃れているようでした。
21)ふと見ると登山道が分岐しています。
「太刀岡山方面」は昔の道らしく、今はかなり廃れているようでした。
22)前写真の標識に誘われて小さな頂を越える古い登山道を歩いてみました。
下り道は、どこが道かわからないほどさびれています。
22)前写真の標識に誘われて小さな頂を越える古い登山道を歩いてみました。
下り道は、どこが道かわからないほどさびれています。
23)デジカメのバッテリーが無くなり、金ヶ岳の山頂で唯一の写真が撮れました。
バックは茅ヶ岳と富士山です。
23)デジカメのバッテリーが無くなり、金ヶ岳の山頂で唯一の写真が撮れました。
バックは茅ヶ岳と富士山です。

感想

nori3様の11月13日山行レポートを拝見し、身近な山ながら展望と「アスレチック」なコースに惹かれて、天気予報が快晴という日に出かけてみました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-149082.html

観音峠から曲岳に登る道はnori3様のレポートの通り、かなり「アスレチック」。
ロープあり、断崖展望台あり、鎖あり、狭い岩の隙間道ありで面白いコースです。
あまり人気ないコースのせいか、登山道は多少整備されていない感じで、赤リボンもまばら。途中何度か道を探すことにもなりましたが。
曲岳山頂のすぐ下に「展望舞台」という場所があり、眼前に富士山が浮かぶ絶景です。
山頂から東に降りる道は非常に急傾斜。降りるときはさほどではありませんでしたが帰路には地面に這いつくばるように登る羽目になりました。
でも、その先は穏やかな平坦な道で、走るように先に進めます。
黒富士が近づいて、ようやくその姿が迫ってくるとまた急な岩場がお出迎え。でも少しの間、岩と格闘するだけで山頂に出てしまします。
ここでも山頂の少し南に断崖の上の展望台があり、南側は富士山などが絵のように見え、いくら眺めていても飽きないくらいでした。
黒富士からの帰り道で升形山への道との分岐手前でおかしな標識を発見(写真21)。小高い頂を経由するこの道は今はあまり使われていない古い道のようです。試しにこちらに進んでみましたが、すぐに道は薄れてしまい、どこが登山道かわからないほど。でもすぐに新しい道に出ましたが。
観音峠の駐車場に戻ってみるとまだ12時半。そこで目の前に見える「金ヶ岳」にもチャレンジしてみることにしました。
峠の林道分岐点からNTT電波塔の方向に向かって茅ヶ岳登山道が延びています。
そこを進むと電波塔の脇を抜けて道はどんどん下り坂。いやな予感がします。
どうなっているのかと思っているうちに、道はすぐに急な登りに変わり、たちまち鎖場、岩場、ロープの連続。それもかなり怖い高さや、狭さの道です。最後にはこの登山道、誰かが嫌がらせか冗談でわざと難コースに設定したのでは?と勘ぐりたくなるほど。
また、大きな岩を巻くにもどちらに進んで良いのかわからないようなぼんやりした場所もあり、難儀しながら登って行かなくてはなりません。
四苦八苦で茅ヶ岳-金ヶ岳の稜線に到着したときはほっとしました。
後ははっきりした「メイン道路」みたいな道ですから。
誰にも会うこともなく、金ヶ岳の山頂に到着。標柱もなくちょっと残念でしたが、そこそこの展望を楽しみ、また急傾斜の道を観音峠に戻りました。

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コメント

富士山が同じ♪
pasocomさん、はじめまして。こんばんは。
山歩き歴1年だけのmmgと申します。
拍手とお気に入り登録ありがとうございます。

同じ日に北岳や富士山を見ていたんですね。
当たり前ですが富士山の雲のかかりかたが同じで勝手に
親しみが湧いてごあいさつにお邪魔しました。

高校のとき地学が超苦手でした(笑)。山がらみの石のお
話もよろしくお願いします。
2011/11/23 19:12
素晴らしい白根三山の写真に感激でした
mmg様、コメントありがとうございました。
mmg様の夜叉神〜杖立峠レポート、写真がどれもとてもきれいで一枚一枚拡大して堪能させていただきました。
私は地元の人間ですが、残念なことに自宅からは間ノ岳、農鳥岳しか見えず北岳は手前の辻山に隠れて見えません。
もちろん他の二山もいい山なのですが、北岳はまた別格の美しさですね。
夜叉神峠から鳳凰三山までとなると自分の体力と技能からして自信もなく、行ってみたいが無理かな、と思っていたところmmg様のレポートを拝見し、「そうか、途中まででもこんな景色を見られるんだ!」と知ったことでした。今年はもう無理でしょうが、来春以降ぜひこのルート行ってみようと考えています。
ところで山梨は実は水晶が「特産品」で昔から宝飾産業が盛んなところです。
(そんな意味もあって私のプロフィール写真は水晶なのです)。
現在でも金峰山周辺では水晶は「いくらでも採集できる」といっても過言ではありません。先日出かけた瑞牆山でも登山道の転石をよく見ると小さな六角形の水晶が付いているのがいくつも転がっていました。そちら方面にお出かけの際にはぜひ足元にご注目し、「小さな宝石」をゲットして下さい。
山に行くとつい石ころを拾いすぎ、帰りは荷物が2kgも重くなってしまうpasocomでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
2011/11/24 8:06
プロフィール画像
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