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Yamareco

記録ID: 1631554
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ハイキング
東北

背戸峨廊と蓬田岳:磐城の滝の続く渓流、そして紅葉の里山

2018年10月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:55
距離
11.6km
登り
899m
下り
889m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:12
休憩
1:51
合計
7:03
距離 11.6km 登り 899m 下り 891m
8:05
8:10
30
8:40
15
8:55
9:05
62
片鞍滝
10:07
10:20
69
三連の滝
11:29
11:40
0
11:40
12:30
0
車で移動
12:30
12:40
71
13:51
14:03
37
14:43
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
背戸峨廊:磐越東線の江田駅前の県道41号線から舗装の林道を入って500mの背戸峨廊登山口にきれいなトイレと駐車場(舗装25台程度)。朝7:30は他に1台のみ、帰り11:30は15台程度だった。
蓬田岳:ジュピアランドひらた駐車場。芝桜まつりの時以外は無料、100台程度。28日は12時半で、15台程度、帰り15時前は5台だった。
コース状況/
危険箇所等
背戸峨廊:基本的には山に慣れていない人の行く所ではないと思う。沢登ではなく、鎖や梯子が多く設置されており、安全は確保されている。濡れた岩や苔など滑りやすい所に注意。急ぐのは禁物、鎖は使った方が良い。ストックは不要というか、邪魔なので持たない方がよい。豪雨で沢が荒れると入山禁止になる。昨年は何度かそういうことがあった。昨年12月からは順調なので、お早めにどうぞ。
蓬田岳:危険箇所はまったくない。登りの旧登山道は普通の山道、下りのジュピアランドへの道は丸木の階段で整備された遊歩道。
[背戸峨廊] 登山口駐車場とトイレ(トイレ、手洗い場も清潔)。
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[背戸峨廊] 登山口駐車場とトイレ(トイレ、手洗い場も清潔)。
背戸峨廊の石碑。
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背戸峨廊の石碑。
背戸峨廊案内。
背戸峨廊登山口、ここから。
背戸峨廊登山口、ここから。
直ぐに鬱蒼とした木々の中の清流へ。
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直ぐに鬱蒼とした木々の中の清流へ。
早速、へつり。
最初は概ね右岸(上流に向かって左)を行く。
最初は概ね右岸(上流に向かって左)を行く。
両岸は切り立った岩壁。流れには20cmくらいの魚影が。
両岸は切り立った岩壁。流れには20cmくらいの魚影が。
この辺りは左を高巻き。
この辺りは左を高巻き。
最初の滝は、廻り淵。
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最初の滝は、廻り淵。
その上の滝。
苔むした東屋あり。
苔むした東屋あり。
初めての大きな滝はトッカケの滝。
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初めての大きな滝はトッカケの滝。
滝の傍の道を登りながらトッカケの滝。
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滝の傍の道を登りながらトッカケの滝。
トッカケの滝の梯子、これを登る。
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トッカケの滝の梯子、これを登る。
トッカケの滝の上、釜ヶ淵
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トッカケの滝の上、釜ヶ淵
しばらくは穏やかな谷になるが、
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しばらくは穏やかな谷になるが、
流木などで少し荒れている。
流木などで少し荒れている。
こんな所をへつりながら行く。
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こんな所をへつりながら行く。
こんな所にダイモンジソウ。
3
こんな所にダイモンジソウ。
右岸から左岸へ。この様な鉄板の橋が全部で8か所。
右岸から左岸へ。この様な鉄板の橋が全部で8か所。
流れは穏やかだが、高巻きの梯子や、
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流れは穏やかだが、高巻きの梯子や、
水線近くのトラバースも。
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水線近くのトラバースも。
足場はあるし、鎖もあるので大丈夫。
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足場はあるし、鎖もあるので大丈夫。
しばらく、穏やかな流れが続く。
しばらく、穏やかな流れが続く。
片鞍滝、これはきれいな流れだ。
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片鞍滝、これはきれいな流れだ。
片鞍滝と右の梯子。
片鞍滝と右の梯子。
長い梯子を登る。
長い梯子を登る。
片鞍滝の上から、振り返る。
片鞍滝の上から、振り返る。
この辺は滝が連続する。これは龍門滝。
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この辺は滝が連続する。これは龍門滝。
滝の左を行く。
龍門滝の上部。
激しい流れ。
小さな高巻きの梯子も結構ある。
小さな高巻きの梯子も結構ある。
長い高巻きの梯子。
長い高巻きの梯子。
龍の寝床。
ヤマトリカブトの花が咲いている。
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ヤマトリカブトの花が咲いている。
心字の滝。
鹿の子滝。
見返り滝の標識。
見返り滝の標識。
見返ってみましたが、
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見返ってみましたが、
ここは滝の落ち口に近い所を行く。
ここは滝の落ち口に近い所を行く。
最後の滝である三連の滝(みれんのたき)
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最後の滝である三連の滝(みれんのたき)
三連の滝の上に少しモミジがあった。
三連の滝の上に少しモミジがあった。
尾根へ数分登って分岐。ゆっくりコースで帰る。
尾根へ数分登って分岐。ゆっくりコースで帰る。
やや笹がうるさいが、傾斜の緩い道。
やや笹がうるさいが、傾斜の緩い道。
だいぶ下が近づいた所。
だいぶ下が近づいた所。
県道41号線の背戸峨廊入口の標識。
県道41号線の背戸峨廊入口の標識。
県道41号線沿いの夏井川渓谷、紅葉はこちらの方がきれいだ。
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県道41号線沿いの夏井川渓谷、紅葉はこちらの方がきれいだ。
[蓬田岳] 平田村から蓬田岳。
[蓬田岳] 平田村から蓬田岳。
ジュピアランドひらた駐車場。
ジュピアランドひらた駐車場。
駐車場から蓬田岳。
駐車場から蓬田岳。
駐車場から少し下って、蓬田岳登山道(旧道=本道)入口。
駐車場から少し下って、蓬田岳登山道(旧道=本道)入口。
少し登ってまた鳥居があり、ここを左へ。
少し登ってまた鳥居があり、ここを左へ。
陽当りが良いので、紅葉がきれい。
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陽当りが良いので、紅葉がきれい。
杉林の中の登りとなる。
杉林の中の登りとなる。
少し登ると杉林の中、岩が多くなってくる。
少し登ると杉林の中、岩が多くなってくる。
稜線に出ると紅葉の広葉樹林帯になって明るくなる。
稜線に出ると紅葉の広葉樹林帯になって明るくなる。
巨岩が多くなる。
巨岩が多くなる。
岩の間を登る。
見事な紅葉もあり。
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見事な紅葉もあり。
蓬田岳山頂直下の登り。
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蓬田岳山頂直下の登り。
蓬田岳の肩にある御社。
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蓬田岳の肩にある御社。
この先が電波塔、更にその先に山頂。
この先が電波塔、更にその先に山頂。
電波塔の下はあまり展望がない。
電波塔の下はあまり展望がない。
山頂の岩から郡山の街の向うには磐梯山が見える。
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山頂の岩から郡山の街の向うには磐梯山が見える。
阿武隈山地だが、何処だろう。
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阿武隈山地だが、何処だろう。
ジュピアランドへの整備された道(探検コース)。
ジュピアランドへの整備された道(探検コース)。
遊歩道っぽい。
ジュピアランドの一角に下りてきた。
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ジュピアランドの一角に下りてきた。
春にはここが一面の芝桜になる。人工だけど。
春にはここが一面の芝桜になる。人工だけど。

感想

今週末は、土曜は低気圧で東北全域ほぼ雨、日曜は寒気の吹出しとなり、日本海側は雨、奥羽脊梁の山は微妙なところかな。朝5時に気象庁の降水短時間予報を見ると、山形方面は小雨の予報だ。仮設橋が撤去される前に黒伏山にでも行こうかと思っていたのだが、晴間違いなしの所に行こうかな。強い冬型の時のために取っておいたのだが、行ってしまおう。ということで、いわき市の背戸峨廊に行くことにした。背戸峨廊は滝の連続する渓谷歩きで、ピークハントではない。どこか山頂にも行きたいので、近くの山:蓬田岳と組み合わせで行くことにした。

いわきから小野新町への県道41号線は磐越東線に沿って走っている。41号線の江田駅傍の背戸峨廊の標識から舗装だが暗い林間の道を入る。500m位だが狭い道ですれ違いは難しい。駐車場は広く舗装、25台程度。トイレもあり、清潔である。背戸峨廊の案内板の所から登山道に入る。直ぐに左に山道が分かれるが、帰路の早回りコースだろう。ここでは沢への道を進む。直ぐに沢沿いを行くようになる。上空は晴れているようだが、渓谷の中は暗い。最初は道は沢の右岸沿いに続いており、コンクリートで固められた狭い道や、鎖のあるへつり等もある道、一部高巻きの道である。最初の滝、廻り淵や小滝を経て東屋があると、最初の大きな滝、トッカケの滝に出る。左、一般路、右、滝登りとあるが、そのまま右の沢沿いを進む。トッカケの滝の左側に梯子があり、高巻くのだが、ここを登るのが滝登りなのかな。その上の釜ヶ淵がきれいである。その後は、しばらくは、沢自体は穏やかな流れであるが、道は何回か鉄板の橋で沢を渡ったり、水線近くをトラバースしたりする。危なそうな所には必ず鎖が備えられている。ハシゴを使った高巻きも結構手間がかかる。やがて、次の大きな滝である片鞍滝が見えてくる。これは美しい滝である。右側に長いハシゴが備えられ、そこを登って高巻きする。この辺りは滝が多く核心部かな。その上も水線近くのトラバースやハシゴを使った高巻きが益々激しくなる。鹿の子滝を経て、最後の大滝である三連の滝(みれんのたき)下に出る。ここでしばらく休憩する。なかなか楽しい渓谷だったな。

ここからは、滝沿いを登ることはなく、道は左に稜線に登って行く。単調な登り数分で、早回りコースとゆっくりコースの分岐がある。急坂のないゆっくりコースで下ることにする。さらに数分登りが続くが、後は山腹をトラバースする下りが続く。道には笹が生えかけて、少しうるさいが傾斜は緩い。最後に少しだけ小沢沿いを行くが、そこから直ぐに駐車場のトイレ側に出る。背戸峨廊で出会った方は1人だけだったが、下ってくると結構車は停まっていたので入渓者はあるようだ。背戸峨廊の道はかなり整備されており、沢登りではないが、確かに渓谷美を楽しむことができる。紅葉は2週間程先かな、でも植生なども関係するのできれいかどうかは分からない。この周辺の紅葉の名所はむしろ県道41号線沿いの夏井川渓谷らしい。蓬田岳に向かう途中で通ったが、紅葉も進んでいて渓谷もきれいだった。

平田村に入ると蓬田岳が見えてきた。ジュピアランドは4月辺りの一面の芝桜が有名だが、駐車場は広く、芝桜まつり以外の季節は無料である。駐車場から50m位戻ると、蓬田岳登山口の標識があり、入口は鳥居である。少し登るとまた、鳥居があり登山道が続く。蓬田岳は元々はその奥社なのかな。そう言えば、登山道は暗い杉の大木の間を登るようになる。登って行くと、道は徐々に岩が多くなって急登になる。頂上まで500mの標識で小休止。883mの稜線までは急登が続く。稜線に出るとやや緩やかになり、周辺は紅葉した広葉樹林帯となって明るく、歩きやすくなる。岩も多くなって最後の登りで御社のある場所に出る。周りは樹林で展望はよくない。御社から少し行った電波塔まで行っても樹林で展望が得られない。その少し先が大きな岩のある蓬田岳山頂だった。そこからの眺望が良い。蓬田岳山頂からは、磐梯山や安達太良山がきれいに見えた。案外、高い山でも天気が良かったのかもしれない。船形辺りも晴れていたのかな。山頂からの下りはジュピアランドへの道(探検コースと名付けられている)を使う。遊歩道の様に整備された道で、ほとんどは丸木の階段、一部板の階段である。余り足元に気を使わなくてよいのはいいが、これを登るのはやや味気ない。登りは今回登ったコースが良いだろう。蓬田岳は案外紅葉がきれいで、やはりきれいな紅葉には陽当りが重要だな。蓬田岳にも来てみて良かった。

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コメント

kyenさん、おはようございます
紅葉前線とともに南下してこられましたか
ここの所東北にはご無沙汰ですが、いわきには時々行っているので、機会があれば参考にします。
写真69 阿武隈山地最高峰大滝根山だと思います。山頂が航空自衛隊基地になっています(写真にも写っています)。小生もツツジの時期登ったことがありますが、山頂には立っていません(事前申請が必要のよう)。
2018/10/29 8:57
odaxさん、こんばんは。
有難うございます。この写真、大滝根山でしたか。山頂にレーダー基地があるんですよね。昨年、やや北方の鎌倉岳に登った時には、真南に見える大きな山ということで、判ったのですが、今回は判りませんでした。阿武隈のもう一つの1000m峰は日山(1057m)ですが、こちらには行ってみたいです。

odaxさん、ご回復のようで。いわき市でしたら、先ず、岩場のある二ツ箭山がお勧めですよ、次に背戸峨廊です。
2018/10/29 17:46
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