鳳凰三山
- GPS
- 32:20
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,038m
- 下り
- 2,036m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:40
天候 | 1日目:快晴 2日目:快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
お盆休みでは久しぶりの好天だったからみたいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ドンドコ沢や中道に、岩場があります。苦手な人は辛いかもしれません。 鳳凰小屋のテン場は狭いです。早めに行かないとテントが張れず小屋で素泊まりになります。 |
その他周辺情報 | 青木鉱泉や武川の湯があります。 |
写真
装備
個人装備 |
シュラフ
シュラフカバー
スリーピングマット
ソフトシェル
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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共同装備 |
テント本体
フライポール
テントマット
コッファ
フライパン
プラティパス
雑巾
ツェルト
細引き
医薬品
コッファー
ガス
コンロ
ブス板
|
感想
朝から快晴。車はほぼ満車。たくさんの人がいそうな気配を感じつつ出発です。
はじめは緩やかな登り。沢の徒渉を繰り返しながら徐々に高度を上げていきます。ところどころに花が咲いていて癒してくれます。
いよいよ滝が見えてくると南精進ヶ滝です。とてもりっばな滝。滝を眺めながら一休み。そのあとは滝を登るような急登が待っていました。木をつかみ、石をつかみワシワシ登ります。その途中の木漏れ日がまたいい。
汗をかきかき急登と緩やかな坂を繰り返し、白糸の滝を越え五色滝へ。滝壺まで行ける滝です。マイナスイオンをたっぷりと浴びて紀文もリフレッシュしたことでしょう。(バテ気味だったので私はパス)
五色滝を越えるための急登をすぎると沢の源流部へ。少し歩くと鳳凰小屋に到着。テント泊のつもりでしたが、テン場は満員御礼。宿のオーナーより小屋泊素泊まりの提案に乗っかりました。一部屋に10人。テントは張れないけど濡れなくてすむし、自分のシュラフで寝るので、かえってよかったかも。外のベンチに座って食事。途中で出会った人たちと話をしたりして楽しい夕食となりました。
2日目は行動時間が長いので、3時起床。(12時に起床した人もいたけどどこへ行ったのでしょう…)薄明るくなった頃出発。日が昇ってくるにつれて周りの木々も燃えるような赤に色づき、幻想的な雰囲気。青い夜から赤い朝への変化は「早起きは三文の得」にふさわしい!ただその後は幻想的とは程遠い砂道との格闘。1歩1歩踏みしめて先へ進み、やっとのことでオベリスクの麓まできました。いつ見てもきれいで不思議な岩たち。恐がりの私は行けませんでしたが、チャレンジャーは見たこともない方向から登っていきました。できる人は道具も選ばなければ、ルートも選ばないといったところでしょうか。
オベリスクから赤抜け沢ノ頭へ。突然視界が開け北岳ドーンです。感動的。振り返ればオベリスク。思わず足も止まります。しばし山の名前を聞いて次はどこに行こうかなと夢が広がります。少し下るとオベリスクの表情が変わりそれも楽しめました。
そこから下って下って鳳凰小屋への分岐。その後は長くつらい観音岳の登りの始まり。岩場あり、砂道あり…。オベリスクをよく観察するとずっと麓の方から岩が続いていて、不思議な景観を作り出していて、自然ってすごいなとかんじました。タカネビランジもピンクの具合がいろいろで、中にはかなり白い株もあり、立ち止まって写真タイム。そして一つ一つ越えて稜線に出ると富士山ヶドーンとお出迎え。思わず歓声が上がります。そこかは少し歩くと観音岳の頂上。一番高い場所なので視界も360度!あちこち見放題。たくさん写真を撮ってしまいました…。
薬師岳までは多少の起伏はあるものの、ほぼ平坦。時間通りに到着し、女子は小屋へ水分補給と木陰で一休み。冷たい風がそよそよと吹き、火照った身体を癒します。買い物したときに中道を下ると伝えたところ、小屋の人から急登のため、ストックを1本にし、片手をフリーにしたほうがよいこと、先日足の骨を折った人がいたこと、ルートは樹林帯のためヘリでのピックアップが難しいことを教えてもらい用心して下山を開始しました。
中道の下山ははじめは岩場が多く急斜面。ちょっと怖かったのですが、自分を鼓舞して何とか通り抜けられました。その後のルートは樹林帯をひたすらジグザグ歩き、たまにはヌルヌル粘土質があり、木の根の罠があり、持つと揺れる木がありアスレチック要素満載の下山。ただどれだけ歩いてもつかないと焦りもあり必死で地図を見て現在地の確認。「禁断のGPSでまだ歩くね…。」と。笹原の中にいい具合にまばらに生えている木々。ここも高原チックで素敵なところ。のんびり休憩することに。その後は尾根道を九十九折り。短かったりすごーく長かったりカーブをしながらどんどん下っていき、やっとのことで林道出合へ。余りの疲れで一休み。
気を取り直して林道をひたすら歩くと、左手に赤い目印、右手に薬師岳の案内。これはショートカットではと仙人と話しその道を進むことに。すぐに沢に出て2つの流れをわたります。ルートが狭く、靴の3分の1が水に入っちゃうかなという感じ。普通に渡れる感じだったのですが、あとで、さわぞうすいの為通行禁止と知りました。よい子は真似しないでくださいね。
鳳凰三山のテント泊山行は2度目。1度目は体力もなく、知識もなく歩くだけが精一杯。こんなきれいな景色が広がっていたなんて思いもしませんでした。行ったことのない山もいいですが、行ったことのある山も昔を思い出し、振り返り、自分の成長と自分の加齢に気づけていいなと改めて思いました。
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