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Yamareco

記録ID: 1624178
全員に公開
ハイキング
甲信越

【奥只見】未丈ヶ岳 廃道「大鳥池道」ヤブ敗退

2018年10月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:07
距離
12.1km
登り
1,317m
下り
1,326m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:56
休憩
1:05
合計
9:01
距離 12.1km 登り 1,326m 下り 1,326m
5:46
31
6:17
6:18
56
7:14
7:15
5
7:20
7:22
71
8:33
8:34
81
9:55
64
大鳥池道・敗退地点
10:59
11:52
79
13:11
11
13:22
13:29
45
14:14
33
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●関越自動車道・小出ICから奥只見シルバーライン「泣沢避難口」まで、車でおよそ30分。途中にコンビニ3軒アリ。
●泣沢避難口シャッター周辺、停車スペースは十分にあります。後続車に迷惑を掛けること無く、シャッターの開閉が可。またシャッターも開閉が容易。
●泣沢登山口…登山ポストあり。トイレ&水場なし。
コース状況/
危険箇所等
●登山口から未丈ヶ岳山頂
・序盤の赤い鉄橋までがやや難所。オリソノ沢左岸のへつり道は案外イヤらしいです。
・渡渉は3箇所。2つ目はやや水深あり。3つ目の沢には鎖で5mほど岩場を下ります。さらに3つ目の沢は水量が多く、登山靴が水没する可能性大。
・水場…序盤で渡渉する沢水利用。ただし水質は自己責任となります。
・ヘビ…ヘビが多いと言われていますが、出会ったことがありません。
●廃道「大鳥池道」について
・序盤のヤブを抜け、東斜面の草原を利用すると1430mまでは楽に行けます。
・草原上には踏み跡、漕ぎ跡が確認できました。
・草原上、3mほど落差のあるV字の沢を2箇所横断。
・尾根上、ツツジ・ネマガリタケと思われるヤブ。踏み跡は見つからず。
その他周辺情報 ●大湯温泉「ユピオ」 http://ooyu-yupio.com/
●*山頂草原の草紅葉
2018年10月21日 11:50撮影 by  Canon EOS M10, Canon
64
10/21 11:50
●*山頂草原の草紅葉
●●*村杉岳・会津朝日岳
2018年10月21日 11:50撮影 by  Canon EOS M10, Canon
50
10/21 11:50
●●*村杉岳・会津朝日岳
●●*村杉岳・会津朝日岳
2018年10月21日 11:50撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 11:50
●●*村杉岳・会津朝日岳
●●●●*会津駒ヶ岳
2018年10月21日 11:50撮影 by  Canon EOS M10, Canon
39
10/21 11:50
●●●●*会津駒ヶ岳
【小さな野望・大鳥池へ 
ある日、部屋で寝そべって『越後の山旅』を読んでいると、「未丈ヶ岳」の頁で興味深い記述を見つけました。
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【小さな野望・大鳥池へ 
ある日、部屋で寝そべって『越後の山旅』を読んでいると、「未丈ヶ岳」の頁で興味深い記述を見つけました。
【小さな野望・大鳥池へ◆
かつて山頂から北東「大鳥池」まで大鳥池道なる登山道が存在。現在は廃道化。「よし!オレが行ってみせる…」
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【小さな野望・大鳥池へ◆
かつて山頂から北東「大鳥池」まで大鳥池道なる登山道が存在。現在は廃道化。「よし!オレが行ってみせる…」
【泣沢避難口】
そんな愚かな野望を抱きつつ、シルバーラインの泣沢避難口に到着。「いやいや、これは男のロマンなのです…」
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【泣沢避難口】
そんな愚かな野望を抱きつつ、シルバーラインの泣沢避難口に到着。「いやいや、これは男のロマンなのです…」
【泣沢登山口・駐車場】
5時44分、シャッターを開き、泣沢登山口の駐車場に到着。関越自動車道・小出ICから約30分。すでに4台アリ。
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【泣沢登山口・駐車場】
5時44分、シャッターを開き、泣沢登山口の駐車場に到着。関越自動車道・小出ICから約30分。すでに4台アリ。
【未丈ヶ岳・登山開始】
5時49分、長靴を履いて支度を調え、事前に用意した登山カードを投函して歩き始めます。「ガスですね…」
2018年10月21日 05:49撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 5:49
【未丈ヶ岳・登山開始】
5時49分、長靴を履いて支度を調え、事前に用意した登山カードを投函して歩き始めます。「ガスですね…」
5時58分、1つ目の渡渉地点はあっさりパスし、2つ目の渡渉地点「オリソノ沢」。ここで登山靴を脱いで渡る人もいました。
2018年10月21日 05:58撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 5:58
5時58分、1つ目の渡渉地点はあっさりパスし、2つ目の渡渉地点「オリソノ沢」。ここで登山靴を脱いで渡る人もいました。
【イヤらしいヘツリ】
オリソノ沢左岸沿いの道をしばらく進みます。道幅が狭い場所もあり、沢への転落にやや注意。
2018年10月21日 06:07撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 6:07
【イヤらしいヘツリ】
オリソノ沢左岸沿いの道をしばらく進みます。道幅が狭い場所もあり、沢への転落にやや注意。
【難所・3つ目の渡渉地点】
6時12分、鎖で5メートルほどの岩場を下り、3つ目の渡渉地点。ここは水深が深く、登山靴が水没するのは必至。
2018年10月21日 06:12撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 6:12
【難所・3つ目の渡渉地点】
6時12分、鎖で5メートルほどの岩場を下り、3つ目の渡渉地点。ここは水深が深く、登山靴が水没するのは必至。
3つ目の渡渉地点でオリソノ沢右岸に渡り、対岸の岩場をステンレス製の鎖でよじ登ります。「急な登りだ…」
2018年10月21日 06:13撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 6:13
3つ目の渡渉地点でオリソノ沢右岸に渡り、対岸の岩場をステンレス製の鎖でよじ登ります。「急な登りだ…」
【黒又川・赤い鉄橋】
6時17分、切妻形の赤い鉄橋にて黒又川を渡ります。手すりが無いため高度感アリ。沢が10mほど下を流れます。
2018年10月21日 06:17撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 6:17
【黒又川・赤い鉄橋】
6時17分、切妻形の赤い鉄橋にて黒又川を渡ります。手すりが無いため高度感アリ。沢が10mほど下を流れます。
【三ツ又口を通過】
6時21分、「三ツ又口」を通過。地名の由来は、黒又川本流へオリソノ沢と三頭山が合流する場所であることから。
2018年10月21日 06:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 6:21
【三ツ又口を通過】
6時21分、「三ツ又口」を通過。地名の由来は、黒又川本流へオリソノ沢と三頭山が合流する場所であることから。
本コースは先ほどの「赤い鉄橋」までが難所。三ツ又口を通過後は、尾根末端よりいよいよ登りが始まります。
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本コースは先ほどの「赤い鉄橋」までが難所。三ツ又口を通過後は、尾根末端よりいよいよ登りが始まります。
しばらく登り、ヒメコマツを過ぎて738mまで来ると、奥に「未丈ヶ岳」や「日向倉山」が見えてきます。
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しばらく登り、ヒメコマツを過ぎて738mまで来ると、奥に「未丈ヶ岳」や「日向倉山」が見えてきます。
【未丈ヶ岳・前ノ沢峰】
ザレたヤセ尾根を歩いていると、進行方向「前ノ沢峰」への登りが確認できます。
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【未丈ヶ岳・前ノ沢峰】
ザレたヤセ尾根を歩いていると、進行方向「前ノ沢峰」への登りが確認できます。
さらに後方、ザレた登山道の奥には「鼓ヶ倉山」を含めた3つのピークが三兄弟のように並んでいます。
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さらに後方、ザレた登山道の奥には「鼓ヶ倉山」を含めた3つのピークが三兄弟のように並んでいます。
【ガスの奥から中ノ岳】
松葉を踏みしめて前ノ沢峰への登ります。右手の奥にはガスで覆われた「中ノ岳」が、一瞬だけ顔を覗かせます。
2018年10月21日 06:46撮影 by  Canon EOS M10, Canon
47
10/21 6:46
【ガスの奥から中ノ岳】
松葉を踏みしめて前ノ沢峰への登ります。右手の奥にはガスで覆われた「中ノ岳」が、一瞬だけ顔を覗かせます。
斜面を登り切ると、立ち枯れた木々が現れます。「まもなく前ノ沢峰ピークです…」
2018年10月21日 07:05撮影 by  Canon EOS M10, Canon
6
10/21 7:05
斜面を登り切ると、立ち枯れた木々が現れます。「まもなく前ノ沢峰ピークです…」
【前ノ沢峰を通過】
7時08分、974m「前ノ沢峰」を通過。未丈ヶ岳の右肩より、太陽が昇ってきました。「ダイヤモンドだ…」
2018年10月21日 07:08撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 7:08
【前ノ沢峰を通過】
7時08分、974m「前ノ沢峰」を通過。未丈ヶ岳の右肩より、太陽が昇ってきました。「ダイヤモンドだ…」
前ノ沢峰より、これから向かう未丈ヶ岳を眺めます。ここからは急登が連続し、なかなかタフな道となります。
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前ノ沢峰より、これから向かう未丈ヶ岳を眺めます。ここからは急登が連続し、なかなかタフな道となります。
7時15分、前ノ沢峰を後にして、まずは「松ノ木ダオ」へ比高50mほど下ります。
2018年10月21日 07:15撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 7:15
7時15分、前ノ沢峰を後にして、まずは「松ノ木ダオ」へ比高50mほど下ります。
【松ノ木ダオを通過】
7時22分、あっという間に斜面を下り、鞍部「松ノ木ダオ」を通過。松の木が目印。
2018年10月21日 07:22撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 7:22
【松ノ木ダオを通過】
7時22分、あっという間に斜面を下り、鞍部「松ノ木ダオ」を通過。松の木が目印。
松ノ木ダオからはひたすらの急登。忠実に尾根を辿り、ジワジワと高度を上げていきます。「ガマンの道です…」
2018年10月21日 07:38撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 7:38
松ノ木ダオからはひたすらの急登。忠実に尾根を辿り、ジワジワと高度を上げていきます。「ガマンの道です…」
7時50分、「1204m肩」を通過。この辺りが紅葉のピークを迎えていました(^^)/
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7時50分、「1204m肩」を通過。この辺りが紅葉のピークを迎えていました(^^)/
【三ツ岩と毛猛山塊】
左手側の展望が開け、紅葉した「三ツ岩」や「毛猛山塊」が見えます。
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【三ツ岩と毛猛山塊】
左手側の展望が開け、紅葉した「三ツ岩」や「毛猛山塊」が見えます。
●*1204m肩付近にて撮影
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●*1204m肩付近にて撮影
●●*土崩山・弥彦山・檜岳
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●●*土崩山・弥彦山・檜岳
●●●*毛猛山・大鳥岳
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●●●*毛猛山・大鳥岳
●●●●*前岳・浅草岳
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●●●●*前岳・浅草岳
●*1455m付近にて撮影
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●*1455m付近にて撮影
●●*中央に未丈ヶ岳
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●●*中央に未丈ヶ岳
●●●*紅葉した南西斜面
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●●●*紅葉した南西斜面
●●●●*日向倉山 見えず
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●●●●*日向倉山 見えず
紅葉を纏った「三ツ岩」をズーム。名前の由来は「三頭沢源頭部があの辺りにあるから…」とも言われています。
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紅葉を纏った「三ツ岩」をズーム。名前の由来は「三頭沢源頭部があの辺りにあるから…」とも言われています。
燃えるようなドウダンツツジの奥に、ようやく未丈ヶ岳ピークが見えてきました。
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燃えるようなドウダンツツジの奥に、ようやく未丈ヶ岳ピークが見えてきました。
8時18分、高度1455mまで登ると、正面に未丈ヶ岳が現れます。途中にザレ岩場アリ。
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8時18分、高度1455mまで登ると、正面に未丈ヶ岳が現れます。途中にザレ岩場アリ。
美しい紅葉を眺めながら最後の登り。後方、越後駒ヶ岳は残念ながら終日のガスでした。
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美しい紅葉を眺めながら最後の登り。後方、越後駒ヶ岳は残念ながら終日のガスでした。
【未丈ヶ岳に到着 
8時30分、ようやく『未丈ヶ岳』に到着。山頂はまあまあの広さ。2時間50分かかりました。
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【未丈ヶ岳に到着 
8時30分、ようやく『未丈ヶ岳』に到着。山頂はまあまあの広さ。2時間50分かかりました。
【未丈ヶ岳に到着◆
未丈ヶ岳の山頂標柱。二等三角点。数年前に来た頃に比べ、刈払いもバッチリ。
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【未丈ヶ岳に到着◆
未丈ヶ岳の山頂標柱。二等三角点。数年前に来た頃に比べ、刈払いもバッチリ。
山頂からは北西方向の「四十峠」「毛猛山塊」の展望がよく利きます。「山全体が紅葉してます…」
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山頂からは北西方向の「四十峠」「毛猛山塊」の展望がよく利きます。「山全体が紅葉してます…」
【東面の山頂草原へ♪】
そして東面の山頂草原へ向かいます。「ここを見ずして未丈ヶ岳に登ったとは言えませんから…」
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【東面の山頂草原へ♪】
そして東面の山頂草原へ向かいます。「ここを見ずして未丈ヶ岳に登ったとは言えませんから…」
●*未丈ヶ岳から山座同定
13
●*未丈ヶ岳から山座同定
●●*笠倉山・津久ノ岐山
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●●*笠倉山・津久ノ岐山
●●●*鼓ヶ倉山・四十峠
12
●●●*鼓ヶ倉山・四十峠
●●●●*黒又川第2ダム
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●●●●*黒又川第2ダム
●*山頂草原の全景
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●*山頂草原の全景
●●*村杉岳・会津朝日岳
23
●●*村杉岳・会津朝日岳
●●●*丸山岳・高幽山
11
●●●*丸山岳・高幽山
●●●●*大津岐峠・燧ヶ岳
13
●●●●*大津岐峠・燧ヶ岳
【そして計画実行へ…】
さてさて、今日は「大鳥池」へのアタックが目的です。北東方向へ草原を下ります。
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【そして計画実行へ…】
さてさて、今日は「大鳥池」へのアタックが目的です。北東方向へ草原を下ります。
【廃道・かつての大鳥池道】
昭和40年代頃までは、未丈ヶ岳から大鳥池を経由して只見川まで下る「大鳥池道」が存在。現在は廃道でヤブ化。
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【廃道・かつての大鳥池道】
昭和40年代頃までは、未丈ヶ岳から大鳥池を経由して只見川まで下る「大鳥池道」が存在。現在は廃道でヤブ化。
毛猛山塊を正面にして草原を下ること5分、踏み跡の終点が見えてきました。その先からヤブ道が始まります。
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毛猛山塊を正面にして草原を下ること5分、踏み跡の終点が見えてきました。その先からヤブ道が始まります。
【いよいよヤブ漕ぎ開始】
8時57分、軍手をはめ、ボロいカッパを着てヤブ漕ぎ開始。「ク〜、しょっぱなから踏み跡なんてないね…」
2018年10月21日 08:57撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 8:57
【いよいよヤブ漕ぎ開始】
8時57分、軍手をはめ、ボロいカッパを着てヤブ漕ぎ開始。「ク〜、しょっぱなから踏み跡なんてないね…」
【大鳥池を目指して…】
9時10分、ヤブを抜け東斜面の草原に出ました。トラバースしながら1430mへ向かいます。「漕ぎ跡アリ…」
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【大鳥池を目指して…】
9時10分、ヤブを抜け東斜面の草原に出ました。トラバースしながら1430mへ向かいます。「漕ぎ跡アリ…」
【V字の沢を2つ横断】
草原トラバースの途中で、V字となった沢を2つ横断。どちらも落差3mほど。水はチョロチョロ。
2018年10月21日 09:11撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 9:11
【V字の沢を2つ横断】
草原トラバースの途中で、V字となった沢を2つ横断。どちらも落差3mほど。水はチョロチョロ。
【小さな池塘が2つ】
1430m手前、東斜面の草原の一角になんと小さな池塘が2つ。「おぉ、こんな所に池塘がある…」
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【小さな池塘が2つ】
1430m手前、東斜面の草原の一角になんと小さな池塘が2つ。「おぉ、こんな所に池塘がある…」
9時50分、1430mを通過。血眼になって探すものの、かつての踏み跡はナシ。尾根上はツツジ、ネマガリタケの激ヤブ。「先が見えない…」
2018年10月21日 09:50撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 9:50
9時50分、1430mを通過。血眼になって探すものの、かつての踏み跡はナシ。尾根上はツツジ、ネマガリタケの激ヤブ。「先が見えない…」
【ヤブにまみれ敗退決定】
9時55分、木に登って進行方向を見たら、まったく進んでいないことに愕然。「だめだ、敗退しよう…」
2018年10月21日 09:55撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 9:55
【ヤブにまみれ敗退決定】
9時55分、木に登って進行方向を見たら、まったく進んでいないことに愕然。「だめだ、敗退しよう…」
【夢破れて山河あり】
このとき、左手側には大鳥岳へと続く稜線、その奥にはガスでけぶる毛猛山塊の姿が浮かんでいました。「夢破れて山河あり…」
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【夢破れて山河あり】
このとき、左手側には大鳥岳へと続く稜線、その奥にはガスでけぶる毛猛山塊の姿が浮かんでいました。「夢破れて山河あり…」
【背丈ほどの笹ヤブ】
敗退を決定したとは言え、戻るのも決して楽ではありません。1430mへ向けて、背丈ほどの笹ヤブを登ります。
2018年10月21日 10:07撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 10:07
【背丈ほどの笹ヤブ】
敗退を決定したとは言え、戻るのも決して楽ではありません。1430mへ向けて、背丈ほどの笹ヤブを登ります。
帰り道、東斜面をトラバースしていると、「大鳥池道」の尾根がよく見えました。「また出直しますよ…」
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帰り道、東斜面をトラバースしていると、「大鳥池道」の尾根がよく見えました。「また出直しますよ…」
【再び山頂草原に戻る】
10時54分、ヤブを抜けだし、再び未丈ヶ岳の山頂草原に戻ります。「やれやれ…」
2018年10月21日 10:54撮影 by  Canon EOS M10, Canon
14
10/21 10:54
【再び山頂草原に戻る】
10時54分、ヤブを抜けだし、再び未丈ヶ岳の山頂草原に戻ります。「やれやれ…」
【山頂草原にてランチ♪】
11時11分、山頂草原の少し小高い場所にてランチタイム♪他には遠くに男性がポツンと1人いるだけ。
2018年10月21日 11:11撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 11:11
【山頂草原にてランチ♪】
11時11分、山頂草原の少し小高い場所にてランチタイム♪他には遠くに男性がポツンと1人いるだけ。
【ひとりで反省会】
「今日はダメでしたね…」
ラーメンを食べながら反省会。奥には南会津の山々が超然とし、沈黙を保っていた。
2018年10月21日 11:17撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 11:17
【ひとりで反省会】
「今日はダメでしたね…」
ラーメンを食べながら反省会。奥には南会津の山々が超然とし、沈黙を保っていた。
【遙かなる会津丸山岳】
マイナー12名山「会津丸山岳」が見えます。「遠いね。あんな山、一生登れないでしょうね…」
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【遙かなる会津丸山岳】
マイナー12名山「会津丸山岳」が見えます。「遠いね。あんな山、一生登れないでしょうね…」
●*南会津の山・山座同定
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●*南会津の山・山座同定
●●*浅草岳・田子倉湖
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●●*浅草岳・田子倉湖
●●●*倉前山・猿倉山
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●●●*倉前山・猿倉山
●●●●村杉岳・会津朝日岳
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●●●●村杉岳・会津朝日岳
●*梵天岳・高幽山・三岩岳
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●*梵天岳・高幽山・三岩岳
●●*丸山・会津駒ヶ岳
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●●*丸山・会津駒ヶ岳
●●●*燧ヶ岳・笠ヶ岳
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●●●*燧ヶ岳・笠ヶ岳
●●●●*景鶴山・平ヶ岳
11
●●●●*景鶴山・平ヶ岳
ヤブで活躍した長靴と軍手。長靴はホームセンターで1980円。「よく頑張ってくれました。帰ろうかな…」
2018年10月21日 11:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 11:21
ヤブで活躍した長靴と軍手。長靴はホームセンターで1980円。「よく頑張ってくれました。帰ろうかな…」
【未丈ヶ岳・下山開始】
11時55分、未丈ヶ岳より下山開始。「紅葉を撮影しながら、ゆっくり下りましょう…」
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【未丈ヶ岳・下山開始】
11時55分、未丈ヶ岳より下山開始。「紅葉を撮影しながら、ゆっくり下りましょう…」
「こんにちは〜♪」
正午近くになりましたが、わずかながらまだ登ってくる方もおりました。
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「こんにちは〜♪」
正午近くになりましたが、わずかながらまだ登ってくる方もおりました。
「未丈ヶ岳→松ノ木ダオ」区間、実にスバラシイ紅葉を満喫しました(^^)/
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「未丈ヶ岳→松ノ木ダオ」区間、実にスバラシイ紅葉を満喫しました(^^)/
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真1
2018年10月21日 13:16撮影 by  Canon EOS M10, Canon
30
10/21 13:16
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真1
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真2
2018年10月21日 12:56撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 12:56
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真2
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真3
2018年10月21日 13:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 13:21
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真3
未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真4
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未丈ヶ岳・松ノ木ダオ 周辺
紅葉写真4
■枝折峠から未丈ヶ岳■
2018年10月19日 10:04撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/19 10:04
■枝折峠から未丈ヶ岳■
■枝折峠から未丈ヶ岳■
2018年10月19日 09:59撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/19 9:59
■枝折峠から未丈ヶ岳■
■山頂を目指す女性■
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■山頂を目指す女性■
■三ツ岩と毛猛山塊■
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■三ツ岩と毛猛山塊■
1204mを通過し、ブナ林のやや急坂、鞍部「松ノ木ダオ」に向かって下り続けます。
2018年10月21日 13:04撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 13:04
1204mを通過し、ブナ林のやや急坂、鞍部「松ノ木ダオ」に向かって下り続けます。
【下山・松ノ木ダオを通過】
13時11分、「松ノ木ダオ」を通過。前ノ沢峰へと登り返し。「ツラい場所です…」
2018年10月21日 13:11撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 13:11
【下山・松ノ木ダオを通過】
13時11分、「松ノ木ダオ」を通過。前ノ沢峰へと登り返し。「ツラい場所です…」
【越冬に向かうクワガタ】
13時26分、「前ノ沢峰」を通過。越冬に向かうクワガタ。ゆっくりとした足取りで歩いていました。
2018年10月21日 13:26撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 13:26
【越冬に向かうクワガタ】
13時26分、「前ノ沢峰」を通過。越冬に向かうクワガタ。ゆっくりとした足取りで歩いていました。
【対岸の四十峠】
左手側、水頭川の対岸に「四十峠」を眺めながら、ゆるやかな斜面を下り続けます。
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【対岸の四十峠】
左手側、水頭川の対岸に「四十峠」を眺めながら、ゆるやかな斜面を下り続けます。
【下山・赤い鉄橋】
14時16分、黒又川「赤い鉄橋」を通過。その後はへつり道を慎重に越えていきます。
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【下山・赤い鉄橋】
14時16分、黒又川「赤い鉄橋」を通過。その後はへつり道を慎重に越えていきます。
【黒又川の上流】
赤い鉄橋より黒又川上流を眺めました。「あと数日で紅葉も最盛期を迎えることでしょう…」
2018年10月21日 14:16撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 14:16
【黒又川の上流】
赤い鉄橋より黒又川上流を眺めました。「あと数日で紅葉も最盛期を迎えることでしょう…」
【下山終了・シャッター】
14時47分、下山終了。泣沢避難口シャッターを開き、帰路に就きました。「車の轟音が響きます…」
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【下山終了・シャッター】
14時47分、下山終了。泣沢避難口シャッターを開き、帰路に就きました。「車の轟音が響きます…」
【バックショット】
「大鳥池」には届きませんでしたが、草原の奥に連なる南会津の山々を楽しみました。それでは、また…(^^)/
2018年10月21日 11:01撮影 by  Canon EOS M10, Canon
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10/21 11:01
【バックショット】
「大鳥池」には届きませんでしたが、草原の奥に連なる南会津の山々を楽しみました。それでは、また…(^^)/
●*眼下に黒又川第2ダム
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●*眼下に黒又川第2ダム
●●*檜岳・百字ヶ岳
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●●*檜岳・百字ヶ岳
●●●*毛猛山・守門黒姫
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●●●*毛猛山・守門黒姫
●●●●*粟ヶ岳・前岳
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●●●●*粟ヶ岳・前岳
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 軍手 長靴 熊鈴

感想

書籍によれば、かつて昭和40年代頃まで、未丈ヶ岳山頂から北東「大鳥池」を経由して只見川まで下る「大鳥池道」なる登山道が存在していたそうです。

「廃道を辿って大鳥池を訪れ、その青い水面を見ることが出来たら、きっとすばらしい秋の1日になるだろう…」
ヤブ漕ぎの技術も無く体力も無い私が、そんな淡い期待と夢を胸に抱いてヤブに挑み、そして当然のごとく途中敗退となりました。

そんなことは全く意に介せず、南会津の山々に囲まれた「大鳥池」は、ひっそりと秋の柔らかな日差しを浴びながらキラキラと輝いていたに違いありません。



【参考文献・その他】
・『関越道の山88』打田0 著 白山書房
・『新潟の山旅』新鉄山岳連盟編 森谷周野監修 新潟日報事業社
・『越後の山旅』藤島玄 著 富士波出版社
・カシミール3D

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