雲海ちゃうんかい!(大江山、天岩戸神社)
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- GPS
- 04:33
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 756m
- 下り
- 743m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
レポタイはひどい駄洒落で失礼します。なんでこうなったのかは最後のあたりに。
昨年大江山に行って、素晴らしい雲海を見ました。その後鍋塚まで往復し、まさにスカイハイクを楽しみました。ただ、心残りは到着時には既に陽が上がっていたことでした。あれだけ素晴らしい雲海なら、是非御来光を見たかった、どうしてあと30分早く起きなかったのか、そういう悔恨が残ったため、今年は御来光に合わせて再チャレンジを計画していました。それで、私が「大江山はいい!」と何度も宣伝するものだから、パート先の方も行く気になったようで、先週に続いてグループでの山行きを計画しました。
ただ、雲海は時間通りに行けばそれでいいわけではなく、雲海が出てくれなければお話になりません。それで、例によって週末冒険家のサイトを定期的にチェックするわけです。すると、今週に入った途端に80%台という高確率の予報が出ました。これはいいと期待を膨らませていたら、突然金曜日に35%まで落ちてしまい、あまりの急激な落ち込みに落胆を隠せません。しかし、同行者からも「やめときましょう」という要請もなく、山が逃げるわけではないんだから、雲海が出ようが出るまいが行こうと言うことで、朝4時に家を出ました。
五条大宮で待ち合わせして、私の自動車に集合。ここから京都縦貫道を通って舞鶴大江ICで降り、さらに一般道を通って大江山を目指します。いつものように亀岡や丹波あたりで霧が出るのですが、福知山に入ってからは霧が薄く、「大丈夫だろうか」という不安が頭をよぎります。ただ、最新予報を確認したメンバーからは、「今朝75%だった」という情報を貰い、とにかく鬼の人形を見ながら大江山に登っていきました。途中、対向車はもとより先行車・後続車もなかったのですが、鬼嶽稲荷神社に着くと、既に5-6台の車が停まっており、他にも雲海を狙っている人がいることが知れます。その一方で、結構神社から近い場所に車を停めることができました(大江山の駐車スペースは路側であり、一度稲荷前で方向転換してから戻って、適切な場所に駐車します)。
期待と不安を胸に休憩所の脇から覗くと・・・出てます出てます。前回ほど分厚くはありませんが、雲の海から山々が島のように姿を見せているのが神々しいようでした。できれば、手前の三角の山(後で別方向から見ることになる、日室ヶ嶽でした)が雲に埋もれてくれればよかったのですが。同行者も満足して頂いたようで、この場所で御来光を待ちました。日の出の瞬間も雲が邪魔をすることなく、美しい暁光を見ることができました。
その後、大江山頂上(千丈ヶ嶽)を目指して登り始めました。参加メンバーの脚力や、その後の予定もあって、鍋塚までの往復は放棄し、鳩ヶ峰までの往復という、比較的ソフトなメニューになっており、比較的無理なく千丈ヶ嶽、鳩ヶ峰山頂を踏むことができました。稜線からの雲海も、前回ほどの見事さはなく、特に西側はうっすらとしたものでしたが、それでも目を楽しませながらハイキングをすることができました。一応、赤石ヶ岳まで行くルートは用意していましたが、無理をしないと言うことでそのまま稲荷神社まで。ただ、せっかくなので「鬼の洞窟」に行ってみようということになって、再度出発。この道が結構大変でした。坂は急だし、手がかりは不充分だし、標識もあまりありませんでした。ただ、「洞窟」は確かにそういった伝説が発生しそうな雰囲気を醸し出していました。さらに、鬼嶽不動へも行ってみようと決まり、そちらへも向かってみました。こちらは、「不動、滝、ブナ林、逆さ杉」の4つがあるということでしたが、そもそも標識が乏しい上に、どれが逆さ杉なのかははっきりせず。ただし、こっちの道は洞窟よりもずっとソフトでした。
一応これで山行きは終わりの筈なのですが、前回来た時は訪問を諦めた天岩戸神社にも立ち寄る予定でした(諦めた理由は駐車場代が高かったため)。ただ、食事のために移動している最中に、元伊勢の外宮も通ったため、どうせなら外宮・内宮も回った上で天岩戸神社に行くことに。この元伊勢というのは、もともとこのあたりにおられた神様がその後伊勢に祀られたという言い伝えに基づくもののようです。もちろん社殿の規模は伊勢神宮とは比較にならないとは言え、格式の高そうな立派な神社でした。
天岩戸神社は、内宮皇大神社の境内からショートカットできます。この道の途中からは、先程大江山から見た日室ヶ嶽を遙拝することができます。日室ヶ嶽は神の山として禁足地になっているらしく、こうやって遠くから拝むのだそうです。その後天岩戸神社に到着。車道からしばらく階段を降り、谷の隣りにある巨岩の上に本殿があります。本殿の前に到達するためには、この岩をよじ登る必要があり、多くの人は備え付けられた鎖を頼りに登るようです(登る距離自体は少しです)。この谷にはその他にも巨岩が多くあり、スピリチュアルな場所としての波動を放っていました。駐車場代は1日500円で、ひとりで払うにはちょっと高いと感じましたが、実際に足を運んでみると、充分妥当なものでした。
大江山は、雲海のベストスポットまで自動車で到達できますし、その後の山歩きもきつすぎずゆるすぎず、いろんな人に推薦できる山と思います。来年は鍋塚を超えて、鬼の岩屋まで行ければいいのですが。
さて、タイトルに「雲海ちゃうんかい」とありますが、雲海は実際に目にしています。タイトルに偽りありではなくて、このタイトル、雲海が出なかった時用に考えたダジャレだったのですが、あまり使われた例が多くなさそうなので、この機会に是非使っておきたかったのです。というわけで、「雲海目指して行って、実際雲海が見えたのに、代表写真は雲海とちゃうんかい」ということでご理解下さい。
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.co.jp/activity/2797549
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