下ノ廊下・水平歩道
- GPS
- 12:09
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 7,303m
- 下り
- 8,107m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:06
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
新宿発の夜行バスに乗り扇沢に着いたのは5時30分頃。
すぐにトロリーバス チケット売り場に並ぶが寒い寒い・・
約1時間並んでチケットを購入し改札口へ並ぶ。
無事に始発(7時30分)バスに乗れたが、乗客の9割は登山者。
黒部ダムへ到着後、展望台には目もくれずダムの下へ向かう登山者の勇ましさ(^^
見ていて感じたのはテント泊装備の割合が高いこと。
そして、テン場の混雑は皆さん承知と見えて我先にと歩くのが早い。
歩を進めると写真で見た光景が次々と現れ、足を停めて景色を堪能。
徐々に高度は上がり道幅が狭く横は切れてくる。
白竜峡付近を歩いている時に雨が降り出した。
(当日の降水確率は60%)
十字峡広場で昼食を取りながら雨具(上着のみ)を着込む。
下ノ廊下は地形の恩恵だろうか降雨量ほどに濡れない。
結局、雨中の”十字峡〜”東谷吊橋””区間は誰にも会わなかった。
東谷吊橋の手前から雨が止み少し青空が顔を出し、元気をもらう。
仙人谷ダムに向けてトボトボ歩く。
「高熱隧道」を読んだ方なら誰もが見てみたい?と思うダムですね。
戦前にこれだけの規模のダムを作るとは。。
関電人見宿舎を通過すると予想だにしていなかった急登が出現。
思わず急登に向けて「何だね君は!」と言いたくなるが、返答が返ってくる訳はなく。。
黙々と急登を登る。。。ノックダウンする寸前で何とか登りきった。
その後は暫くトレッキングコースが続き、気分も晴れやかに。
良い事が長く続かないのは世の常。
激下りが待っていた。
「ぬお〜!」と空回りしそうな気合を入れ安全第一でユックりと下る。
何の前振りもなく阿曽原温泉小屋に到着。
いち早くテン場へダツシュし場所を確保してから小屋で受付をしようとしたが、
小屋前を通過した所で綺麗なお姉さんに声を掛けられる。
「お疲れさまです。テント泊ですね。こちらへ記帳下さい」
何とか無事に場所を確保しテントの設営も終了。
温泉にも入らず早々に就寝する。
ちなみにトイレは外観とはアンマッチに水洗でした。
一体、どこに流すんでしょうか?という詮索は辞めましょう!
さて翌朝。
皆さん、出発が早い。
私が出発した6時30分にはテン場はガラガラ(もぬけの殻)
さて、この日の目玉は水平歩道。
本当に水平でした。
先人の御尽力に頭が下がる想いです。
水平歩道も終盤になると雪を被った唐松岳・不帰の嶮が見えてくる。
その後、展望台へ寄り景色を堪能。
下を見るとお揃いの青いヘルメットを被った軍団がユックリと登ってくる。
しかも皆さん、普段着でとても登山をする様相には見えない。
話を聞くと欅平駅〜展望台までのツアーのようだ。
欅平駅へ下る途中、登山路でその青い軍団と擦れ違う事になり、「どうぞ!」と道を勧めが逆に「どうぞ!」と勧められた。
多勢に無勢で遠慮なく下山させて頂くことにした。
ツアー客には若い女性も居たため、華麗なステップで竹の橋を渡ろうとしたら思いっきりコケてしまった。
やはり私は阿保だと反省しながら大勢の人で賑わう欅平駅に到着。
無事に11時台のトロッコ列車のチケットをゲット。
(12時台は全て売り切れ)
気の張りは完全に抜け100%観光客として車上から景観を楽しむ。
宇奈月温泉の日帰り温泉施設で入浴し、富山地電で新黒部駅で下車。
隣接された北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅をしり目に豊かな自然を堪能しながら田んぼ道を歩くこと20分。
高速バスの発着場である黒部ICへ。
ほぼ定刻にバスに乗車し、約50分遅れで的場バス停(埼玉)に到着下車。
今回は生涯忘れられない登山となりました。
道を切り開いた先人の方々、登山道の整備にあたってくれた方々、
私達が歩けるのは皆さんのお陰です。
どうもありがとうございます。
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