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記録ID: 1637029
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ハイキング
東北

木地夜鷹山

2018年11月03日(土) [日帰り]
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ad70s その他1人
GPS
03:51
距離
7.0km
登り
506m
下り
486m

コースタイム

日帰り
山行
3:32
休憩
0:21
合計
3:53
9:57
98
スタート地点
11:35
11:52
34
12:26
12:30
80
13:50
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・磐越道西会津ICから国道400号西方街道を南下。落合で右の林道に入る。小さく山名看板あり。
・大滝に4戸ほどの集落あり。さらに舗装道路(ごく一部ダート)を進むと、道路が左に大きく曲がっていく箇所が顕著な三叉路になっている。黒男山に行く場合はここに駐車するようだ。
・この三叉路を右折し、すぐにダートになる。だんだんと轍が深くなるので車種によっては途中の空きスペースに止めて歩いてもいい。大した距離ではない。
・林道最終点で6台程度駐車可能。車も転回できる。途中はすれ違いは難しい
コース状況/
危険箇所等
・渡渉6箇所あり。秋のこの時期でも結構な水量で、沢靴、長靴または長靴持参が楽かもしれない。流されるような沢ではない。
私達は長靴はもたないので、スパッツをがっちり巻き、大きいゴミ袋で対応。水流は激しくないので大丈夫。6箇所中3箇所で袋を使った。
下山時は、私は面倒なのでスパッツのままさっさと渡る。滲みる程度で浸水はしなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・登山道のない山、で有名だが、実際は道はある。標識はないがところどころ赤布もあるので、道間違いの可能性は低い。
・沢を離れて一尾根超えると、小沢の横断のために切れた斜面のトラバースあり。ロープもあるので慎重に行けば大丈夫。
・山頂直下のザレた箇所にもロープもあり。
・山頂から「夜鷹山」方面、「高陽山」方面のどちらへも、細いが踏み跡あり。この日、お一人だけ夜鷹山を超えて次のピークまで往復された方がおられた。新潟の方で朝6時から登られたとか。今日はこの方とわれわれだけ。
・我々は「高陽山」方面に進んでみた。両側はほぼ断崖で狭いところは50cmほどの道幅だが、藪が濃いので滑落の可能性は低い。
・百戸沼へは、画像の看板を目印に。向かって右手に道形があるようなないような…沼ですので低い方、歩きやすいほうに降りていくと多分着きます。予想以上に大きい沼で、この隣の平地に昔百戸以上の民家があったとか。
国道400号落合にある案内板
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国道400号落合にある案内板
林道終点に駐車
廃林道のようだ
渡渉は6箇所で、靴スパッツでは多分浸水する深さ
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渡渉は6箇所で、靴スパッツでは多分浸水する深さ
沢を離れる
沢沿いで明るい
最後の渡渉点のPB
ゴミじゃないのでこのままにしておくとのこと
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最後の渡渉点のPB
ゴミじゃないのでこのままにしておくとのこと
百戸沼はここで右折
ピークは左の斜面を斜上していく
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百戸沼はここで右折
ピークは左の斜面を斜上していく
若いブナの純林を登る
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若いブナの純林を登る
尾根が狭まり
藪ぽくなって
急になって
ほら飯豊山
ロープがでてくると
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ロープがでてくると
木地夜鷹山
展望のいい山頂
これが噂の
狐もどしです
遠くに磐梯山
飯豊連峰
明日登る山も白い…
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明日登る山も白い…
後ろの黒男山
高陽山への細尾根を
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高陽山への細尾根を
降りてみます
やっぱり木地夜鷹にもスラブがついてたね
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やっぱり木地夜鷹にもスラブがついてたね
ここだと全部見えるね
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ここだと全部見えるね
その奥に続く稜線にもスラブ
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その奥に続く稜線にもスラブ
細尾根を登り返す
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細尾根を登り返す
台倉山を見ながら帰ります
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台倉山を見ながら帰ります
ブナ林は
最後の輝き
急斜面を降り
ここで右に進み
薄藪を抜けると
素敵なところでした
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素敵なところでした
では帰ろう
ちょっと危険なとこ
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ちょっと危険なとこ
隣は何をする人ぞ
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隣は何をする人ぞ

感想

この季節、西会津、南会津を歩きたくなる。山また山の会津の奥、山の尾根の一つ一つが熟した柿のように赤く色づいていて、日が当たるとそれがふっくら盛り上がるように、美しく懐かしく心惹かれる風景。

会越国境付近の山々、メイジャーな御神楽岳でも、マイナーピークの木地夜鷹山でも、幾多もあるピーク群の一つ一つが強烈な個性を発揮していて、あのスラブを眼の前でみたいとか、あの細尾根の上に立ったら、どんな風景が見えるんだろうかとか。ここはそういう山ばかり。

今年こそと、11月初旬に登る予定だったところ、ちょうど直近でsinobunoさんが歩かれていた。ほかの方の数少ないヤマレコの過去記録も全部拝見し、大いに参考にさせていただいた。

下山後は、さらに奥の会津、只見町へ。秋はいっそう深まってくる。

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コメント

懐かしき藪山
cheeze さん こんにちは

3日は会津でしたか。
夜鷹の山名や"狐戻し"、 百戸沼、廃村跡等ロマン溢れるキーワードを聞いて、懐かしくなりました。私も随分前に登りましたが、その後ロープや標識等多少整備が進んでいる様ですね。

豪雪の造形たるスラブの山肌は、樹林帯の紅葉とは違う美しさがあり、奥会津の特色でもあります。小さな温泉や美味しい山の産物も多く、何より原生豊かな奥会津は私も大好きな山域です。今後も時折遠征 ?下さいね。
2018/11/7 4:04
Re: 懐かしき藪山
tonkaraさんのレコももちろん拝見して臨みました。そしたらtonkaraさんの他の藪山記録もついつい読んで時間が過ぎていった…
 黒男山にも登ってらしたんですね。全山藪でしたか。こちらも今は登山道あるみたいですね。ちょうどこの日、木地夜鷹へいく三叉路で一台停まって登山準備されている方がいて、お聞きしたら黒男山に登るんだとか、われわれ年代の新潟のご夫婦でした。

木地夜鷹も、「道」はすっかりできあがっていて、tonkaraさんが「途中沢におりて登り返した」と記述されていた小沢のトラバース、ロープが張られて危険はなくなっていました。百戸沼からは、わかりにくいものの注意してみれば道型は見えます。木地から夜鷹へ向かう尾根道も、当日戻ってこられた方のお話だと「踏み跡はある」「それほど苦労はしないはず」とのことでしたね。こちらの男性は、夜鷹からスラブ尾根を全部渡って次の次のピーク(名前忘れたが)までいってこられたとのこと。この人もすごい「藪マスター」でした。

この日は私に付き合ってもらってマイナーピーク登りましたので、翌日は家内の希望に沿って、会越の美形の名山をロングで歩きました。美しい会津の山と、見事な雲海楽しめました。いまレコ作成中ですので、後程またご覧いただければ幸いです。以前tonkaraさんの歩かれた近くです。
2018/11/7 8:02
お疲れ様でした。
cheezeさん、初めまして。
木地夜鷹山のレコが直ぐに出るなんて思っていませんでしたので、とても嬉しい気持ちです。(^-^)
会越国境の山は、決して高くはありませんが、奥深く、未知な部分が多く、魅力的な山塊だと思います。
2018/11/7 10:50
Re: お疲れ様でした。
多分ですが、西会津のマイナー藪山の中では一番位に知名度あるんじゃないでしょうか。木地夜鷹とか狐もどしとか百戸沼とか、名前がいいですよね。そして、この大スラブ地帯のある意味展望台的なピークですからね。
行く前に、家内に予習しておくようにレコを読んでもらっていたので、あのペットボトル見て「あーあれだ〜」と笑ってましたよ
sinobunoさんの国土山、これこそ全く知りませんでした。奥が深いですね。

山に登らなくても、ドライブだけでもこの時期はいいですよね。夕日を追いかけてたくさんの撮り鉄さんが只見川沿いに車を止めています。またいい山をご紹介くださいね
2018/11/7 12:15
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