大山☁曇り時々ぱらり霧小雨
- GPS
- 05:38
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 965m
- 下り
- 951m
コースタイム
天候 | 曇り☁霧のような小雨が時にぱらり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
大山を歩くのは確かもう4度目になるけれど、男坂を登ったのはおそらく初めてかと思う。
バスを降りて362段のこま参道。ケーブルカー乗り場の脇道から二手に分かれる道を右に選ぶと、のっけから石段が歓迎してくれる。
気持ちいいほど急登が続くけれど、その光景は、荒涼としているのに温かい、険しいのに包容力がある、とても味わいのある奥深い道。
台風の爪痕で絨毯のように針葉樹の落ち葉が散乱してしきつめらた様も、巨木の根っこが蛇のように絡まって苔むした様も、すべて飲み込んでいた。
何だか惚れ惚れする山らしい道だったので、険しさも忘れ?ていつまでも歩いていたい気持ちになったほど。
唐突に人工的空間に放り出された下社の賑わいを通過して、相模湾の眺めにうっとりして、そこから本当の参道を行く。
引き続きの急登で、後半からは大きなガレ場となっていくけど、思いのほか家族連れが多くて、小さい子供も連れて登っていく。
みんなに愛されている山なんだなと思う。
それにしても、天気予報ははずれ?たのか、登るにつれて、けむっていき、山頂は真っ白な幻想の世界。
雨ではないけど、空気中からしみだすように、こまかい霧雨が時折り舞った。ひんやり冷えてきて、レインウェアとダウン。持ってきてよかった。
思えば大山山頂で晴れていた経験がまだない。大山というと白い空と山頂の祠の足元は大きなぬかるみの水たまりのイメージ。
今日はそれを覆したいと思っていたけど、さすが!雨降(あめふらし)山。
このタイミングで転ぶわけにはいかないので(いつでも誰でもそうなんだけど)、下りは慎重に行く。
見晴らし台への急坂の途中に、小さな鎖場。昨年春に友人が、そこで滑落事故を目撃したと話していたところ。
それほど高度感もなかったけれど、改めて、ケガをするリスクはどこにだってあるんだと実感した。
その先、二重の滝までの道に延々とはられた鎖の柵と幾度も掲げられた「足元注意」の看板の方が怖かった。
こうして大山に、思い出が増えていく。
次回は本当に晴れる日に、日向薬師からヤビツまで、東西方向に歩いてみたいなと思う。
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