【松田3山北2】寄から寄まで シダンゴ山経由で雨山峠を目指すも迷走のすえ撤退
- GPS
- 10:42
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
6:48新松田駅→6:51新松田駅北口バス停6:55→7:19寄バス停→7:20大寺橋7:23→7:36大寺休憩所7:37→8:25▲シダンゴ山8:50→9:01虫沢林道出合→9:37林道秦野峠9:41→10:00(寄大橋方面へ進んでしまって峠に戻る)→10:30秦野峠10:36→11:10雑木林原っぱの切り株11:33→12:09▲伊勢沢ノ頭12:12→12:46▲檜岳13:03→(モノレールに沿って下るも引き返す)→13:59檜岳14:08→14:33伊勢沢ノ頭14:36→15:33秦野峠15:35→16:03林道秦野峠16:20→17:30寄大橋→18:01寄バス停
帰宅20:53→シャワー21:08
総行動時間:17時間38分
総徒歩:9時間52分
ハイキング徒歩:8時間47分
迷走:1時間19分
コース:7時間28分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】富士急湘南バス寄バス停から新松田駅行きに乗車して終点下車(乗車時間22分・運賃510円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 寄バス停眼前に見える脇にベンチもある大寺橋を渡り、道標にしたがって右折してから程なくして左折すると、どんどん坂が急になり、やがて猪柵のゲートにたどり着く。道は茶畑の間を進んでいて、ここまで牧歌的景観をたのしめる。 ゲートからは山道となり、すぐにそこそこ急な階段になるが短いので無理しなければ息があがるほどではない。その後はおだやかな植林帯を歩き、程なく開けた畑風植生地に出るのでここを道なりに左に折れ、ひと登りするとしばらくして十字路にぶつかる。はたして直進すると、すぐにゲート前で分かれた林道が右手に合流する。 ここからはわずかにガレ気味ながらおだやかな登りを経て、水場を過ぎたあたりから少しずつ勾配が急になってくると、逆に道は歩きやすい木の根道となり、最後のきつい登りをやり過ごすとベンチと祠のあるシダンゴ山頂上は目の前である。 はたして頂上は、まったく動かずに360度のパノラマがたのしめる絶好のお弁当スポットであった。 シダンゴ山から宮地山/林道虫沢線の分岐に下りる登山道は階段部分が多少崩壊しているが、両脇の道がしっかりしているので問題はないと思われる。 虫沢林道に出合ったら目の前にダルマ沢ノ頭方面への上り階段があるが、右に折れ、あとはススキ野と2度ほど顔を出す富士山を拝みつつ、道なりで林道秦野峠にたどり着く。 記念碑もある峠の真ん前に案内板があり、その脇から秦野峠への登山口が上っているが、登山道は崩壊気味で、道幅の狭いところに鹿柵が倒れかかっている箇所もあるので注意して進みたい。 最初の登りがけっこうきついけど、あとは比較的おだやかなアップダウンとなり、道なりにさえ行けば、沢手前の分岐標識のところに下りる。私が歩いたときは枯れ沢だった。 沢にはどこからでも下りられるが、少し右手から回り込むのが楽だ。 沢を横切り、登ってゆくとすぐに秦野峠の標識にぶつかる。 ここから暫くはやさしいゆるやかな登り道だが、突然目の前に左手がえぐれて急傾斜で谷へと下ってゆくところにぶつかる。お助けロープがあるのでコの字型にやり過ごすと、すぐに右手に上る、かなり傾斜のある道にぶつかるので、ガレ場を左にカーブするあたりまでしばらくは慎重に歩きたい。 はたして、カーブのあと、剥き出しの柔らかい土質の斜面が意外にきつく、ルートをしっかり選んで疲れないように登りたい。 ここを越えればすぐにやさしい道となり、鹿柵を見失わないように広めの尾根道をひた上ってゆくと、雨山峠3.6kmの分岐標識があるので、指し示す通りに鹿柵と分かれて右に曲がり、それから2度ほど分岐標識通り曲がると伊勢沢ノ頭にたどり着く。 頂上自体の展望は芳しくないが、伊勢沢ノ頭から檜岳までの道のりはおだやかで、すこぶる景観もよい。 倒木も多いが尾根も広いので、障害物競走が好みな方以外は無理矢理勝負せず、都度迂回しながらのんびり歩くのが吉かと思われる。 はたして、迷うような分岐もないままに苔生して自然に帰依したテーブルベンチも佇む檜岳頂上にたどり着く。 本来なら雨山への道はここから道なりなのだが、私は休憩後、道標が指し示す方向にあるリボンのところから下りてしまった。とてもハイキングコースには見えなかったが、すぐに手すりのようなもの(レール)が見えたので、ついつい乗ってしまったため、本日のコースはここでお終い。 下山は往路を林道秦野峠まで下るが、注意箇所にもあげた右手のガレ場への曲がり場所を通り過ぎてしまい、斜度がますます急になり「あり得ない」とひらめき少し戻って事なきを得たが、足もとに注意が傾きすぎるとありがちな見落としなので、今後は注意したい思う。 あとは林道をひたすら寄大橋まで進み、ゲートをくぐり橋を渡って左手のゲート(水源の森)の手前で道なりに右折すれば、寄バス停まで2kmほど。 【 危険箇所 】 林道秦野峠からの登りの登山道は半ば崩壊しているので、階段部と脇を見比べて状態のよいところを選びながら進む必要がある。さらに、道幅の狭いところに鹿柵が傾いて倒れかかっている箇所があるので、バラ線に注意。 秦野峠からローブ場を経たあとのガレ場の曲がり角近辺は、伊勢の沢方面からの下りだと滑りやすいので注意。 半ばシャレで下ってしまったレールの道はおそらく資材運搬用モノレールかと思われるが、レール部に向かってえぐれたところに落ち葉が大量に積もっているうえ斜度もかなりあり、あまつさえ畑のごときゆるい地面なので、転んでもまったく痛くはなかろうが、冒険の旅なら気をつけよう。 以上、危険箇所まではいかないものの、注意したい。 【 トイレ 】 みやま運動公園(寄バス停から1分)・寄大橋方面に進んだところにある中津川宇津茂公衆便所(寄バス停から8分)・寄からシダンゴ山へ向かう道すがらにある大寺休憩所(寄バス停から12分)・寄大橋に隣接するゲートからすぐの水源の森。 【 休憩所 】 みやま運動公園・大寺橋前・大寺休憩所・シダンゴ山(ベンチは半ば崩壊)・林道秦野峠(ベンチはないけど石碑前のブロック)・檜岳(苔生している…)・寄大橋に隣接するゲートからすぐの水源の森。 【 飲食・買い物 】 山に入ったらまったく無い。 寄バス停近辺に飲食店がいくつかある。 【 持参したガイド・地図 】 ヤマケイアルペンガイド5 丹沢(山と渓谷社) 新・分県登山ガイド13 神奈川県の山(山と渓谷社) 国土地理院1/25000 大山 国土地理院1/25000 秦野 【 失せ物 】 なし。 【 ゲットしたオタカラ 】 なし。 【 my初登頂かながわ 】 17 伊勢沢ノ頭 1177m 18 檜岳 1166m 【 寄り道情報 】 寄より、宮地山 寄より、櫟山、栗ノ木洞 寄より、表丹沢県民の森 寄より、やどりき大橋、雨山峠 シダンゴ山より、ダルマ沢の頭 シダンゴ山より、タコチバ山 屁の玉洞・イネゴ岳・タケ山・西ヶ尾・日影山 |
写真
感想
【 反省 】
私なりに気持ちよく、ほぼ想定通りに檜岳までたどり着いたのに、レールが気になって暴走。
しだいに傾斜もキツくなり、落ち葉溜まりのところで二回連続でボブスレーしてしまい、ソリも用意してこなかったし時間的にも不安になってきたので散策は終了し、檜岳に引き返し一服がてら思案したが、かなり悩んだすえ撤退を決定した。
今回は、まぁ、迷い道というよりは、道もどんどん南に曲がっていったこともあり、間違えと気づいてはいたが、せっかくとりついた以上は散策してみようという冒険心が、予定を狂わすハメに…。
でもまぁ、私らしくていっか。
雨山峠は待っててくれるだろう。
1/25000の大山と秦野しかまだ持っていないのは如何なものか。中川と山北が今回のルートには必要だったけど、なかなか買いにゆけない。ハイキングを一回お休みすけば済むだけの話なんだけど…。
【 感想 】
失敗はそこそこしたけど、終日通して滅茶たのしかったので、それでよし。
雲はそこそこあったけど、11/15はガスでまったく視界が効かなかったシダンゴ山での360度パノラマ展望が最高のプレゼント。
林道虫沢線のススキ野が圧倒的になごめた。
林道秦野峠からの最初の登りがなかなか手応えアリ。帰路は少しゾクゾク。
秦野峠からロープ場を過ぎたあとのガレ場あたりからの登りが、歩きごたえ満点。帰路は曲がるポイントを通り過ぎてヒヤヒヤ。
伊勢沢ノ頭手前から倒木が増えてきて、冒険の旅みたいで、たのしかった。
伊勢沢ノ頭から檜岳までの展望もなかなかステキ。
モノレールはシャレにならなかったかも。でも、たのしかったし満足。
またもヘッドライトのお世話になったけど、安物の割には本当に役に立つ。ありがとう。今後ともよろしく。
結果として、雨山峠から寄大橋ルートは、次回へ持ち越しとなったけど、今日も無事ねぐらにたどり着けたし、3度のお弁当も美味しかったし、大満足でしたとさ。
山を守ってくれているひと、山を愛してくれているひと、山の神さま、ありがとう。
次回は必勝を期す所存(自信は皆無)。
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