記録ID: 155155
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積雪期ピークハント/縦走
奥秩父
熊さんトレースの案内で雪の甲武信ヶ岳へ
2011年12月10日(土) [日帰り]


- GPS
- 11:00
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,589m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
6:10西沢渓谷市営駐車場
舗装路の林道歩きです。この時期は路面が凍結しています。特に橋の上は冷え切っていますので注意が必要です。
6:40徳ちゃん新道入口
初めは静かな雰囲気の樹林帯の中を歩きます。カラマツ林の中を、次第に九十九折りの登りや痩せた尾根、急坂の九十九折りと続きます。行きはほぼ登山道に積雪があり、雪の下には落ち葉や一部凍結個所もありました。
9:05徳ちゃん新道、近丸新道合流地点
合流地点からは、すぐに木賊山が姿を現わし、シャクナゲのトンネル地帯をしばらく歩きます。掘割状の土道や石や倒木、木の根の階段?の混在する急登が、これでもかと続きます。森林限界かと思うとツガの原生林となり、急登は依然として続きます。振り返ると木の間から富士山が見え、崩壊地のザレ場に達すると、富士山が更にくっきりと姿を見せてくれます。破風山からの登山道と合流すると登りが緩やかになり、雪を被った樹林帯の中を歩きますが、積雪が10cmほどに増えます。左に鶏冠尾根分岐(通行止めとなっているようです。)を過ぎると、木賊山頂上です。
11:45木賊山頂上
木賊山頂上は樹林帯に囲まれており眺望はゼロです。立派な木製の碑がありますが単なる登山道の途中という感じ・・・・。ここからは、一気の下りで、樹林帯を一旦抜けると崩壊地のガレ場に出ます。正面には、念願の甲武信ヶ岳がその姿を現します。このガレ場は吹き溜まりになっているようで雪が膝上まであり、下りは楽でしたが帰りを考えると、少し不安になりました。
12:00甲武信小屋
甲武信小屋はネットの情報とおり閉鎖されており、ザックをデポして甲武信ヶ岳山頂へ向かいます。再び樹林帯に入り、倒木の多いツガ林を急登すると突然、展望が開けます。
12:30甲武信ヶ岳頂上12:45
甲武信ヶ岳山頂は、360度の大展望です。決して広くはありませんが、日本百名山と山頂の木碑がありベンチも設置されています。昨年、登った際には雲で景色を見ることはできませんでしたが、今日は最高の眺望でした。
12:55甲武信小屋13:10
13:35木賊山頂上
15:10徳ちゃん新道、近丸新道分岐
16:10徳ちゃん新道入口
17:10西沢渓谷市営駐車場
舗装路の林道歩きです。この時期は路面が凍結しています。特に橋の上は冷え切っていますので注意が必要です。
6:40徳ちゃん新道入口
初めは静かな雰囲気の樹林帯の中を歩きます。カラマツ林の中を、次第に九十九折りの登りや痩せた尾根、急坂の九十九折りと続きます。行きはほぼ登山道に積雪があり、雪の下には落ち葉や一部凍結個所もありました。
9:05徳ちゃん新道、近丸新道合流地点
合流地点からは、すぐに木賊山が姿を現わし、シャクナゲのトンネル地帯をしばらく歩きます。掘割状の土道や石や倒木、木の根の階段?の混在する急登が、これでもかと続きます。森林限界かと思うとツガの原生林となり、急登は依然として続きます。振り返ると木の間から富士山が見え、崩壊地のザレ場に達すると、富士山が更にくっきりと姿を見せてくれます。破風山からの登山道と合流すると登りが緩やかになり、雪を被った樹林帯の中を歩きますが、積雪が10cmほどに増えます。左に鶏冠尾根分岐(通行止めとなっているようです。)を過ぎると、木賊山頂上です。
11:45木賊山頂上
木賊山頂上は樹林帯に囲まれており眺望はゼロです。立派な木製の碑がありますが単なる登山道の途中という感じ・・・・。ここからは、一気の下りで、樹林帯を一旦抜けると崩壊地のガレ場に出ます。正面には、念願の甲武信ヶ岳がその姿を現します。このガレ場は吹き溜まりになっているようで雪が膝上まであり、下りは楽でしたが帰りを考えると、少し不安になりました。
12:00甲武信小屋
甲武信小屋はネットの情報とおり閉鎖されており、ザックをデポして甲武信ヶ岳山頂へ向かいます。再び樹林帯に入り、倒木の多いツガ林を急登すると突然、展望が開けます。
12:30甲武信ヶ岳頂上12:45
甲武信ヶ岳山頂は、360度の大展望です。決して広くはありませんが、日本百名山と山頂の木碑がありベンチも設置されています。昨年、登った際には雲で景色を見ることはできませんでしたが、今日は最高の眺望でした。
12:55甲武信小屋13:10
13:35木賊山頂上
15:10徳ちゃん新道、近丸新道分岐
16:10徳ちゃん新道入口
17:10西沢渓谷市営駐車場
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まずまずでしょうか。 |
写真
歩き始めて、すぐに先行者の踏み跡を発見。どう見ても、これは熊さんの歩かれた跡です。この足跡は、この後、近丸新道との合流点の手前まで続いておりました。ここからは鈴を鳴らしながら、自己防衛?に終始しました。
感想
今日は直前まで鳳凰山に登るつもりだったのですが、昨日の雪の状況も読めず、天気予報によると風もかなり強そうだったので、同行者と相談して甲武信ヶ岳に登ることに変更しました。
昨年、長野県側から登っていたので西沢渓谷から登ることにしたのですが、これが予想に反して雪と急登で難儀しました。地図に記載されている標準時間とおりの歩きとなり、予想していよりもかなりのタイムオーバーに・・・・。
しかも、登山道に入ってから間もなく、昨日降った雪の上に熊のトレースのみがが延々と続いていて、戦々恐々としながらの歩きに・・・・。鈴を鳴らしたり、大声をあげながら、絶えず周りの状況を確認しながら歩きました。しかし、途中で、登山道は広くなった場所では、雪の影響で道が分からなくなりそうな場所でも、熊さんのトレースで確実に登山道を歩くことができ迷うことがなく、逆に熊さんに助けられる場面もありました。
結局、熊さんのトレースは近丸新道との合流点手前まで続いていましたが、熊さん達は、すでに冬眠していると思っていたので、驚きでしたね。
一方、天気の方は最高で、山頂からの展望も素晴らしいの一言でした。しかし、今日は西沢渓谷の舗装路で転倒して、カメラのフィルターを割ったり、登山道では軽アイゼンの片方を落としてしまい、少しショックを・・・・。やはり、細心の注意を払って歩かなければならないと反省いたしました。
帰りには、少し遠かったのですが小淵沢まで行き、「延命の湯」に浸かり、リゾナーレで珈琲豆を購入して、途中、中央高速道路の談合坂サービスエリアで「甲斐舞たけほうとう」を食べて帰宅しました。
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sssさん、コンバンワです。
青空がとても綺麗で気持ちが良さそうな山行ですね。でも氷点下6℃はやはり寒いですが、熊?がまだうろうろしているとはちょっと驚きですね。そっちの方が寒くなります。では次回の山行記録を楽しみにしています。
sssさん、こんばんは。
mmgです。
はじめてコメントさせていただきます。
いつもすばらしい写真で魅入られています。
「八ヶ岳、鋸岳、甲斐駒ケ岳、金峰山と絶景が続いています。」
の絵がとてもいいですね!
扇状に延びる雲が憧れの山々に誘っているようです。
一番行ってみたい甲武信ヶ岳ですが日帰りに自信がなくて踏み切れ
ずにいます。
とりあえずsssさんのレコで行ったことにしておきます。
kintakunteさん、コメントありがとうございます。
今までは、熊については他人事のように考えていましたが、山登りは、確実に彼らの生活圏に私たちが侵入?しているのだなと、改めて痛感いたしました。
mmgさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
毛木平からでしたら、比較的、楽にのぼることができると思います。思い切って、是非とも登ってみてください。
熊さんのトレースにはびっくりです。確かに山の中では私たちが「よそもの」なんですね…。
そのうち雁坂嶺に行ってみたいと思ってますのでその際は私もしっかり自己防衛に努めたいと思います。
初めますて、sssさん!
コメント書きたくて、ヤマレコに初めて登録してみました!
同じ日に、毛木平から上りました!
山頂から五分位、 甲武信小屋方面に下った所に雪にうまった
四本づめのアイゼン落ちてましたよ、木にかけておいたので
まだあると思いますがもし行く機会ありましたら…(笑)
というか、鹿のトレースはあったのですが熊のトレースには驚きです!
こんばんは。BBCと申します。
甲武信ヶ岳は私も来月計画しているんです。
今年は行かなかったんですが、雁坂峠〜破風山〜甲武信を1泊2日で年初に歩いてます。
この記録のように素晴らしい景色に恵まれたことは無いです。羨ましいですね。
コメント、ありがとうございます。
私も、是非とも雪の白峰3山を見るために、鳳凰山に行きたいと思います。
私が、アイゼンを落としたのに気がついたのは、木賊山の少し手前でしたから、もし見つけるために戻ってもかなり辛かったですね。
sakamoさんのご厚意に報いるためにも、暖かくなったら、再度、甲武信ヶ岳に出動してアイゼンを回収に行きたいですね。
コメント、ありがとうございます。
私も、当初は、あわよくば甲武信ヶ岳〜破風山〜雁坂峠を歩こうなどと思っていたのですが、雪と急坂でとんでもありませんでした。
素晴らしい山行になれば良いですね。
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