ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1578472
全員に公開
ハイキング
奥秩父

甲武信ヶ岳(毛木平から)

2018年09月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.8km
登り
1,292m
下り
1,278m

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
1:30
合計
9:30
5:35
10
5:45
15
分岐
6:00
20
6:20
60
7:20
7:30
60
9:00
20
9:20
9:50
35
10:25
10:40
30
11:10
105
12:55
13:05
25
13:30
13:40
35
14:15
14:20
45
15:05
天候 曇一時雨のち晴
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
毛木平駐車場利用(無料・トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はない。渡渉点で先のルートがわかりにくい場合も、ピンクテープを確認すれば迷うことはない。
その他周辺情報 川上村役場横の「森の駅」で新鮮な高原野菜をリーズナブルに販売していた。
朝5時 毛木平駐車場の様子
朝5時 毛木平駐車場の様子
5時半 晴れ間も見えていた
5時半 晴れ間も見えていた
登山道入口
スタートはこんな感じで
スタートはこんな感じで
水源地標と十文字小屋への分岐
水源地標と十文字小屋への分岐
マルバダケブキの群生地(花はほぼ終わりだった)
マルバダケブキの群生地(花はほぼ終わりだった)
トリカブト
大山祓神社
社を過ぎると登山道っぽくなってくる
社を過ぎると登山道っぽくなってくる
フモトか
タチツボか
滑滝のあたりまでは、道脇にスミレがあった(もちろん花はない)
タチツボか
滑滝のあたりまでは、道脇にスミレがあった(もちろん花はない)
雨後のためか、水量は豊富
雨後のためか、水量は豊富
色々なキノコが・・・。
2
色々なキノコが・・・。
カラマツ林
苔の上のキノコ
ダケカンバ
苔もいろいろな種類が
苔もいろいろな種類が
結局滑滝まではこんな感じだった
結局滑滝まではこんな感じだった
水と苔が豊か
千曲川の水源地標
千曲川の水源地標
水源地標からは、山道に
水源地標からは、山道に
稜線の分岐点
尾根道
シャクナゲが多い
尾根道
シャクナゲが多い
途中の展望箇所
ガスで何も見えなかった
途中の展望箇所
ガスで何も見えなかった
次第にこんな感じに
次第にこんな感じに
山頂直下の様子
イワカガミの葉っぱ
イワカガミの葉っぱ
山頂直下で見つけた。なんでしょう。
1
山頂直下で見つけた。なんでしょう。
甲武信ヶ岳 山頂
何も見えず
甲武信ヶ岳 山頂
何も見えず
苔ロード
埼玉県最高峰 三宝山
埼玉県最高峰 三宝山
台風21号の影響か
台風21号の影響か
巨木が倒れると、稚樹が一斉に生えてくる
巨木が倒れると、稚樹が一斉に生えてくる
ダイモンジソウ
武信白岩山
山頂への立ち入りは禁止
1
武信白岩山
山頂への立ち入りは禁止
ホタルブクロ
全行程を通じて2輪確認
ホタルブクロ
全行程を通じて2輪確認
シャクナゲの実?
シャクナゲの実?
ナナカマド
秋の気配
2018年09月08日 11:26撮影 by  HUAWEI VNS-L22, HUAWEI
9/8 11:26
ナナカマド
秋の気配
やっとガスが取れてきた
一番右が三宝山
やっとガスが取れてきた
一番右が三宝山
十文字小屋
十文字峠
尾根から十文字小屋への登りは、こんな感じ
尾根から十文字小屋への登りは、こんな感じ
十文字小屋から1時間程の水場
十文字小屋から1時間程の水場
毛木平から十文字小屋に向かって最初の水場
毛木平から十文字小屋に向かって最初の水場
小屋のおやじさんが倒木を処理
小屋のおやじさんが倒木を処理
結構太い木も
立派な木橋を経て毛木平へ
立派な木橋を経て毛木平へ
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

 駐車場には既に15台程が駐車。車中泊の方もそこそこいるようだ。予報は曇だが、朝焼けが覗いており期待できそう。昨夜は星も見えたとの情報もあった。
 千曲川源流を目指すコースは、道幅も広く緩やかな登りが続く。至る所に目印のピンクテープがあり、まず見落とすことはない。沢は水量が多いように感じた。湿気も感じる。林相は、ダケカンバ、カラマツ、シラビソ、コメツガが主で、そこに多種多様のコケが多彩な緑を見せてくれる。まさに「ザ奥秩父」だ。滑滝までの道脇にはスミレもあるようだ。
 滑滝あたりから天気が怪しくなってきた。水源標ではかなりの雨。さすがに我慢できず雨具を着用する。ここからやっと登山道といえるような道になるが、すぐ稜線にたどり着く。稜線はガスの中で眺望は皆無。
 甲武信ヶ岳山頂でもガスで何も見えず、強風で体温が奪われていく。風の当たる場所で立ち止まっていると寒くてしょうがない。山頂に立ちながらここが甲斐、武蔵、信濃の三県に位置し、笛吹川、荒川、千曲川の源流になっていることを思うとそれなりの感慨はある。南アルプス等々の山々を眺められれば最高だったろう。
 山頂では標準コースタイムの0.35を目指しているという若者と山談義。私には理解できない世界だった。雨は強くなったり止んだりの繰り返し。前線の北上とともに天気は回復方向に向かうはずだが、帰りの時間を考えて帰路につく。
 埼玉県最高峰の三宝山は、樹木で眺望がきかない。そしてここから苦難が始まった。コメツガやシラビソの根が雨に濡れて滑る滑る。よくよく考えてみると雨の山行は1年前の至仏山以来。注意しながら歩いても大山までの間に3回転倒。うち1回は弁慶の泣き所を強打してしまった。幸いにも15分程で痛みは引いた。ちょうどそのころから雨が上がり雲間から青空ものぞくようになる。結局、木の根には三宝山から大山まで苦しめられた。
 当初、十文字小屋からカモシカ展望台へ足を延ばす予定だったが、今山行では全く眺望がきかなかったことと3回も転倒したことに対する精神的な落ち込みと、痛みの残る脛の状況からパスし、毛木平へ向かうこととした。下山を開始してすぐ、こんな時間に登ってくる人を見かけたため声をかけたら、十文字小屋の親父さんだった。
 小屋の周囲に張り巡らされている網について伺うと、やはりシカとのことだった。いかめつい顔のわりには気さくな方で、親父さんは風の強かった台風21号で登山道に倒れた木の整備をしてきたとのこと。いろいろな人が関わって、我々が安全に登山できることを痛感した。感謝。別れ際には、「玄関までが登山です。お気をつけて。」と、声をかけられた。今日の山行では心身ともに低調だったが、なんだかこの言葉が胸に沁みた。次は、天候を見定めスミレの季節に来てみよう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:572人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら