干支の最高峰犬ヶ岳〜栂海新道〜

- GPS
- 14:47
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 2,450m
- 下り
- 3,850m
コースタイム
- 山行
- 12:39
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 14:41
| 天候 | 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後は富山を観光していた妻が親不知まで迎えに来てくれた。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
総じて非常に良く整備されておりこれと言った危険箇所は無し。 日帰りで歩きましたがアクセス等を考えると一泊か二泊ぐらいで歩くと良いと思います。 <蓮華温泉〜吹上のコル> 木道や階段などがしっかりと設置されておりとても歩きやすい登山道。最初は沢まで一旦下ってから登りが始まる。 五輪尾根の水場は細いが出ていた。 <吹上のコル〜黒岩山> 栂海新道が始まる。 アヤメ平、黒岩平など湿原が広がる。 池塘と草紅葉が素晴らしかった。花の時期も美しいことだろう。小さなアップダウンを繰り返し黒岩山へ。 距離はそこそこ長い。 <黒岩山〜犬ヶ岳> 灌木帯の稜線歩き。 アップダウンを繰り返しなかなかタフなルート。 景色は良く、歩きやすい道だが犬ヶ岳が遠く感じる。 意外と紅葉が残っていて綺麗だった。 <犬ヶ岳〜白鳥山> 終盤に修行のような急なアップダウン。 体力的にはとてもキツかった。 各ピーク直下はロープや梯子などがある。 下駒ヶ岳の直下の登りが急になる辺りで大きなブナの木が3〜4立っているところがあるが、そのうちの一本の根のところにキイロスズメバチが出入りしていた。もしかしたら巣を作っているかも。 <白鳥山〜親不知> 消化試合的なイメージで取り付いたが坂田峠付近が意外に急な下りで足へのダメージが大きかった。 雨等の影響か登山道が湿っていて落ち葉や木の根が滑りやすかった。 シキ割の水場は現状ジャバジャバ出ていて助かった。 最後の最後400mぐらいから小さなアップダウンでなかなか標高が下がらずいつになったら下れるのかと思った。 |
| 予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
水1.5L
スポーツドリンク600ml
|
|---|---|
| 備考 | 基本的にはいつも通りの装備。ルートが長いのと水場はしっかり出ていると情報収集できていたので水は少なめ、ガス缶もいつもよりも小さいサイズのものに変更 重量10キロを少し越える程度で済ませた |
感想
毎年その年の干支の最高峰に登り初めて今年で8年目
今年の干支の最高峰は犬が岳。
栂海新道のど真ん中にある山でなかなか辿りつくのは大変。
雪が降っちゃったらアクセス含めかなり大変だろうなと、無雪期の間に登っておきたいと思っていたけどいつの間にか10月も半ば。
実は9月頃から何度か計画はしていたんだけど台風来ちゃったりとかなかなか予定通りにチャレンジできない。
日帰り族の自分にとっては日が短くなると正直厳しいのでもうこの時期がギリギリ。
どうしようか考えてるところで妻が代休で平日に休みなんだけど暇だから観光がてら山行くのについてきて、山に登ってる間は近場を観光して、下山したら迎えに来てくれるとの事。願っても無いチャンス到来。
と、言う訳で栂海新道ワンデイを決行する事になりました。
蓮華温泉に予定よりは1時間ぐらい遅れての到着だったけど13時間後に親知不で!と荷物をまとめて出発。
しばらくはヘッデンを頼りに進みますが、今年の夏に歩いているし、前半は木道歩きなんかが多くてよく整備されているから慎重に歩けば大丈夫。
とはいえやっぱ早く明るくならないかなぁと思いながら進みます。
橋をわたる頃にようやく明るくなり始め、一安心。
樹林帯は紅葉が綺麗で朝の冷たい空気が気持ちよかったです。
五輪高原を通過た頃、風が冷たく気温も低かったので上着を羽織ります。
朝これぐらいなら日中気温が上がっても歩きやすいかも。
水を担ぐ量がそこまで多くなくて済むのは助かりますね。
途中、朝ごはんを食べる為休憩を少し入れたけど、当初の計画よりも速いペースで吹き上げのコルに到着しました。
いよいよ憧れの栂海新道。
気分が高まります。
ここから黒岩山までは距離はあるものの小さなアップダウンがある程度で気持ちいい湿原歩き。紅葉はちょっとでも見れたらいいなと思っていたけど予想していたよりも草紅葉や池塘が綺麗でした。最後に一登りして黒岩山。
ここから先は灌木帯の稜線歩き。
目指す犬ヶ岳が遥か彼方に見えるのでちょっと萎えますが頑張って歩きます。
予報に反して青空が広がり木々の色が鮮やかに見えます。アップダウンを繰り返しながら歩きますがまだまださわがに山辺りまでは快調なペースでした。
しかし前半飛ばしたからか?昨日の睡眠が0だからか?はたまた暑くなって体力が削られたか?少しずつペースが落ちてきました。
頑張って犬ヶ岳の山頂に着いた時は到着した喜びよりも思った以上に疲れて、先に見える白鳥山山頂の小屋を見てげんなり(^_^;)
山頂から5分ほど離れたところにある栂海山荘で昼食を作り、食後にコーヒーを一杯。
ようやくのんびり休憩です。
さあ20勸幣緤發い燭韻匹泙世泙誓茲歪垢い任后4萃イ辰討泙困麓,離圈璽白鳥山へ。
白鳥山までにも2つのピークを越えて行きますがどちらもアップダウンがエグいです。
ここで今までよりも大幅にペースダウン。
やっぱりそんなに甘くはないか。
だいぶ疲れて白鳥山に到着。
途中から晴れて暑くなって来たので水の残量がだいぶ少なくなって来て心配でしたが小屋の方(この日初めて会う人です)に聞いたら下にあるシキ割りの水場はたくさん出ているとの事だったので安心。
また、ありがたいことに水を少し分けて頂きました。さぁ、頑張って下るぞ。
ここからは消化試合的なイメージでいましたがなんのその。坂田峠の手前の下りは激下りだし、その後も下山してるってのに何度も登りが出てくるし最後の最後まで甘くはなかった。
最後のピークの手前でヘッデン使用。
日没の時間を計算に入れて歩きましたが最後失速して明るいうちに下山できずでした。。
ヘロヘロになって栂海新道を歩ききり親不知へ。
寒かったのと、ヘッデン下山になってしまったので海に飛び込むのはやめたけど無事歩ききる事が出来ました。
帰りは妻の運転だったから楽チン🚗
翌日に疲れを残さず良い山行が楽しめました。
1日歩いて自分意外に登山者0でした。
小屋の方は以外には誰にも会わず静かな山を堪能。
ホントは
どこまで行くの?
日本海まで!
ってやりとりをしたかったんだけどね。
コメント
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まめぴょん













タイトルをみて「まさかな!?」と思ったのですが、
日帰りでやっちゃいましたか!凄いです!!!
奥さまの協力も達成に欠かせない条件ですね(*^^*)
いつかは、と思ってはいるんですが計画上2泊か3泊といったところです(^^;
車の回収が課題ですよね。
この距離を歩いて登山者がゼロだったってのもすごいです!!
いや〜さすがに長かった。
GPS標高だと標高差がエグいです(・Θ・;)
もう少し日が長い時期に歩きたかったのですがなかなか機会に恵まれずこの時期になっちゃいました。友人と車二台使ってとかいろいろ計画してたんですけどね。
景色も雰囲気も素晴らしいルートですがやはり行程がながいからかとても静かでした。
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